草津旅行では温泉入りまくり!で、有名な共同浴場「白旗の湯」にも、もちろん入ってきました!
「白旗の湯」について事前に調べてみると…
…などと言われていました。
「白旗の湯」に実際に入ってみて、「どんな湯だった?」「本当に熱すぎて入れない?」「混みすぎ?」などの現地情報をレポします!
「白旗の湯」は観光客が入れる無料の共同浴場!
草津には、無料で入れてしまう「共同浴場」と呼ばれる温泉がいくつかあります。
「共同浴場」は、基本的には地元の人たちが利用するものです。
ですが、観光客にも開放している「共同浴場」が3つあり、「白旗の湯」はその一つです。
つまり「白旗の湯」には無料で入れちゃう!
「白旗の湯」は草津温泉街の中心・湯畑に面していて、観光客が使える共同浴場の中では浴槽が一番大きく、草津で最も有名な共同浴場です。
「白旗の湯」は温度が熱いって本当?
草津の温泉は温度が高いことで有名です。
その中でも「白旗の湯」は熱いことで知られていて、「熱くて入れなかった」なんて口コミを見ることもあります。
私は普段のお風呂は40度くらいで入り、熱いお湯は苦手なため、熱くて入れないことも覚悟して入浴したのですが…
もちろん熱いけど熱くて入れないなんてことはない!余裕で大丈夫ッ!
…で、ありました。普通に気持ちよい温度で拍子抜けしたくらいです。
ただし私が入浴したのは1月で、外は氷点下、雪も少々舞っていた日でありました。
「白旗の湯」は天井が吹き抜けている部分があるため、湯の温度は外気の温度に左右されるのかもしれません。
また、女湯は男湯にくらべると湯の温度が低いとも言われています。
私の経験上だと「熱くて入れないことはない」ですが、その日のコンディションによって熱さは違いそうだな感じました。
「白旗の湯」のあつ湯とぬる湯の見分け方
「白旗の湯」は浴槽が2つあります。
なぜ2つあるかというと、一つがあつ湯(=高温の浴槽)、もう一つがぬる湯(=低温の浴槽)なんです。
で、私が入った時は、手前の広い浴槽の方が湯温が高く、奥の狭い浴槽の方が湯温が低かったのですが…
本来は、女湯は手前の広い浴槽がぬる湯で、奥の狭い浴槽があつ湯なのだそうです。
そうですよね。浴槽が広い方が湯の冷めやすいですもんね。
あつ湯とぬる湯は湯出口に違いがあります。
湯が木枠を流れて少しずつ冷まされながら注がれる方がぬる湯(左側)、お湯が冷えないように管を通ってくる方があつ湯(右側)です。
しかし私が入浴した時は、右側のあつ湯の方が温度が低く感じました。
「白旗の湯」の女湯は、もともと「あつ湯」と「ぬる湯」の温度差が少ないという話もあります。
それどころか、日によっては(天気のせい?私が入った日は氷点下の極寒でした)「あつ湯」の方がぬるいこともあるようですね。
「白旗の湯」の入り心地は?
「白旗の湯」の入り心地ですが…もう、これは最高でしたね!
「白旗の湯」は、名前の通り「白旗源泉」を引いています。
草津温泉には複数の源泉があり、その中でも「白旗源泉」は湯質が良いと言われますが、確かにその通りだと感じました。
お湯は白濁していて、「いかにも温泉」という感じの手ごたえのある湯です。
お湯に浸かっていると、「いいものに包まれている感」があり、実に気持ちよかったです。
草津温泉が掲げる「泉質主義」というモットーを実感できる湯でした。
「白旗の湯」の脱衣所について
「白旗の湯」は無料温泉で、管理人やスタッフのような方は常在していません。
また、脱衣所には荷物や脱いだ衣類を入れる棚はありますが、鍵付きのコインロッカーはありません。
入浴時の貴重品が心配だな…
…と思っちゃいますが、「白旗の湯」のレイアウトは秀逸です!
温泉と脱衣所の間が完全に仕切られていなくて、湯に浸かりながら脱衣所を見守ることができるのです!
こんな感じで、温泉につかりながら自分の荷物を見守ることができるんです。ナイスアイディア!
ちなみに脱衣所の荷物は、「ぬる湯(=広い浴槽)」からの方が見えやすいです。「あつ湯」からはガラス越しに見る形になります。
「白旗の湯」に必要なものはタオル2枚!
「白旗の湯」で入浴するのに絶対に必要なものは…タオル2枚です。
「白旗の湯」では、タオルを借りることができません。自分で持って行くことが必要です。
共同浴場では脱衣所に上がる前に身体を簡単に拭くのがマナーです。
そのためタオルは、脱衣所に上がる前に身体を拭くものと(浴槽にタオルをつけるのは厳禁。頭の上や近くに置いておく)、服を着る前にしっかり身体を拭くものと、2枚必要です。
「白旗の湯」は洗い場がなく洗髪はできないので、バスタオルのような大きなサイズのタオルは必要なく、普通サイズのタオル2枚あればじゅうぶんな感じです。
「白旗の湯」の混雑具合はどうだった?
観光客人気が高く、混雑することで知られる「白旗の湯」。
草津の無料共同浴場の中では一番大きいとはいっても、女湯に一度に入れる人数は、2つの浴槽合わせて15人くらいだとキツキツかなという感じでした。
なるべく混雑しない時間を狙って入浴したいですね。
私が「白旗の湯」に入ったのは、平日(金曜日)の午前10時頃でした。
私が入った時には、4人の先客がいました。
ただ、私が入浴しているうちに次々に上がっていき、10分くらい完全に貸し切りで入ることができました!
「白旗の湯」みたいなハイクオリティな温泉を貸切で楽しめて幸せ~!
たまたまかもしれませんが、私の経験を踏まえると、平日の午前中は「白旗の湯」にゆったりと入るチャンスかもしれません。
「白旗の湯」を楽しむコツ
「白旗の湯」は無料温泉で、シンプルにお湯を楽しむ温泉です。
そのため、以下のものは備えていません。
この中で特に注意したいのはドライヤーがないことです。
洗い場がないため洗髪はできませんが、入浴中に髪が濡れてしまうと、乾かすことができません。
夏場は問題ないかもしれませんが、冬の草津は氷点下の極寒の世界なので、濡れた髪のまま外を歩くと湯冷えしてしまいます。
冬に「白旗の湯」に行く場合は、入浴中に髪の毛が濡れないように、ヘアゴムやヘアクリップ、ヘアバンド、シャワーキャップなど、髪の毛の長さに合わせて「髪を濡らさないグッズ」を持って行くことをおすすめします。
ちなみに「白旗の湯」にあって驚いたものは、壁時計。
「温泉に時計?」と思いましたが、お湯から上がる目安にもなって助かりましたし、共同浴場は地元の人たちが日常生活の中で使うものなんだなあ~という感じがしました。
「白旗の湯」のエピソード
「白旗の湯」のすぐ近くには、「白旗源泉」が沸いている場所があります。
「白旗の湯」の「白旗」という名前は、源氏のシンボルである白い旗に由来します。
というのも、白旗源泉を発見したのは源頼朝という伝説があるんだそうです。
温泉以外に歴史を楽しむことができるのも、草津の魅力ですね。
まとめ
最後に「白旗の湯」に関するお役立ち情報を、まとめておきます。