東大寺見学の後は、新薬師寺に向かいましたが、途中に春日大社があるので立ち寄りました!
春日大社はパッと立ち寄るだけ…の予定でしたが、行く手を阻むお鹿さまたち…。
…結局、結構長居してしまった春日大社を、お鹿さまにまつわるエピソードを中心にご紹介します!
春日大社周辺の鹿はまるで神社の一部!
春日大社の近くまで行くと…奈良公園のアイドル・お鹿さまたちが息もつかせぬ勢いでアイドルビームを飛ばしてきます!
「ようこそ~」と迎えてくれた小鹿ちゃんにはじまり…
まるでオブジェのように一角に立ち、微動だにしない鹿…。
石灯篭の横にオブジェのように立ち、こちらを見つめてくる鹿たち…。
立ち入り禁止のロープなど意にも介さない鹿たち。人間立ち入り禁止の場所に入れるお鹿さま。
道のど真ん中で世間話に花を咲かせるお鹿さまたち。当然、人間がよけて通ります。
鳥居の下に立ち、あまりに神々しいお鹿さま。
お鹿さまが何かこっちに寄ってくるんだが!
お鹿さまが私めに幸を授けに来てくれたよ!お鹿さま~!!!
春日大社に鹿が多いのは若草山が近いから
奈良公園の中でも、とりわけ春日大社付近にこんなに鹿が多い理由は…
おそらく若草山が近いからでしょうね。
奈良公園の鹿の中には、若草山を寝床にしていて、早朝に山から下りてくる鹿さんがいるそうで。
ちなみに公園で生活する鹿と、若草山で生活して公園まで降りてこない鹿は、食性の違いから「公園ジカ」「若草山のシカ」とタイプ分けされているそうです。
鹿を「お鹿さま」にしたのは春日大社
奈良公園の鹿は、神様の使いとして大事にされてきました。
「どの神様の使いなのか?」というと、春日大社の主祭神・武甕槌命(タケミカヅチノミコト)。
この神様が春日大社創建の際に、常陸国(現在の茨城県)の鹿島神宮から、白い鹿に乗ってやってきたそうです。
そのことから鹿は神様の使いとして、保護されるようになったとか。
でも、どうして茨城県のように遠い場所から、わざわざ神様が奈良までやってきたんでしょうね?鹿島神宮に「鹿」の文字があるのも興味深いですよね。
鹿島神宮があるエリアは、古代朝廷が蝦夷との戦いの拠点としていたそうで、そういったあたりの話と深い関わりがあるのかなと思います。
春日大社周辺の小社めぐりが楽しい
春日大社は赤い回廊が続く本社(大宮)がよく知られています。
この赤い回廊の中に入ると、「あれ?何か神社っぽくない…」という感じがしますが、本殿があるエリアは無料エリアからは見えず、有料入場になります。
今回はお鹿さまと戯れすぎて、ランチ予約の時間が迫ってきたため、無料エリアだけ歩きました。無料エリアも雰囲気がよいです。
また、春日大社の本社の周りには、たくさんの小さな神社があってにぎやかです。
私が新薬師寺方面に向かうために通った、本社の南側は特にたくさんの神社が点在していて、「若宮十五社」と呼ばれています。
若宮
こちらが若宮十五社の中心神社、若宮です。春日大社の本殿に似た造りになっています。
天押雲根命は水・農業の神様ですが、春日大社の公式サイトによると、知恵を授けてくれる神様でもあるそうです。
夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)
若宮の近くにある夫婦大国社。神社名からもわかるように、夫婦円満を叶えてくれる神様です。日本唯一の大國様を夫婦でお祀りしている神社だそうです。
夫婦大国社は夫婦円満を願う、ハート型の絵馬で知られています。たくさんのハート絵馬がとてもキュートに並んでいます。
ちょうど新婚の友人夫婦がいるので、幸せをお祈りしておきました!
金龍神社
金龍神社は夫婦大国社のすぐ近くにあり、金龍大神を祀っています。開運・財運の神様です。
金龍神社周辺は、緑の小道が続き、さわやかで気持ちが良いです。緑の中に立つ金龍神社の赤いのぼり旗が映えます。
東大寺→春日大社は結構歩く!
東大寺と春日大社は奈良公園内で隣どうしにあるように見えますが、奈良公園は非常に敷地が広く、歩くと思ったより遠く感じるかもしれません。
東大寺から春日大社までは500~600mほどあり、徒歩6~7分です。
その途中でお鹿さまたちがこちらをジッと見つめてくるものだから…さらに時間がかかるという…。
春日大社見学に必要な所要時間は?
春日大社は非常に広い敷地に広がっていて、全体を見て回るなら1~2時間はかかります。
春日大社の敷地内には「鹿音」というキレイなカフェがあり、休憩に使いやすいです。国宝館が入っている新しい建物の1階にあります。
ランチメニューもカフェメニューもありました。時間があったら入りたかったのですが、何せこの日は予定が押していて!
今回は春日大社に「東大寺から新薬師寺にいくついで」に寄りましたが、「ついで」に寄るような規模の神社ではなかったですっ!
次に奈良に行く時は、春日大社の有料入場になる本殿部分も含めて、ゆっくり堪能するぞ!
まとめ
今回の奈良旅行で春日大社に立ち寄って感じたことは…
…ということでした。
「春日大社は東大寺と一緒に訪問しよう」と考える人が多いと思いますが、春日大社も東大寺もとにかく広大です。
奈良公園内には興福寺もありますが、東大寺+春日大社+興福寺を1日で見て回るのは結構疲れます。
ポイントをしぼって見学する、休憩できる場所をチェックしておく…など、計画を立てて動くのがおすすめです。