鹿児島は、同じ九州の大分に隠れている感がありますが、実は温泉大国です。
源泉地数は大分に次いで全国2位、温泉の総湧出量は全国4位。
とはいえ、温泉観光地というよりは、地元民が入る温泉が多いかなとは感じます。
ほとんどが源泉かけ流しで、都会の温泉にくらべるとべらぼうに安い(数百円で入れる!)です。
で、安い分、施設は古いものが多いのですが(コインロッカーがない温泉も多い)、鹿児島に帰省した際、キレイでオシャレな温泉を見かけたので行ってみました!
「フォンタナの丘かもう」という温泉です。
「フォンタナの丘かもう」について
「フォンタナの丘かもう」は、鹿児島県姶良(あいら)市、蒲生(かもう)町にある道の駅的な施設です。
姶良市は鹿児島空港から近く、車で30分くらい。鹿児島市からも車で30~40分くらいです。
バスなどの交通公共機関は通っていないので、車かタクシーでのアクセスになります。
「フォンタナの丘かもう」がオープンしたのは2011年と、鹿児島の温泉の中では比較的新しく、建物は清潔でオシャレなイメージです。
温泉以外にも宿泊施設、レストラン、物産売場などがあります。
館内には無料で入れて、こぎれいなシーティングスペースやトイレもあるため、ドライブ途中の休憩にもちょうどよいです。
「フォンタナの丘かもう」の温泉の入り方
「フォンタナの丘かもう」の建物内に入ると、正面にフロントのようなものがあります。
温泉に入りたい場合は、このフロントで受付はしません。フロントの右奥の方、のれんをくぐります。
こののれんをくぐると、靴を脱いで、左の方の鍵付き靴箱に靴を入れます。
こちらの靴箱。靴箱のカギは自分で保管せず、受付で預けるスタイルなのがユニークです。
靴を脱いだら、右手にある自動券売機で入浴券を購入し、受付で入浴券と靴箱のカギを渡します。
すると、脱衣所内にある荷物ロッカーのカギを引き換えに渡されます。
この荷物ロッカーのカギの控えと靴箱のカギを、セットにして受付が預かり、帰りに荷物ロッカーのカギを返すときに、靴箱のカギを返してもらいます。
なかなかよく出来たシステムですね!
脱衣所のロッカーはカギが閉まりますが、どうしても心配な貴重品がある場合は、受付の目の前にある貴重品ロッカーも利用できます。
受付スタッフの目の前にあるロッカーなので安心です。
「フォンタナの丘かもう」の温泉はこんな感じ!
「フォンタナの丘かもう」の女湯では、以下の温泉施設が楽しめます。
内湯には浴槽が2つあり、手前が低温、奥が高温になっています。
洗い場はたくさんあり、よほど混雑していないかぎりはゆっくり使えます。
露天には陶器でつくられた姫湯=一人で入れる壷湯が2つあり、内湯に近い方が低温、遠い方が高温です。
姫湯も内湯や露天風呂と同様に源泉かけ流しで、小さい浴槽なので新鮮な湯が楽しめます。
露天は小さな庭園のようになっていて、まるでホテルの露天みたい…って、宿泊施設が併設されているので、本当にホテルの露天風呂ですね。
こちらはパンフレットに載っている写真ですが、露天はこんな感じでオシャレです。
サウナは内湯の奥の方に、ドライサウナがあります。
温泉は鹿児島に多い、ぬるぬる感のあるアルカリ性。ぬるっとしていますが刺激は弱く、入りやすいです。
露天風呂の湯温はやや低めに感じましたが、内湯に高温風呂があるため問題ないかなという感じです。
しかも内湯の高温風呂には窓がついていて、窓を開けると、プチ露天風呂気分が楽しめます。
全体として施設がキレイで、リラックスできます!
「フォンタナの丘かもう」温泉のアメニティ
「フォンタナの丘かもう」の温泉内には、リンス入りシャンプーと、ボディソープが備えてあります。
鹿児島の温泉では、意外と珍しいです。
脱衣所にはドライヤーがあり無料で使えますが、3台しかないので、待つこともあります。
注意したいのは、バスタオルやタオルの貸し出しはないことです。持参する必要があります。
コスパを含めた全体的な感想
「フォンタナの丘かもう」の温泉の入浴料は500円です。
鹿児島県内にある、組合が運営している温泉(鹿児島では「銭湯」と呼びます)は一律420円。
この銭湯とくらべて「フォンタナの丘かもう」は500円と少し高いですが、施設がめっちゃキレイで、シャンプーやボディソープもあり、非常にコスパは良いと思います。
それなのに、鹿児島の家族は「フォンタナは高い」と言うんですよ…。鹿児島人の温泉に対する感覚はオカシイ…。
鹿児島の「銭湯」は湯質はよくても施設が古いものが多く、温泉を日常的に楽しむにはよいですが、休みの日にリラックスしたいなら、フォンタナのようなオシャレな施設がいいかなと思います。
まとめ
「フォンタナの丘かもう」の温泉に入浴した感想でした。
もし鹿児島をレンタカー旅行などするなら、鹿児島市内から空港にいく途中にあるので、立ち寄りやすいですよ!
宿泊施設を備えているので、泊まってゆっくりリラックスするのもおすすめです。