私が東京から日光に、2泊3日の小旅行に出かけたのは、3月半ば。
日光の3月は、雪景色は終わり、まだ花も咲いていないため、観光シーズンではありません。
景色はややさびしくはありますが、その分、ほとんど混雑しないというメリットもあります。
3月の日光は寒暖差が激しい!コートはどうする?
私が3月の日光旅行の準備で、一番悩んだのは、服装。
3月というのは、東京でも寒暖差が大きい季節で、真冬のように寒い日もあれば、春のあたたかい太陽が降りそそぐ日もあります。
日光も同じように、日によって、かなり寒暖差があります。
私が日光に行く1週間前は、日光は氷点下の気温が続き、真冬並みの気温となっていましたが、私が出発する日の前後は、最高気温が15度まで上がる予報となりました。
迷ったあげく、氷点下でも対応できるような、しっかりしたダウンジャケットと、コンパクトにたためる、ユニクロのウルトラライトダウンの両方を持って行きました。
この選択は大正解で、気温に合わせてどちらとも使いました。
日光は東京より寒い、奥日光は日光より寒い
日光行きで、服装選びを難しくする要因に、日光が東京より寒く、奥日光はさらに日光より寒いという事情があります。
奥日光の気温に合わせると、東京から出発する日が暑すぎるし、日光を基準にすると、奥日光の寒さに対応できない。
ここで活躍したのが、ユニクロのウルトラライトダウンでした。
奥日光よりも気温が高かった日光ではこのライトダウンを着て、東京に帰ってきたらさらに暑かったので、ライトダウンはたたんでしまい込みました。
奥日光での防寒対策として持ってきた大きなダウンの方も、着用しないときはスーツケースにしまいました。
やや大きめのスーツケースが必要になるというデメリットはありましたが、ダウンは軽く、かさばりはしたものの、荷物が重くはなりませんでした。
奥日光では雪が降ることも
私は日光東照宮周辺を散策した後、中禅寺湖へ行きました。
中禅寺湖周辺は、いわゆる「奥日光」と呼ばれるエリアです。
日光では雪はまったく残っていませんでしたが、奥日光の方は、道路がまだ雪で凍結しているエリアがあり、通行止めになっている道もありました。
道路に雪が残っているだけでなく、奥日光では3月に雪が降ることも珍しくないそうです。
奥日光の3月は、東京の真冬・厳寒の季節と同じくらいの寒さでした。
東京で一番寒い時期に着る、大きなダウンコートでちょうどよい気温でした。
日光では3月に一番怖いのは杉花粉!
さて、私は3月の日光については、寒さばかりを気にしていました。
しかし…日光に実際に足を踏み入れると、実は一番対策しなければいけなかったのは、寒さではなかったことを思い知りました。
やけに観光客が、くしゃみばっかりしているなあ…首都圏との気温差にやられているのかなあ?と思っていたら、同行した姉の目が真っ赤に!
周りを見渡してみると、日光山内には、徳川家康の家臣だった松平正綱が植えたという、樹齢数百年を超える古くて立派な杉の大木がずらーっと並んでいる…。
そう!姉はスギ花粉症持ちなんです!
姉は、この春はまだ花粉症の症状が大きく出始めていなかったので、この日は薬を飲んでいなかったそう。非常につらそうにしていました。
姉だけでなく、多くの観光客が、あちこちでくしゃみをして、つらそうにしていました。姉いわく「日光はスギ花粉の量が東京と比べて尋常じゃない…」
何と日光は、この古くからの杉並木のせいかどうかはわかりませんが、日本のスギ花粉症の発祥地として知られているそうです。
3~4月に日光に行く方は、万全な杉花粉対策を取ることをおすすめします。
私はまだ花粉症を発症していませんが、姉が「尋常じゃない花粉の量」と言うので、予防のためにマスクをしました。
花粉の季節でなければ、この杉並木は非常に美しいので、存分に景色を楽しんでください!
3月の日光は、寒さ対策も必要ですが、それと同じくらい、いやそれ以上に、スギ花粉対策が必要です!