京都の東寺に入場するチケットには、観智院までセットになった共通券がありました。
観智院に関する知識は全然なかったのですが、たった200円上乗せするだけで観智院まで見学できたので、共通券で観光することにしました。
観智院はどこにあるの?
観智院は東寺の北側にあり、北大門を出た場所にあります。ほとんど隣接しています。
東寺の北大門を出ると…
とても小さな橋があり、ここを渡ります。とても雰囲気の良い場所でした。
鶴と亀!?…いえ、鷺のような水鳥ですが、偶然出迎えてくれました。
橋を渡るとすぐに観智院があります!
観智院の見どころは?
観智院は1605年に再建された客殿(メインの建物)が、桃山時代の書院造りの美しい建物で、国宝指定されています。
観智院の内部は室内撮影禁止だったためご紹介できませんが、宮本武蔵が描いた襖画や、重要文化財の五大虚空蔵菩薩像(唐から持ち帰ったもの)、江戸時代の愛染明王像などがあります。
書院造りの建物とよくセットになる枯山水の庭も見どころです。
「涅槃禄-長者の庭-」と名付けられた枯山水庭園。
「長者?」と思いましたが、億万長者のことではなく、東寺長者(真言宗最高位である東寺の管理者)のことだそうです。
「長者の庭」は、平成になってから作庭されたものです。
奥の方にはかわいらしい「六地蔵尊」がありました。
中庭には桃山時代の枯山水庭園、「四方正面の庭」という面白い名前の庭園があります。
中庭だから「四方どこから見てもステキに見えるように作ったよ」というネーミングなのかな?
「四方正面の庭」は小さいですが、雰囲気がよくのんびりと眺めていたくなる庭です。
順路の最後に訪れた部屋の奥にも、緑があふれる庭園がありました。
観智院と東寺の関係は?
観智院は、東寺の塔頭(「たっちゅう」と読むんですって!)です。
塔頭とは、ザックリ言うと「大きなお寺の周りに寄り添うように建てられてた小さな塔や建物」のことだそうです。
観智院は、真言宗(東寺は真言宗のお寺)を学問研究する場だったそうです。
現在でも観智院のすぐ近くには京都の名門校洛南高校があります。
観智院では学問成就を祈願したくなりますね!
まとめ
東寺のすぐ北にある観智院を見学した旅行記でした!
観智院は小さいですが、建物自体国宝の書院造りの客殿や、かわいらしい枯山水のお庭、宮本武蔵の襖画(結構うまい!)など見どころが多いです。
建物内にはキレイなお手洗いもあります。
30分あればじっくり見れますので、東寺を訪れたら、ぜひすぐ近くの観智院まで足をのばしてみてください!