草津旅行2日目は、温泉巡り!
午前中に3つの共同浴場に入り、昼食後に草津の立ち寄り湯「草津三湯」のひとつ、御座之湯に入りました。
御座之湯とは?
「御座之湯(ござのゆ)」は、草津に「草津三湯」と呼ばれる、草津の3つの立ち寄り温泉のひとつです。
「草津三湯」とは…
…この3つです!
「大滝乃湯」は合わせ湯や露天風呂などさまざまな形が楽しめる人気施設で、「西の河原露天風呂」は日本有数の巨大な露天風呂として有名です。
その2つにくらべると「御座之湯」は地味といえば地味…ではあります。シンプルな内湯の温泉があるだけです。
ですが「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」が草津温泉街の東西の端にあるのに対し、「御座之湯」は湯畑の近くにありアクセス抜群という利点があります。
また「御座之湯」は明治時代まであった同名の共同浴場を再建したものですが、木造にこだわって明治期の建物を再現しています。
2013年にオープンしたため新しい建物ではありますが、木組みの内装が美しいのも「御座之湯」の特徴です。
御座之湯では「湯畑」「万代」2つの源泉が楽しめる!
草津にはいくつかの源泉がありますが、御座之湯では2つの源泉が楽しめます。
1つは湯畑源泉。
湯畑の湯滝を流れ落ちているあの源泉です!
湯畑源泉には無料の共同浴場「千代の湯」でも入れます。
「御座之湯」に入る前に「千代の湯」で入浴したのですが、1月の雪の日だったためか、「千代の湯」は湯の温度が体温と同じくらいで、ぬるすぎて風邪をひきそうで、温泉を味わえませんでした。
「千代の湯」と「御座之湯」は同じ日に入浴したため、
「御座之湯」の湯畑源泉もぬるかったらどうしよう…
と心配しましたが、「御座之湯」は有料施設のためか、湯の温度はしっかり管理されていて温かかったです。
もう1つ湯舟に注がれているのは万代源泉。
万代源泉は草津で最も湧出量の多い源泉で、無色透明、酸性が強くピリッとした肌当たりが気持ちいいリフレッシュ系の湯です。
私が御座之湯に入った日は、工事の関係で万代源泉が注がれておらず、湯畑源泉のみの湯舟になっていました(入館前に説明がありました)。
万代源泉は「西の河原源泉」で1時間以上楽しんだし、宿泊しているホテルでも前日夜と当日の朝に入浴したため、「御座之湯」での目的は湯畑源泉の方だったので、今回の入浴には問題ありませんでした。
御座之湯のコインロッカーについて
「御座之湯」の建物に入るときには、靴を脱ぎます。
鍵付きの靴箱がたくさんあり、ブーツが入る大きめの靴箱もあります。靴箱の利用は無料です。
脱衣所内には衣類を入れるカゴの他に、貴重品を入れる小型の鍵付きロッカーがあります。こちらも無料で利用できます。
御座之湯は「木」「石」が男女日替わり
「御座之湯」の大浴場は「石之湯」と「木之湯」があります。
浴槽と床が石造りになっている「石之湯」。浴室内は撮影禁止なのでパンフレット画像です。
こちらは浴槽・床が木製の「木之湯」。こちらもパンフレット画像。
どちらが好みかは分かれると思いますが、「木之湯」の方がガイドブックに大きく掲載されていることが多く、「木之湯」の方が人気なのかもしれません。
「石之湯」と「木之湯」は男女日替わりになっていて、同じ日にどちらとも入ることはできません。
どちらかの大浴場をお目当てに入りたい場合は、入館前にその日はどちらが男女にそれぞれ割り当てられているのか確認しましょう。
「御座之湯」の入り心地は?
では、「御座之湯」の入り心地をご紹介します!
この日は女湯が「木之湯」でした!
大浴場の前にのれんがかけてあり、赤い方が女湯で、青い方が男湯。「木」と書いてあれば「木之湯」、「石」と書いてあれば「石之湯」です。
私が入浴した日は1月の雪の日の平日で、草津自体観光客が少なく、「御座之湯」も混んではいませんでした。
それでも10人前後は入浴客がいて、「今日は万代源泉には入れなくて湯畑源泉オンリーなのに意外と多いな…」と思いました。
同じ日に入浴した無料の共同浴場はほぼ貸切だったので!
やはり「御座之湯」は立地が良い分、入浴客の数はそれなりにいるのでしょうね。
「御座之湯」は比較的新しい建物ということもあり、脱衣所は清潔でキレイでした。
むしろキレイすぎて大衆浴場の雰囲気がないことが欠点…だなんて贅沢な感想が出てくるほどでした。
というわけで今回入浴したのは、こちらの「木之湯」。
床も浴槽も壁も天井も木製で非常に美しくリラックスできる空間です!
「木之湯」は浴槽が4つに分かれていて、中央の2つが(本来は)万代源泉と湯畑源泉がそれぞれ直接注がれていて、高温ぎみの浴槽です。
サイドの2つの浴槽は、湯出口から離れている分だけ少し湯の温度がマイルドです。
通常であれば万代+湯畑の2つの源泉が楽しめるのですが、この日は万代源泉はお休みで、4つの浴槽すべてが湯畑源泉になっていました。
「御座之湯」で入った湯畑源泉は、無色透明で肌当たりがライトでした。
ほんの少しだけ酸性湯のピリッ感があり、バリバリ酸性湯である万代源泉を全体的にマイルドにした感じを受けました。
浴場はシンプルな内湯があるだけで、バブルバスとか露天とかはありませんが、天井が高く広々としたキレイな空間で、ゆったりと温泉を楽しめます。
注意したいのは洗い場がたった3つしかないこと!
浴槽の広さや、利用人数を考えるとかなり少ないです。
「御座之湯」の設備やアメニティについて
「御座之湯」大浴場内の洗い場には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープがありました。
ボディソープは草津コスメのブランド「美ゆら」のものが置いてあり、使い心地が良かったので、友人に美ゆらシリーズのコスメをお土産に買って帰りました!
脱衣所にはドライヤーがあり、無料で使えます。
タオルのレンタルは有料なので、ホテルのタオル等を持参するのがお得です。
「御座之湯」では2階の大広間まで行ってみよう!
「御座之湯」は2階建てで、2階には無料で使える休憩室と、有料の休憩室があります。
2階には階段を使って行きます。大浴場の脱衣室からも2階に上がることができます。
無料の休憩室は「湯源之間」といい、障子戸を開けて入ります。外国人観光客に喜ばれそうな雰囲気です。
「湯源之間」は広ーい和室です。寝転がっている人が多かったです。めちゃめちゃ暖房が効いていました。
飲食物の持ち込みは禁止ですが、自販機はありません。
飲み物は簡単なものをフロントで販売しているそうですが、フロントは1階なので、そこまで行く人はあまりいないんじゃないかな…という感じ。
しかも公式サイトを見ると牛乳とコーヒー牛乳しか売ってない可能性も…。
御座之湯は湯畑が近いこともあり、湯畑周辺の飲食店に遠慮しているのかなあ…。さすがに温泉後は飲み物くらいは飲みたいので、ここらへんは利用者ファーストではない感じがします。
しかし逆に飲食禁止のために「湯源之間」に長居する人が少なく、混雑を緩和できるのかもしれません。
「湯源之間」には縁側みたいな外廊下があります。
この外廊下のようなスペースからは、遠くに湯畑の煙を眺めることができます。
「御座之湯」には入るべき?
「御座之湯」の入浴料は600円です。
「御座之湯」で入れる万代源泉は「西の河原露天風呂」や「大滝乃湯」で入れますし、湯畑源泉は無料の千代の湯で入浴できます。
それでも「御座之湯」に入るべきか…というと、うーん、私だったら入浴料600円払っては入館しないかな、という感じです。
ですが、草津で「西の河原露天風呂」と「大滝乃湯」に入る場合は、「御座之湯」と3湯合わせたお得な共通券「ちょいな三湯めぐり手形」というものがあります。
この共通券は1600円で「西の河原露天風呂」「大滝乃湯」「御座之湯」に1回ずつ入れます。
単独の入場券だと「西の河原露天風呂」は600円「大滝乃湯」は900円で、計1500円となるので、この2つに入浴する予定なら、共通券を買えば100円で「御座之湯」に入れる計算になるんです!
そんなわけで、私は共通券を購入して「御座之湯」に入りました。
まとめ
「御座之湯」についてのまとめです。