やっと、やっとのことで、リンツ駅に当初の予定よりトータルで3時間半遅れて到着した私。
全部チェコ鉄道(CD)が悪いんですよ…。
もう、本当に疲れました。
しかし、もうオーストリアに入ったんだし、チェコのことは忘れようっ!
リンツからインスブルックまでは、オーストリア鉄道(ÖBB)のレイルジェット(RJ)の一等席の切符を予約してあります。
ÖBBの一等席切符を持っている乗客は、ÖBBのラウンジを利用することができます。
リンツに着いたのは、乗りたい電車の30分前でしたが、
- とにかく疲れた
- 遅延しまくりでお腹もすいた
- チェコ鉄道が遅延して予約した電車には乗れなかったので、後続の電車を利用できるのか確認したい
と、ラウンジに行きたい理由が3つもあったので、たった30分でもリンツ駅のラウンジに入りました。
リンツ駅ラウンジの飲食サービス
リンツ駅のラウンジは、ホームから駅構内に入ると、すぐに見つかりました。大きく「ÖBB LOUNGE」と書いてあります。
チェコ鉄道の無慈悲な連続攻撃で(詳細はチェコ旅行記を読んでくだされ)ですっごく精神が疲れていて、外観を撮影し忘れました。ゴメンナサイ!
入口にはカウンターがあり、そこで係員がラウンジを利用できる切符かどうかをチェックするので、切符を見せて中に入ります。
飲み物はセルフサービスで入れます。
コーヒーメーカーのようなもので、エスプレッソやカプチーノを作ることができます。
その隣には、豊富な種類の紅茶、ハーブティのティパックが置いてありました。
また、オーストリア名物のアップルサイダーなど、冷たい飲み物もありました。
お菓子や軽食もセルフサービスで食べられます。
オレンジが丸ごと置いてありましたが、時間がある人はオレンジをしぼって飲むこともできそうでした。
ホテルの朝食ビュッフェのような感じでした!
メランジェとお菓子が美味しかった!
私は「せっかくオーストリアに入ったから!」と、オーストリアのカフェでよく飲まれている「メランジェ(Melange)」を飲みました。
自動のコーヒーメーカーで作るものですが、結構おいしかったです!
電車の時間まで30分しかなかったので、他にはマドレーヌやクッキーなど、かんたんなお菓子を頂きました。
本当はすごくお腹が減っていたので、時間があったらもっと食べたかったです!
ついでに遅延した切符を確認してもらった!
ÖBBのラウンジには、電車の予定が掲載される電光掲示板があり、発着ホームや遅延状況をラウンジ内で確認できます。
また、入口にカウンターがあり、インフォメーション代わりに使うことができます。
今回、チェコ鉄道でもともと乗るはずだった電車の運休と、その次の電車の遅延という残酷コラボがあり、もともと予約していた11時3分インスブルック行きの電車に乗れませんでした。
チェコのチェスケー・ブディェヨヴィツェ駅のインフォメーションで、ÖBBの予約切符に「チェコ鉄道のせいでこの人遅れるから、ÖBBの後続の電車に乗せてあげてね」的な手書きメッセージを、ドイツ語で書きこんでもらいました。
こんなメッセージ。ドイツ語読めないから正確には何て書いてあるかわからないけど、たぶんそんな感じです。
でも、人生最大の「チェコ不信」に陥っていた私は、
この手書きのメッセージで、本当にÖBBの後続する電車に乗れるかはわからないぞ…。
と疑っていたため、この切符をÖBBラウンジのカウンターに持っていって、予約していない同区間の後続電車に、この切符で乗車できるかどうか確認しました。
すると、カウンターの係員さんは「乗れますよ~」と答えて、もっと信用できそうなチケットをくっつけてくれました。
見てください!この安心感のあるチケット!
「タイムテーブル変更で、すべての電車に適用されるチケットになりました」的なことが英語で書いてあるし、これでもう大丈夫だろう!
実際に、このチケットで、後続の13時44分発のインスブルック行きに乗ることができました。
このチケットのことを「エキストラチケット」と呼ぶらしいです。
電車の遅延があって予約した電車に乗れなかった場合は、ラウンジか、駅構内のインフォメーションで、このエキストラチケットをもらっておけば安心だと思いました。
まとめ
以上、私のちょっと特殊な事情も含めつつ、リンツのÖBBラウンジのご紹介でした。
ÖBBで一等座席を購入した方は、ぜひリンツのラウンジで一息してみてください。
私のように時間が30分しかなくても、お菓子とメランジェくらいなら楽しめますよ!
チェコ鉄道に打ちのめされた私でしたが、このラウンジで美味しいメランジェを飲んで、だいぶ復活しました!