プラハのユダヤ人地区旅行記、第2回です。
前回はピンカス・シナゴーグと旧ユダヤ人墓地の旅行記です。
旧ユダヤ人墓地の出口を出ると、すぐそこにクラウセン・シナゴーグと儀式の家があります。
次はこの2つに入場しました。
クラウセン・シナゴーグは目立たない建物の方
旧ユダヤ人墓地を歩いていると、この建物が見えます。
私はこれがクラウセン・シナゴーグだと思いましたが、こちらは儀式の家です。
クラウセン・シナゴーグは「え、本当にココ?」と思うほど、外観は地味な建物です。
旧ユダヤ人墓地を出てすぐ左にある、このオフィスみたいな建物がクラウセン・シナゴーグです。
入らずに通り過ぎてしまいそうでした。
クラウセン・シナゴーグは内部が美しい
クラウセン・シナゴーグの見どころは、建物の外観ではなく内部です。
天井にはシャンデリアが飾られ、壁の装飾も美しいです。
床のモザイク装飾もかわいらしいです。
ダビデの星を表していると思われる床モザイクもありました。
広々とした美しいホールになっている場所もあります。天井装飾が美しい!
細部の作りが美しい小さな祭壇もありました。
ステンドグラスのようになっている窓ガラス。ここにもダビデの星がありますね。
クラウセン・シナゴーグの広いホールは、2階に上って上から見ることもできます。
クラウセン・シナゴーグは、外観こそ地味ですが、内部はスペイン・シナゴーグの次に美しかったです。
儀式の家は外観が美しい!
クラウセン・シナゴーグとは反対に、外観が美しいのが儀式の家です。
1912年と比較的新しい時代に建てられた建物ですが、ロマネスク風です。
左の階段になっている入り口も素敵ですし、今回訪問したユダヤ人地区の建物の中で、外観はこの儀式の家が一番好きでした。
儀式の家は、中に入ることができます。
建物の後ろはすぐ旧ユダヤ人墓地で、窓から旧ユダヤ人墓地が見えます。
クラウセン・シナゴーグがある通りは明るい雰囲気
クラウセン・シナゴーグがある通りには、観光客向けのお土産屋さんが建ち並び、観光地特有の明るさがあります。
旧ユダヤ人墓地やシナゴーグを見た後に、この通りを通ると、平和な雰囲気にどこかホッとするような気持ちになります。
観光ができるというのは、自分が住んでいる国も、訪問する国も、平和だという証拠ですよね。
全世界が平和だとはまだ言えないですが、こうやって観光ができる時代に生まれたことは、有難いことなのだと感じさせられました。