今回、私はプラハに3泊しました。
プラハ1日目はカレル橋周辺の観光、2日目はプラハ城のあるフラッチャニ地区とミュシャ美術館。
3日目の今日はどうしよう…。
まだロブコヴィツ宮殿にも行ってないし、ユダヤ人地区も見てない…。
プラハは3泊すればそれなりに見て回れるかなと思っていましたが、見どころが多すぎて3泊では忙しいのなんの!
3日目の朝は、起床すると日が照っていて、今までで一番お天気が良好!
ロブコヴィツ宮殿やユダヤ人地区に行く前に、「この晴天の下の旧市街広場を見てから行こう!」と、頑張って朝一番で旧市街広場に行くことにしました。
晴天の旧市街広場は「おとぎの国」度が増す!
というわけで「ドブリーデン(おはようございます)、旧市街広場!」
実は旧市街広場には毎日のように行っていたのですが、こんなにお天気が良いのは初めて。
やはり晴天の下の旧市街広場は「おとぎの国」度が増しますね!
プラハ旧市街広場では建築観賞三昧!
プラハ旧市街広場は、広場そのものが美術館であるかのように、美しい建物に囲まれています。
まずは何と言ってもティーン教会!ゴシック式のとんがった屋根は、教会というよりおとぎの国のお城みたいです。
ティーン教会のお隣には石の鐘の家。ゴシック式の窓が可愛らしい建物ですが、なぜ「石の鐘の家」なのかと言うと…
角のところに、こうやって石づくりの鐘がめりこんでいるんです。プラハはこういった、チャーミングな建物が多いです!
さらに左の方にも美しい建物が建ち並びます。赤い屋根の建物はロココ式のキンスキー宮殿です。
こちらは青い屋根が印象的なバロック様式の聖ミクラーシュ教会。ついついティーン教会に目を奪われてしまいますが、聖ミクラーシュ教会も清らかで美しい教会です。
キンスキー宮殿と聖ミクラーシュ教会に挟まれたエリアには、アール・ヌーヴォー建築っぽい建物や、女子力高い感じの建物が建ち並びます。
広場の南側には、このような素敵な壁画が描かれた建物もあります。これもアールヌーヴォー洋式かな?左の窓にしぶとくATMの宣伝があるのはご愛敬ですが(笑)。
プラハのATM事情について書いた記事はこちら→プラハのATM手数料が高すぎる!おとぎの国のしょっぱい現実…
中央に立つ銅像はヤン・フス像
プラハ旧市街広場の中央には、銅像が建てられています。この像は15世紀、ルターやカルヴァンに先駆けてチェコで宗教改革を行ったヤン・フスの像です。
フスは、当時のカトリック教会を批判して、異端として火あぶり刑に処せられます。
その後、フス派とカトリックの戦い、フス戦争が起こります。
この戦いはカトリック側の勝利に終わり、チェコはカトリック国としての道を歩んでいきます。
フス戦争は、宗教戦争としての側面だけでなく、カトリックの擁護者である神聖ローマ帝国との戦いでもあり、近代に入ってチェコで建国運動が高まる際に、チェコ人の心の拠り所とされます。
ただし、チェコはカトリック国。
カトリック国チェコで、カトリックによって異端の刑に処せられたフスを崇拝する複雑さを「物語チェコの歴史」という本で興味深く読みました。
世界史苦手の私にはちょっと難しいところもありましたが、チェコの歴史は日本人になじみが薄い部分もあるので、チェコ旅行に行く前に読んでおくと、チェコ旅行がさらに楽しめておすすめです!