プラハのシナゴーグ巡りは続きます。
ピンカス・シナゴーグ→旧ユダヤ人墓地→クラウセン・シナゴーグ→儀式の家…と来たら、次は、クラウセン・シナゴーグ前の通りを突き当たった場所にある旧新シナゴーグです。
この独特の建物が、旧新シナゴーグです。
ですが、私が購入したユダヤ博物館共通券では、残念ながらこの旧新シナゴーグに入れません。
旧新シナゴーグは外観だけ見学して、次のスペイン・シナゴーグへ向かいます。
スペイン・シナゴーグは少し離れた場所にある
スペイン・シナゴーグは最初に訪問した4箇所とは、少し離れた場所にあります。
スペイン・シナゴーグへの途中で見えた、いかにもプラハらしい町並み。
こちらがスペイン・シナゴーグです。この正面部分は、大きな通りから左に入ったところに見えます。
なぜ「スペイン」なのかというと、外観がアルハンブラ宮殿に似ているからだそうで、特にスペイン系のユダヤ人が使っていたというわけではないようです。
スペイン・シナゴーグの内部装飾の豪華さ!
それでは、スペイン・シナゴーグの中に入ってみます!スペイン・シナゴーグは、非常に内部が美しいと聞いているのでワクワク…。
おおっ!コレはすごい!想像していた以上の豪華絢爛さ!
こちらは天井。幾何学模様が非常に美しい!ぽかーんと眺め続けてしまうような美しさです。
外観がアルハンブラ宮殿に似ていると言われるスペイン・シナゴーグですが、内部のアラベスクっぽい装飾も、どこかアラブ風なイメージを受けます。
窓もこの豪華さです。アラブっぽさもありますが、金色が多く、インド芸術っぽい感じもしてきます。
いったいどういう経緯で内部がこれほど豪華に装飾されたんだろうなあ。
プラハの他のシナゴーグとくらべて、スペイン・シナゴーグだけが特別な美しさになっています。
内部にはユダヤ人の苦難の歴史を展示するコーナーもあり、この美しい装飾とは対照的なのが、どこか神妙な気持ちになりました。
パイプオルガンもこの美しさです。
他のシナゴーグだけでなく、プラハで見たどの建物よりも、内部の美しさは圧巻でした。
スペイン・シナゴーグがプラハのガイドブックでそれほど大きく取り上げられていないのが不思議です。
私はプラハで一番心に残ったのは、このスペイン・シナゴーグでした。
まとめ
スペイン・シナゴーグは、ユダヤ博物館共通券で入れるシナゴーグのなかでは、突出して内部装飾が美しいです。
他のシナゴーグと少しだけ離れているので、ここまで行かない人もいるかもしれませんが、ピンカス・シナゴーグ等があるエリアから、歩いて5分くらいなので、ぜひ足を運ぶことをおすすめします。