2泊3日の草津旅行。
1日目は西の河原公園近くの「草津ホテル別館綿の湯」に宿泊しました。
2日目は草津温泉街の中心から少し離れた、個人経営の宿「滋養の宿ぶな」に宿泊しました。
さっそくレビューを書いてみます!
「滋養の宿ぶな」に宿泊した理由は?
今回の草津旅行は2泊したので、
1泊目と2泊目は違うホテルに泊まろう!
…と考えました。
草津のホテルはほとんどが温泉宿なので、いろいろな温泉に入ってみたかったんです!
1泊目は、ガイドブックにも掲載されている「草津ホテル別館綿の湯」に宿泊。
1泊目が有名ホテルでの宿泊となったので、2泊目は少し冒険してみてもいいかな…と思っていました。
いろいろ探してみると、ネットの口コミで非常に評判がよかったのが、草津温泉街の中心から少し離れた場所にある「滋養の宿ぶな」。
個人で経営している小さな宿ですが、「家庭薬膳料理が美味しい」との評判。
また小さな宿ですがしっかり温泉があり、草津中心部のホテルではあまり見ない「湯川の湯」源泉で、しかも貸切で入れるとのこと。
「美味しい薬膳料理」「珍しい湯川の湯」という2点に惹かれて、「滋養の宿ぶな」に宿泊することにしました。
「滋養の宿ぶな」の客室
「滋養の宿ぶな」は、パッと見ると普通の民家のような建物で、靴を脱いで中に入ります。親戚や友人の家に泊まるような雰囲気です。
1階に食堂とお風呂、2階に客室という作りになっています。
客室は全6室ありますが、現在は感染症対策ということもあり、1日に2~3組しか宿泊客を入れていないそうです。
そのおかげで2室を用意して頂き、テーブルがある居室と、布団が敷いている寝室としてそれぞれ使うことができました。
こちらがテーブルと座椅子があるお部屋。
すでに布団が敷いてあるお部屋。
どちらも和室で6~7畳程度の広さです。
2室使えるのは広々として良かったという利点がある一方で、部屋はつながっていなくて、必要なものを取りに行くためには、廊下に出て隣の部屋に行く必要がありました。
他の宿泊客さんもいたため、その都度カギを開け閉めしたのがちょっと面倒だったかな。
大事なこととしては、各客室にトイレと洗面台はありません。
トイレは客室がある2階の、階段の近くに共同トイレがあります。女子トイレは個室が2つありました。ウォシュレットではありません。
トイレは1階のお風呂近くにもあり、数には困らないかなという感じでした。
洗面台は階段を上った突き当たりに2つあります。
部屋の中に洗面台がないため、歯みがきをする場所は少なく感じ、他の宿泊客と時間がかぶることもありました。
歯ブラシセットは客室内にはありませんが、洗面台に置いてありました。
「滋養の宿ぶな」の温泉
「滋養の宿ぶな」のお風呂は、草津にいくつかある源泉の中で、湯川の湯という源泉を引いています。
草津にホテルは数多くあれど、「湯川の湯」という源泉を引いているホテルはかなり少なく、レアな入浴体験になりました。
お風呂は1階に2つあり、貸切で使うことができます。
利用する際は「入浴中」の札を入り口にかけます。脱衣所にカギはないので、貴重品は部屋に置いてきた方がよいです。
「滋養の宿ぶな」には2つお風呂があり、こちらは「木のお風呂」。
浴槽も床も木製で、雰囲気がよいです。
浴槽には2~3人くらい入れるかなという感じです。
洗い場は1つあり、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔料が備えてありました。
洗い場は少し狭く、浴槽にシャワーの湯が入らないように注意して使いました。
「湯川の湯」は草津の中では湯温が低いそうですが、お湯が冷えないようにカバーがかけてあり、非常に良い温度で入浴できました。
酸性ですがピリッとした感じはなく、無色透明で入りやすい、リラックス系の温泉だと感じました。
脱衣所は少々狭いですが、湯冷えしないように暖房器具があってありがたかったです。
ドライヤーは脱衣所に置いてあります。
脱衣所にフタつきのお椀があり、中にはコットン、綿棒、髪留めが入っていました。個人経営のお宿にしてはアメニティがそろえてあるなあと感じました。
残念だったのは、宿泊客が2組しかいなかったことで、2つあるお風呂のうち「タイルのお風呂」を開放していなかったことです。
二種類のお風呂に入れるのを楽しみにしていたので、残念でした。
2組の宿泊客に対し1つの貸切風呂だったため、入浴時間がかぶらないか気を遣ったというのもありました。
「滋養の宿ぶな」では夕食も朝食も時間が決まっていて、宿泊客は同じタイミングで食事をとるので、お風呂に入りたい時間が結構かぶっちゃうんですよね…。
「滋養の宿ぶな」の夕食
さて「滋養の宿ぶな」といえば、食事!
食事は1階の食堂で、テーブル席で頂きます。
夕食は18:30スタートでした。
手の込んだ家庭薬膳料理がズラッと並んでいます!温かいお料理は後から運ばれてきて、温かいまま頂くことができます。
テーブルには「薬膳料理のススメ」という手作りの冊子が置いてあり、
お料理の説明と、薬膳効果が記されています。
1つ1つ手が込んでいて、しかもヘルシー!その上おいしい!
グラタンなど温かい料理は後から運ばれてきました。
天ぷらも温かいまま食べられるように、いくつかは後から運ばれてきました。リンゴの天ぷら初めて食べました!
ただでさえ温泉で温まっているのに、薬膳料理で身体がポカポカになります。
ご飯は炊き込みご飯!こんなにたくさんおかずがあるから、白米の方が食べやすいんじゃないかな?と思いましたが、味が濃すぎず、美味しく頂きました。
デザートもヘルシーにリンゴのコンポートです。
完食するにはかなりの量でしたが、この日はランチを軽く取り、夕食まで間食もしなかったので、何とか食べ切りました。
残すにはもったいない美味しさなので、お腹ペコペコで夕食を迎えるのがおすすめです。
「滋養の宿ぶな」の朝食
朝食は8:00スタートです。
朝食は夕食ほどは薬膳料理っぽさがありませんが、野菜たっぷりでヘルシーです。
サラダにはリンゴが入っていて美味しかったです。
ホテルの朝食の焼き魚は塩辛いことがありますが、薄味で食べやすかったです。家庭料理の味って感じです!
朝食に納豆があるのは嬉しい!根菜類の煮物もあり、食物繊維がたくさん取れます。
味噌汁も具だくさん!野菜大好きな私にとっては、大変満足できる朝食でした。
食後のコーヒーも、インスタントではなく美味しかったです。スプーンがかわいい!
朝から元気になれるヘルシー朝食でした。
「滋養の宿ぶな」の立地・サービスについて
「滋養の宿ぶな」は、草津温泉街の中心からは少し離れています。
草津バスターミナルや湯畑からは、それぞれ徒歩10分程度で、歩けない距離ではありません。
とはいえ宿までは少しアップダウンがあるのと、積雪している時は歩くのが大変そうです。
スタッフお二人で回しているため対応できない時間帯もあるようですが、バスターミナル間との無料送迎は行っています。
到着した直後には、生姜湯と甘豆のウェルカムサービスがありました。
私は甘い豆は苦手なんですがアッサリと食べることができ、生姜湯はいかにも体に良い!って感じでポカポカになりました。
食堂の近くには「ねこ屋」といって、女将さんたちが集めた猫グッズが集めてあるエリアもあります。
「滋養の宿ぶな」ではうまく眠れなかった…
「滋養の宿ぶな」のデメリットとしては、トイレと洗面台が客室内にないことです。
私はトイレが室内にないタイプの宿に泊まったことはなく、不安がありましたが、
今後のためにも自分がこのタイプの宿が平気かどうか試してみよう!
という気持ちからチャレンジしてみたのですが…見事にダメでした。
「夜にトイレに行きたくないな~」と思うと、それだけで眠れない惰弱な私…。
また、室内の暖房器具がおそらくファンヒータータイプのもので、部屋は温まるのですが空気が乾燥し、何となく喉が渇くような感じがあって眠りにくい…。
冬の草津はかなり寒いためファンヒーターを切るわけにもいかず、布団に入ってから2~3時間は眠れませんでした。
布団自体はフカフカで、寝心地自体が悪いわけではありません。
私は親戚の家でも眠れないタイプなので、もっとたくましいタイプの方なら問題ないと思います。
まとめ
草津の「滋養の宿ぶな」に宿泊した感想でした。
ネットの口コミの高評価通り、手作りの家庭薬膳料理は本当に美味しいです。
また、なかなか草津でもお目にかかれない「湯川の湯」に入浴できるというのもポイントが高いです。
その一方で「部屋にトイレがないことがストレスになって眠れないかも…」という方は、よく考えて宿泊を決めた方がよいかなと思いました。
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