【幽遊白書】飛影はなぜ武威にとどめを刺さなかったのか?

幽遊白書
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『幽遊白書』で一番人気があるキャラクター飛影

主人公グループの幽助、桑原、蔵馬と比較しすると、飛影には作品の中で大きな性格の変化が見られます。

あ、ちなみに初登場時の「黒歴史」は別ですよ!

アレは「設定があやふやだっただけ」と思ってるので、ここで語りたいのは四聖獣編以降、冨樫先生が意図的に飛影の性格に変化をもたらしていると思われる点です。

その「飛影の変化」を大きく感じるのが、暗黒武術会での戸愚呂チーム・武威との戦い。

飛影は武威に圧勝しますが、とどめを刺しません

四聖獣編での青龍や六遊怪チームの是流との戦いでは、相手に情け容赦なかった飛影が、なぜ武威にはとどめを刺さなかったのか。

この部分について考察してみます。

武威にとどめを刺さなかった表向きの理由は?

武威は戸愚呂兄弟にチームメイトとして認められるほどの実力者で、サディスティックな鴉とくらべると言動に品を感じます。

黒龍派を「極めた」飛影に勝てないことを悟った武威は、最後は無抵抗になり、飛影に対しとどめを刺すように言います。

武威がここで死を選ぼうとしたのは、自分の力に絶望したから。

オレがかつて戸愚呂と戦って敗れた時……オレにはまだ強くなる可能性があった

再戦を糧にオレは自分の限界まで強くなった…

戸愚呂はさらに強くなっていた 逆に力の差は圧倒的に開いたのだ

そしてお前にも完全に負けた もはや生きる意味もない

こんな品がよくて大人っぽい武威の言葉に対し、飛影の回答はいかにも飛影。

フン 死にたきゃ勝手に死ね

オレは指図されるのが嫌いでな

…子ども!あまりにも子ども!指図されたくないのが理由か!

飛影は妖怪としては若い部類のようで(少なくとも妖狐蔵馬よりは年下)、武威は姿形から見ると結構大人なのではないかと思います。陣とかよりはずっと上で、酎と同じか上くらいかな。

飛影には大人の絶望はわからないのだろうなあ…。

飛影がとどめを刺さなかった理由は他にある気がする

さて、表向きは「指図されたくないから武威にとどめを刺さなかった」飛影ですが、じゃあ武威が命令口調じゃなくてお願い口調だったらとどめを刺したのか?と言うと…

刺さなかったでしょうね、たぶん。

「オレに指図すんな」は、おそらく口実でしょう。

飛影は武威がムダな抵抗をしなければ、はじめから命まで取るつもりはなかったように感じます。

だから勝負がほぼ決まったと思ったら、連続攻撃をいったん止めた(武威の足元に「スタ」と止まるシーン)。

武威が何も言わなければ、飛影から「もう決着はついたということでいいな?」と言っていたんじゃないか…と推測します。

なぜ飛影がこのシーンで、青龍や是流と戦った時とは違う態度を見せたか。

まあこれも推測なんですけど、暗黒武術会で幽助たちが必要以上の殺傷をしない姿を見て影響を受けているんじゃないか…と。

幽助、桑原、幻海は、暗黒武術会でほとんど戦い相手を死なせていません。対戦が終わった相手が幽助と戸愚呂の戦いを見学に来ている姿でわかります。イチガキすら生きてるんですね、ビックリ。

幽遊白書の面白いところは、「妖怪は人間と違って残酷で血なまぐさいことが原則として好き」という前提があるのですが、幽助と関わる妖怪がどんどん人間っぽくなっていくところです。

ぽこ
ぽこ

逆に妖怪みたいな人間が登場するのも面白みですけどね。

相手によって判断を変える蔵馬との違い

さて「相手にとどめを刺すかどうか」というテーマが作中で最も描かれるのは、蔵馬です。

蔵馬は命乞いする六幽怪Tの呂屠にとどめを刺す一方で、「とどめを刺してくれ」と願う魔性使いTの凍矢を生かします。

また飛影が武威の命を助ける直前の戦いで、蔵馬は鴉の命を奪います。

鴉への攻撃はテンカウント後だったので、蔵馬は武術会との勝敗とは関係ない殺傷を行ったことになります。

何を意味するか…というと、蔵馬は生きる価値があるかどうか相手の命を値踏みするところがあります。

ぽこ
ぽこ

仙水編では戸愚呂兄に対し「お前は死にすら値しない」なんて言いますしね。

呂屠や鴉は蔵馬の価値観では、武術会とは関係なく「世界にいない方がよい存在」だと判断されたのでしょう。

この「上から目線」が蔵馬の恐さであり、蔵馬のやさしいだけではないキャラに深み、凄みを感じます。

そう考えると相手の命を値踏みしない飛影の方が実はやさしいのでは…なんて思ってしまいます。仙水編では刃霧の命をちゃっかり助けてるし。

私はここまで深読みしないと飛影のやさしさってわからないんですが、世の中にあふれている飛影ファンの皆様はとっくに気付いているんだろうなあ~。

まとめ

飛影が武威との戦いにおいて、武威にとどめを刺さなかった理由を考えてみました。

武威さんって、鎧をつけている時は結構ものものしい雰囲気だったんですが、同じチームの鴉とくらべて、あまり見どころなく終わってしまったキャラでしたね。

たぶん実力そのものは鴉と同じくらいだったのでしょうが。

魔界統一トーナメント編に蔵馬に誘われなかったのも寂しいですよね~。

もしかしたら自分の限界について口に出していたので、飛影との戦いの後、戦うこと自体をやめてしまったのかもしれないですけどね。

飛影と武威の戦いが収録されているのは、ジャンプコミックスだと11巻です。

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