日光と言えば「日光東照宮」ですが、東照宮は他のお寺や神社も敷地内に含まれる、「日光山内」と呼ばれるエリアの中にあります。
東照宮に行くなら、
日光山内の他のお寺や神社も一緒にまわってみようかな…
という気持ちが出てきます。
このページでは、日光山内にあるお寺や神社を簡単に紹介し、入る順番も考えてみます。
日光山内には東照宮以外にどんなお寺や神社があるの?
日光山内には「二社一寺」があると言われます。
「日光東照宮」以外の寺社は、「日光山輪王寺」というお寺と、「二荒山神社」という神社。
こちらが「日光山輪王寺」。三体の大きな仏像が祀られている三仏堂は国の重要文化財に指定されています。
こちらは「二荒山神社」。縁結びのパワースポットとして、人気です。
「日光東照宮」は神社ですので、この3つで「二社一寺」となります。
「二社一寺」以外の、もうひとつ有名なスポットとして、「輪王寺大猷院」があります。
まとめると、日光山内には「二社一寺」がありますが、観光という観点から見ると、「日光東照宮」「二荒山神社」「日光山輪王寺」「輪王寺大猷院」の、4つの見どころに分かれます。
参拝ではなく観光が目的であれば、この中で、特におすすめしたいのは「日光東照宮」と「輪王寺大猷院」。
「日光東照宮」は江戸幕府初代将軍の徳川家康、「輪王寺大猷院」は三代将軍徳川家光の墓所があり、江戸時代の豪華絢爛な霊廟建築として、見逃せない見学スポットです。
輪王寺大猷院→日光東照宮という順番での見学がおすすめ
「日光東照宮」と「輪王寺大猷院」はどちらも華麗な建築物ですが、「日光東照宮」の方が派手です。
「輪王寺大猷院」に祀られている徳川家光は、祖父である徳川家康に敬意を表し、自分の墓所を家康のものより派手にしないようにと言い残したそうです。
その遺言に沿って作られたため、「輪王寺大猷院」の装飾は、家康の墓所である「日光東照宮」より控えめです。
人によっては、「輪王寺大猷院」のひかえめで静かな美しさの方が、「日光東照宮」の豪華さより好きだと感じるかもしれません。
ですが、やはり順番としては、「日光東照宮」を見る前に、「輪王寺大猷院」を見学した方が、新鮮さがあります。
4つの見どころすべてを回るなら順番は?
「輪王寺大猷院」と「日光山輪王寺」は、同じお寺の管轄のため、共通券となっています。
「輪王寺大猷院」の入場切符で「日光山輪王寺」にも入れるので、時間がある方は、大きな三体の仏像が祀られている輪王寺にも足を伸ばしてみましょう。
また二荒山神社は、無料で入れるスペースもあるので、「4つの見どころすべてを見学しよう」という気になるかもしれません。
時間に余裕があるなら、それぞれの位置を考えると、輪王寺大猷院→二荒山神社→東照宮→輪王寺という順番で回るのがスムーズです。
時間が微妙な場合は、まずは輪王寺大猷院→東照宮と見学し、時間があまったら、輪王寺と二荒山神社を見学しましょう。