海外旅行に失敗やトラブルはつきものです。
その中でも大きな失敗・トラブルにつながりかねないのが、国際線の長距離フライトに遅刻すること。
以前の記事で、「遅れそうな場合」「遅れてしまった場合」に使う英語表現をまとめました。
それとは別に、「ギリギリ間に合いそうなんだけど、モタモタしていたら遅れるかも」というシーンで、口から出てくると便利な表現を覚えておこうと思います!
空港が長蛇の列なのにフライト時間が迫ってきた…
海外の空港は、手際が悪かったり人手不足だったりして、カウンターが長蛇の列でなかなか前に進まないことがあります。
チェックイン締め切りは、飛行機の出発時刻よりも数十分以上早いので、チェックインの締め切り時刻がせまってきたら、周囲に航空会社スタッフがいないか探しましょう。
スタッフが見つかったら、航空チケット類を見せて、
と訴えましょう。そのまま並んでいてOKならそう言われますし、先に手続きした方がよければ優先的に手続きしてもらえます。
相手の反応があいまいでよく分からないときは、続けて、
(列の前に行ってもよいですか?)
と、明確に尋ねましょう。
またスタッフさんがいるけど、声をかけられるほど近い場所でない場合は、前か後ろに並んでいる人に声をかけて、スーツケースを置いたまま列を離れる方法もあります。
(ちょっと荷物を見ていてもらえませんか?)
この表現は、海外の空港で、私の方が言われて覚えました!「keep…?」と戸惑いましたが、シチュエーションでだいたいわかりました(笑)
スタッフが近くにいない場合は?
航空会社のスタッフが見当たらず、刻一刻とフライト時刻が近づいてきた場合は、前に並んでいるお客さんと、自力で交渉するしかありません。
上記の表現をアレンジして使えます。
(出発時刻がせまっています。恐れ入りますが先に行かせて頂けますか?)
ほかの乗客さんとの交渉は、なるべく丁寧にしたいところですが、あせってキレイな英語が口から出てこないこともあります。
そのときは「skip」や「jump」など、日本語でもなじみのある表現を使って、文法は間違えてもよいので、何とか真摯に伝えましょう。
ただ、私の経験では、自分の空港到着が遅かったわけではなく、列が長蛇で時間がなくなる場合は、前後のお客さんは自分と同じフライトのチケットを持っていることが多いです。
その場合は、みんな仲間ですので、全員で力を合わせてスタッフに訴えましょう!
空港の混雑で搭乗時刻に遅れそうになった体験!
これは10年ほど前ですが、パリのシャルルドゴール空港での私の経験です。
余裕をもって空港に着いたのですが、保安検査や税関が長蛇の列で、ボーディングタイムまでに搭乗口にたどりつけず、非常に焦りました。
すさまじい長蛇の列だった上に、私と同じようにフライト時刻がせまっていた人がたくさんいて、その人たちが我先に列の順番を追い抜かして行くため、さらに行列が前に進まない!
ボーディングタイムは無情にも過ぎてしまい、マジで泣きそうになったその時…!
チェックイン済みだったためか、搭乗する航空会社のスタッフが私を探しに来てくれて、このスタッフに誘導されて優先レーンを通って搭乗口まで走り、事なきを得ました。
ですが、
あのスタッフさんに見つけてもらっていなければどうなっていただろう…
と、今でも思い出すたびにヒヤッとします。
あの時の私は若すぎて、列を横入りしてくる人たちに
(私もマジで急いでいるんです!)
の一言も言えなかったんですよね…。
ツアーでなく海外旅行にいる場合は、自分のことは自分で面倒を見なければなりません。
自立した旅行者になれるように、この弱気マインドを鍛えていきたいです!
(すみません、出発時刻がせまってきているのですが…)