プラハ城旅行記は続きます!
聖ヴィート教会→旧王宮と来て…お次は聖イジー教会です。
聖イジー教会手前の広場がカワイイ!
聖イジー教会は、赤色のかわいらしい教会なのですが、聖イジー教会がある広場は、周囲の建物もかわいくて、おとぎの国プラハの本領発揮という感じです。
プラハ城は、日本人がイメージするような、ひとつの建物としてのお城ではなくて、ぐるっと取り囲んだ城壁の中に教会や建物が点在していて、城というよりは小さな町という感じです。
これがテーマパークではなく、歴史的に残された風景というのがスゴイです。
聖イジー教会の内部はロマネスク様式
聖イジー教会の内部には、AコースかBコースで入場できます。
イジー教会の外観正面は、いかにもおとぎ話という感じの、リンゴっぽい赤色。
ですが、中に入ってみると…
簡素な石造りの、ロマネスク的な美しさが待っています。
内部は12世紀のロマネスク期に作られましたが、正面部分はずっと後、17世紀に初期バロック式で飾られたそうです。
それで外側と内側にこんなにギャップがあるんですね。
聖イジー教会内部はこんな感じです
聖イジー教会は、正面の祭壇に階段を上って近づく形になっています。エレガントな階段ですね~。
階段から見る中央祭壇は、はがれかけたフレスコ画が教会の古さを感じさせ、雰囲気がよいです。
右側の方には残っているフレスコ画もあります。
聖ヴィート大聖堂でミュシャ作のステンドグラスを見た後だと、このような古い絵が、かえって新鮮に感じます。
木棺のようなものにも絵が描かれています。聖人が、建物を手にしていますね。
宗教画なのだと思われますが、どこか昔話の挿絵のような雰囲気があります。教会内部のロマネスクの素朴な美しさにマッチしてます。
側面には紋章が描かれていました。鯉みたいな魚が描かれています。内陸にあるチェコでは鯉の養殖がさかんに行われたらしいですが、関係あるのかな?
聖イジー教会の側面も見ながら歩こう!
静かな美しさを感じる聖イジー教会内部を出ると、またプラハ城の喧噪に引き戻されます。
歩きながら聖イジー教会の左側面も見てみましょう。ひそかに美しい扉があったりします。
扉上部には、聖人が龍退治をする彫刻があります。
この聖人は、龍退治で有名な聖ゲオルギウス。「聖イジー」とは、チェコ語で聖ゲオルギウスのことだそうです。ちなみに英語では聖ジョージです。
まとめ
聖イジー教会は、外観の可愛らしさと、内部のロマネスク的な素朴な美しさのギャップがおもしろいです。
ゴシック式の聖ヴィート大聖堂の美しさともまた違う魅力があるので、ぜひ内部まで楽しんでみてください!