オーストリアの公用語はドイツ語です。
私は大学時代に
ドイツ語を第二外国語として勉強していた気がする…
…のですが、「気がする」程度の熱意だったため、当然ながら旅行に役立つようなドイツ語力は一切ありませんっ!
それでも「こんにちは=グーテンタグ」「ありがとう=ダンケシェーン」「1、2、3…=アインス、ツヴァイ、ドライ…」程度のドイツ語は、記憶のかなり深い部分にうっすらと生き残っているので、今回のオーストリア旅行で使う気満々だったのですが…
オーストリアでは、数少ない武器のひとつである「グーテンタグ」があまり役に立たなかった!というお話です。
オーストリア人に「グーテンタグ」と言っても返ってくるのは…
オーストリアは、特に観光地はバリバリに英語が通じるので、主要観光地を巡る旅であればドイツ語は必要ありません。
ですが「オーストリア旅行の挨拶くらいはドイツ語で!」と思い、ホテルのフロントやレストランやカフェに入店する際など、私は積極的に
グーテンタグ!(=ドイツ語の「こんにちは」)
と、挨拶していました。
しかし、オーストリア人からは、どうも「グーテンタグ」が返ってこないんですよね。
無視されたというわけではないですよ。他の言葉が返ってくるんです。何と言っているか耳を澄ましてみると…
グリュースゴット!
と聞こえてくる…。
グリュースゴット………大学時代のドイツ語の記憶を必死で掘り返してみると…
…あっ!Grüß Gottのことか!!!
オーストリアの「こんにちは」=「グリュースゴット」
確かに大学で、ドイツ語の「こんにちは」は、「グーテンタグ」以外に「Grüß Gott(グリュースゴット)」という挨拶があると習いましたよ!
あまり使われない挨拶だけど、ドイツ南部で使われているとか習った記憶がうっすらとありますが、オーストリアも「グリュースゴット文化圏」なんですね!
オーストリアで返ってきた挨拶は、100%グリュースゴットでした。グーテンタグという挨拶を聞いたことはなかったです。
オーストリアの挨拶=グリュースゴットだとしっかり覚えておきましょう!
「グリュースゴット」の意味は?
「グリュースゴット(Grüß Gott)」は挨拶としての慣用表現ですが、直訳としての意味は「神のご加護を!」「神に挨拶を!」というようなニュアンスです。
オーストリアでグリュースゴットが使われる理由としてすぐに頭に浮かぶのが、オーストリアはカトリック国だということです。
同じくグリュースゴットがよく使われる南ドイツも、ドイツの中ではカトリック教徒が多い地域なので、関連を感じてしまいますね。
まとめ
オーストリアの挨拶は「グーテンタグ」ではなく「グリュースゴット」だよ!
…という話でした。
基本的には英語が通じるので、英語さえ話せれば旅に支障はないオーストリアですが、オーストリアの挨拶くらいは最低限覚えておきたいですね!