草津2泊3日旅行の2日目は、外湯めぐり!
草津温泉には共同浴場と呼ばれる、無料で入れる温泉があります。
その中で観光客に公に開放されているのは、「白旗の湯」「地蔵の湯」「千代の湯」の3つ。
「白旗の湯」「地蔵の湯」と入って…最後に「千代の湯」に向かいました!
「千代の湯」はどんな共同浴場?
「千代の湯」は、湯畑からすぐの場所にある共同浴場です。
共同浴場なので、利用は無料!タダで入れる温泉です。
「千代の湯」が引いているのは湯畑が近いこともあって、湯畑源泉。
草津温泉街の真ん中にドーンと鎮座するあの名所、湯畑からお湯を引いています。
湯畑源泉を引いているホテルや宿は意外に少ないので、宿泊するホテルで湯畑源泉に入れない場合は、無料の「千代の湯」で楽しむことができてありがたいです。
また「千代の湯」では、予約して草津の伝統的な入浴法「時間湯」を体験することもできます。
「千代の湯」に貴重品を持ち込むなら工夫を!
「千代の湯」は、観光客が利用できる3つの共同浴場の中で、持ち込む荷物に最も注意が必要になります。
3つの共同浴場はすべて鍵付きのロッカーがないのですが、「白旗の湯」と「地蔵の湯」は、浴槽から脱衣所の棚が見えるナイスアイディアな作りになっていて、荷物が盗難される不安が少ないです。
ですが「千代の湯」は、脱衣所と浴室がドアで仕切られていて、お湯につかりながら荷物を見守ることができません。
貴重品を持ち込まないのがベストなのですが、そうはいっても草津歩きの途中に入浴する場合は、スマホや財布を持ち込まないのは難しいですよね。
では、どうするか…というと、
- 貴重品はいっさい持ち込まない
- 貴重品は工夫して浴室まで持ち込む
ぶっちゃけ、この2つの方法があります。
もし持ち込むならどうするか…というと、私は単純にビニール袋を二重にしたものに財布とスマホだけ入れて浴室の浴槽から一番遠い場所に置きました。
「千代の湯」には洗い場がないため、浴槽の外では入浴する前のかけ湯をするだけなので、浴室の端に置いておけば濡れる心配はそれほどありません。
注意するのは置き忘れることくらいですね!
「千代の湯」は湯畑源泉だけど…ぬ、ぬるすぎる!?
さて「千代の湯」を味わいますっ!
「千代の湯」は、3つの観光客が利用できる共同浴場の中では、浴室が一番せまいです。
浴槽も4~5人入れば満員かなという感じ。
全体的に古い感じを受けますが、高い天井や木製の壁に風情を感じます。
「千代の湯」に使われている「湯畑源泉」は、温度高めの草津温泉の中では、それほど熱くなく入りやすいと言われます。
湯に浸ってみると…
えっ!?ヌルイっ!ぬるすぎるっ!!!
ちょっと混乱するくらいヌルイっ!!!
おそらく37~8度くらいしかなかったんじゃないか…体温よりわずかに温かいくらいのお湯です。
湯出口の近くが一番温かいだろうと、湯出口に身を寄せて、何とか身体が温まるのを待ちます。
体温より少し高いくらいのお湯に15分以上浸かれば体が温まるとか、温活の本で読んだ気がする…。
この日は1月上旬で、天候は雪、外気は氷点下でした。
同じ日に入った「白旗の湯」や「地蔵の湯」も予想よりは温度が高くなくて入りやすかったけど、「千代の湯」の温度は低すぎて風邪をひきそう…。
共同浴場は無料である分、スタッフが常在していないので、気温が低い日は湯の温度が下がってしまうことがあるのかもしれません。
このまま温まらずに出たら風邪を引きそうだし、そうは言っても何分湯に浸かっていても体が温まらないし…。
迷った末、体が温まってはいないけどさっさと体を拭いて、なるべくスピーディに、なるべく厚着になるように着替えることにしました。
草津温泉ではお湯の熱さに悩まされることはあっても、ぬるさに悩まされることがあるとは思いもしませんでした…。
「千代の湯」の混雑具合は?
私が「千代の湯」を利用したのは、平日、金曜日の12時頃でした。
「千代の湯」は完全に貸し切り状態で、誰かが入ってきそうな気配すらありませんでした。
「千代の湯」は湯畑のすぐ近くなので、「どうしてこんなにすいているんだろう…」と不思議に思いましたが、思い当たる理由が…。
私が利用したのは1月上旬ですが、降り積もった雪のせいで「千代の湯」という看板が全然見えていない!
皆さん「千代の湯」に気づかずに素通りしてしまっているのでは…。
「千代の湯」は存在感がない!?
「千代の湯」は、建物の一番外側、大通りに面した場所にトイレがあります。
このトイレはよく使われていました。
「千代の湯」がすいているもう一つの理由として、もしかして皆さん、この建物は「千代の湯」じゃなくて、公衆トイレだと勘違いしているのでは…。
「千代の湯」は確かに温泉だとはわかりにくい作りになっています。
建物に入ると、正面が時間湯をするためのエリアで、使わない時はカギが閉まっています。
左側のドアの向こうが女湯、右側が男湯なのですが、パッと見ると左右の扉が見えず、「何か閉まっている施設」と思われちゃうのかもしれません。
そういえば私も「千代の湯」に入浴する前にこのエリアを通ったのですが、その時は「千代の湯」の存在に気づきませんでした。
マップを見て歩けば「千代の湯」を探せないなんてことはないと思いますが、「何となくこのへん」という感覚で探すと見落としてしまうかもしれないので、注意してください。
「千代の湯」での入浴に必要なものは?
「千代の湯」は、他の草津の共同温泉と同じく、設備として以下のものがありません。
そんなわけで、「千代の湯」に入るのに持参が必要なのはタオルです。
脱衣所に上がる前に身体を拭くタオルと、服を着る前にしっかり身体を拭くタオル、合わせて2枚持って行きましょう。
洗髪はどうせできないので、バスタオルは必要ないかなと感じます。
また、脱衣所に貴重品を置いて入浴するのは危ないので、貴重品を浴室まで持ち込む場合は、ビニール袋2枚や(重ねて使う)、防水機能のある袋などを用意することをおすすめします。
「千代の湯」の脱衣所には、靴を脱いで上がります。
脱衣所には靴箱があり、その上に鏡がありました。着替えた後の身だしなみを整えるのに便利です。
まとめ
「千代の湯」の情報をまとめておきます。
とにかく湯の温度の低さにビックリしました。
寒い雪の日だったためのアクシデントかもしれませんが、「千代の湯」に入るときは、服を脱ぐ前にお湯が入浴できる温度かどうか確認することをおすすめします。
風邪ひくかと思った~!