時々、頭がガンガン・ズキズキと痛むことがある…。
「最近頭痛に悩んでいる」と人に話すと、「片頭痛(ヘンズツウ)じゃない?」と返されることがあるかもしれません。
ヘンズツウ?
片頭痛は、10人に1人くらいの割合の日本人が抱えている、一次性頭痛(=特に手術や処置が必要でない慢性の頭痛)です。

ちなみに、私も片頭痛持ちです~。
このページでは、片頭痛の症状や特徴をまとめてみました。
今悩まされている頭痛が、片頭痛の可能性が高いのか、参考にしていただければ幸いです。
片頭痛の症状はどんな特徴がある?
片頭痛の主な症状としては、以下のような特徴があります。
- ズキズキ・ガンガンと脈拍に連動したような頭痛がする
- 頭の片方が痛む
- 吐き気・嘔吐を伴うことがある
- 頭痛がはじまる前に目の前がチカチカする(閃輝暗点)
- 光・音・においに対して過敏になる
- 頭痛がはじまると立っていられないくらいつらい
- 頭痛が続く長さは数時間から、長くても2~3日程度
- 頭痛は毎日あるわけではなく、月に数回、年に数回の人もいる
- 女性の場合は月経周期と連動することが多い
- 空腹時に起きやすい
- 仕事が休みの週末に起きることが多い
- 台風や降雨など気圧が低い日に起きる
自分の片頭痛にはあてはまらない症状もたくさんある
片頭痛の主な症状をあげてみましたが、片頭痛は人によって症状がちがいます。
私は片頭痛持ちですが、まず、片頭痛の大きな特徴である、頭痛の前兆として起こる「閃輝暗点」は起こりません。
「閃輝暗点」は完全には解明されていませんが、片頭痛と連動した、脳の作用だと考えられています。
「閃輝暗点」で不思議な光を見ることが、芸術制作のインスピレーションになったり、宗教体験のように感じられることもあるそうです。

ちょっと「閃輝暗点」体験してみたいかも…。でもそのあとにあの頭痛が来るんじゃツライなあ…。
また、週末片頭痛も私にはありません。
週末に片頭痛になりやすいというのは、片頭痛はストレスから解放されたときに、起きやすいためです。
ストレスから解放されると、脳内のセロトニンという物質が減少し、片頭痛を引き起こすとされています。
また、天候・気圧の変化が片頭痛を引き起こすというのもよく言われますが、私は、今のところ、天候が原因で片頭痛が起きたと感じたことはありません。
まとめ
以上のように、片頭痛の症状には特徴がありますが、個人によって大きな差があります。
典型的な片頭痛症状とされるものも、人によってはあてはまらないことがあります。
その意味で、片頭痛の自己診断は難しいと感じます。
片頭痛は「一次性頭痛」のひとつで、緊急性はありませんが、頭痛の中には「二次性頭痛」といって、すぐに治療が必要なものもあります。
ひどい頭痛があった場合は、自分の頭痛は片頭痛にあてはまりそうだなと思っても、一度、専門家の診断を受けましょう。

私は脳外科に行って、CT、レントゲン、MRIを撮影しました。大きな病気ではないということがわかれば安心できますので、一度しっかり調べることがおすすめです!