カレル橋からプラハ城に行くのに、必ず通るのがマラー・ストラナ広場。
マラー・ストラナ広場界隈は、美しい建物をバックにトラムが行き交う、つい立ち止まりたくなる風景です。
そんなマラー・ストラナ広場の真ん中に鎮座するのが、聖ミクラーシュ(ニコラス)教会。
1回目にプラハ城に行くのにマラー・ストラナ広場を通りかかったときは、「入りたいな…」と思いつつも先を急いだのですが、2回目に通ったとき、やっぱりガマンできなくて入場観光しました!
聖ミクラーシュ教会の入口はペスト円柱の前から
聖ミクラーシュ教会は、カレル橋からマラー・ストラナ広場に到着すると、見えてくる緑色の屋根が印象的です。
ですが、入口はこの緑色の屋根が見える方とは反対側です。
このペストの円柱がある側に、入口があります。
マラー・ストラナ広場はとっても広く、聖ミクラーシュ教会の前も後もマラー・ストラナ広場なんです。
こちらは前日に通ったときの写真なので空がくもってますが、ペストの円柱側から見た聖ミクラーシュ教会はこんな感じです。
聖ミクラーシュ教会の見どころはバロックの天井画!
では、聖ミクラーシュ教会に入ってみます!
内部はこんな感じで、やや装飾過多のバロック式。ただ、このゴテゴテぶりは、あんまり嫌いじゃなかったです。
聖ミクラーシュ教会の自慢は、美しいバロック天井画。
遠近法を駆使しただまし絵が見事です。
ガイドブックに載っていた「欧州随一」という表現はちょっとオーバーかなと思いましたが、それでも見ごたえあります。クラッカーという画家さんの作品です。
吹き抜けになった2階があり、上ることができます。
2階からは天井画を間近に見ることができます!これは嬉しかったです!
2階部分から下を見おろすのも何となく楽しかったり。
モーツァルトが演奏したオルガンは修復中でした
聖ミクラーシュ教会のもう一つの観光ポイントは、モーツァルトが演奏したパイプオルガンがあることです。
後方に小さなパイプオルガンらしきものがあったので、それかな?と思ったのですが、教会内のスタッフさんに聞いてみると…
残念ながら修復中で、パイプが1本1本外されていました。
ちなみに、モーツァルト演奏の縁もあって、この聖ミクラーシュ教会ではよく教会コンサートが開催されるそうです。
教会コンサートの詳細は公式ページ(英語)で確認できます。
聖ミクラーシュ教会の入場料は?
聖ミクラーシュ教会の入場料は100czkで、約500円です。
プラハの入場観光料は高いなあ…と感じることが多いですが、聖ミクラーシュ教会も…まあ、高いと言えば高く感じるかなあ…。
ただ、前日に入場したストラホフ修道院や、ロレッタ教会にくらべると、2階にも上れて教会内のバロック美が楽しめたので、入って良かったなという感想が残っています。
プラハに聖ミクラーシュ教会は2つある!
プラハには聖ミクラーシュ教会と呼ばれる教会は2つあります。
このマラー・ストラナ広場の聖ミクラーシュ教会以外に、旧市街広場に同名の聖ミクラーシュ教会ります。
旧市街広場のヤン・フス像の背後に建つ聖ミクラーシュ教会。
それに加えて、聖ミクラーシュ教会は、聖ミクラーシュの英語読みで「聖ニコラス教会」と呼ばれることもあります。
頂いたパンフレットにも「ST.NICHOLAS CHURCH(聖ニコラス教会)」とあります。
そんなこんなで「あれ?」と戸惑うこともありましたので、
- 聖ミクラーシュ教会と呼ばれる教会がプラハには2つある
- 聖ミクラーシュ教会は英語読みで聖ニコラス教会と呼ばれることもある
の2点を、何とな~く頭に入れておくとよいかもです。