ウィーンの見どころは宮殿や美術館など、入場観光する施設が多いです。
ですが、
あまり目的なくブラブラ歩きしてみたいな~
と思い、メインストリートであるケルントナー通りの東側に伸びる路地をいくつか歩いてみました。
ウィーン旅行記・路地歩き編です!
今回歩いたウィーン路地歩きルート
今回歩いたルートは、ケルントナー通りの東側に伸びるいくつかの路地です。
- アンナ小路(Annagasse)
- ヒンメルブフォルト小路(Himmelpfortgasse)
- バル小路(Ballgasse)
- ジンガー通り(Singerstraße)
…という順番で歩きました。
路地歩きの前にカプツィナー教会
ケルントナー通り東側の路地に入る前に、ケルントナー通り西側にあるカプツィナー教会にふらっと立ち寄りました。
カプツィナー教会は地下にハプスブルク家の納骨所があり、ハプスブルク家納骨所は入場料が必要ですが、カプツィナー教会に入場するだけなら無料です。
無料で入れる教会内部には、特別な見どころがあるわけではありませんが、ハプスブルク家ゆかりの教会ということで、記念に入ってみました。
アンナ小路
カプツィナー教会からケルントナー通りへ行き、いよいよ東側の路地に入っていきます。
まずはアンナ小路。
カフェやレストランが並び、ウィーンの人々の何気ない日常に触れられる雰囲気のよい通りです。
ローナッハー劇場
アンナ小路が大通りザイラーシュテッテ(Seilerstätte)に突き当たったところで、左折して北上します。
すると見えてくるのがローナッハー劇場。
日本人の感覚だと、どこか昭和的なノスタルジックな雰囲気の漂う劇場です。
1872年に設立された劇場で、カジュアルで庶民的なショーが開催されてきました。
ローナッハー劇場はあまり格式が高くないところが、日本の昭和的な雰囲気を醸し出しているのかもしれないですね。
ヒンメルブフォルト小路
ローナッハー劇場が面している通りを、左折してヒンメルブフォルト小路に入りましょう。
ヒンメルブフォルト小路は雰囲気のよいレストランや、エレガントな建物が立ち並ぶ道です。
バル小路
次はバル小路という、本当に小さな路地を歩きます。
バル小路を歩いていると、ガラスの向こうに猫!?
日本人の方がオーナーをつとめている「カフェ・ネコ」でした!ウィーンのカフェ本の中で紹介されていたのを思い出しました
バル小路は石畳が続く、本当に小さな路地です。
ハーズ・ハウス
バル小路を抜けて、いったんメインストリートに出ました。すると目の間にハース・ハウス。
1990年にハンス・ホラインが設計したポスト・モダン建築です。
現代の名建築だそうですが、日本のモダンな町並みを見慣れている目には、あまり目新しくは感じないかなあ…。
あと100年くらい建つと、歴史的建造物としてもっと賞賛されるようになるのかもしれませんね。
ドイツ騎士団教会
次はジンガー通りに入ります。目に入ってくるのがドイツ騎士団教会です。
シュテファン寺院はすぐそこなので、ドイツ騎士団教会の左上に、ゴシックの尖塔が背後に見えています。
ドイツ騎士団教会は、無料で内部見学できます。ゴシック式の雰囲気の良い教会です。
紋章のようなものが壁にズラッと並べられています。
通常の教会ではあまり見ない装飾なので、「ドイツ騎士団」ゆえの装飾なのでしょうか。不勉強な私にはワカラナイ…
釘の樹株
ジンガー通りをぐるっと回って、シュテファン広場に戻ってきました。
このシュテファン広場近くで見たいと思っていたのが「釘の樹株(Stock im Eisen)」
普通にモダンな建物の一角が、大切にガラスケースで覆われています。
よーく見ると、かなり古い木で、釘が打ち込まれた跡があります。
旅の無事を祈って釘を打ったとか、快気祝いの釘だとかいろいろな説がありますが、民俗信仰のようで興味深いです。
保存されている木は、なんと15世紀のものなんだそうです!
釘の樹株の正確な場所はココ!観光客のほとんどはスルーしていました…。
ペーター教会
少し路地歩きからは外れますが、最後にまだ入っていなかったペーター教会の内部を見学しました。
何度もペーター教会の目の前を通ったのに、まだ中に入っていなかったんですよね。
外側も内側もゴージャスなバロック教会です。無料で見学できるので、ふらっとのぞいてみましょう。
よくオルガンコンサートが開かれることでも有名な教会です。
まとめ
ウィーンの路地散策ルートを紹介してみました。
ウィーンは新しい建築物が多く、路地歩きが観光の目玉というような町ではありませんが、路地には観光客が少なく、日常のウィーンの姿を垣間見たような気がしました。
ウィーンの、喧噪に包まれた華やかな観光地に疲れたときは、ふらっと路地に入って、ホッとするようなウィーンの日常に触れてみてください!
今回の路地歩きの参考にしたガイドブックはこちらです。