嵐山といえば、真っ先に頭に浮かぶ風景は大堰川(おおいがわ)に架かる渡月橋です。
渡月橋は桜と紅葉の名所として有名ですが、私が足を運んだのは桜の開花にはまだ早い3月上旬。
3月の渡月橋はどんなだったかレポートします!
渡月橋は嵐電嵐山駅からスグ!
嵐電嵐山駅を出て左の方へ進むと、すぐに橋が見えてきました。
え?すぐ見えているこの橋が渡月橋!?
渡月橋はガイドブックには横から見た風景しか載っていないので、この方向から見ると全然渡月橋に見えません。
ちゃんと「渡月橋」と書いてあるので、この橋が間違いなく渡月橋!
嵐山の主役なのに登場の仕方がアッサリすぎる!
渡月橋を渡ろう!でもベストショットは橋の上からではナイ…
さあ、いよいよ渡月橋を渡ります!
こちらは渡月橋から下流の鴨川の方を見た風景。うん、こちら側の眺めはごくフツーの日本の川ですね。
こちらは上流の大堰川の方の風景。こちら側は嵐山の風景が美しいですね。
大堰川方面の眺めは美しいですね。山の色も川の色も深くてステキ!
大堰川の方には川下りのような観光船も出ていました。桜や紅葉の季節にはたくさん観光客が乗っているのでしょうね。
渡月橋から見た大堰川方面の景色は美しいんですが…それでも「これじゃないなあ」という感が。
…考えてみたら当たり前ですね。渡月橋の上からは渡月橋は見えない。
渡月橋の美しい姿を見たければ、渡月橋の外から見なきゃ!
コレが3月の渡月橋!ペストショットは嵐電嵐山駅側から!
そこで渡月橋を渡り切ったところから橋を眺めてみました。
やっと渡月橋らしい風景が見れた!
私は、渡月橋はこじんまりとした橋だと思っていました。予想以上に大きかったです。普通に車も通ります。
渡月橋はプラハのカレル橋みたいに歩行者天国かと思っていました。
渡月橋をまた嵐電嵐山駅方向に渡って戻り、鴨川方面の方へ川に沿って歩くと「あ、ここがベストショットかな」というポイントがありました。
渡月橋の背景一面に嵐山!ここからの眺めが一番素敵でした。
3月上旬でまだ桜は咲いていませんが、冬を乗り越えた緑の色と、強すぎない淡い日の光がやさしい雰囲気を作り出しています。
自然と人工物が融合した、いかにも日本人の美意識らしい風景!
和歌を詠みたくなるような雰囲気ですが、詩心のない私には詠めず。
昔の日本人は即座に「当意即妙」な和歌を詠めてスゴイ!
そんな能力が求められる時代に生まれなくてよかったよ…。