私はプラハ滞在中に、いろいろ手違いがありました。
ロブコヴィツ宮殿とロジェンブルク宮殿を混同してたり、そもそも閉館時間をまちがっていたり…
そのせいでカレル橋からプラハ城まで、二日間連続で上っています!
せっかく行くなら違う道を通ってみようかなと、それぞれ違うルートから上りました。
カレル橋からプラハ城までの二通りの行き方と、どちらの方がおすすめかをご紹介します。
まずはマラー・ストラナ広場まで行こう!
私が通った2つのルートどちらを通るにしても、カレル橋を渡り終わったら、そのまままっすぐ進んでマラー・ストラナ広場を目指します。
少し進むと、数分も歩かないうちに、交通量の多いマラー・ストラナ広場に行き当たります。
マラー・ストラナ広場は、美しい建物の前を頻繁にトラムが行き来していて、つい立ち止まって見渡したくなる広場です。
マラー・ストラナ広場は非常に広大で、聖ミクラーシュ(ニコラス)教会やペストの円柱があるエリアも、マラー・ストラナ広場です。
真ん中に立っている外灯の形がカワイイ!
このマナー・ストラナ広場からプラハ城へは、やや勾配のきつい上り坂になりますが、ここからルートが2つに分かれます。
プラハ城への最短ルートは階段の道が続く
ペストの円柱などがあるあたりから、この印象的な黄色い建物が見えます。
この建物の脇に狭い上り坂があります。
ここを上っていく観光客が多いですが、この狭い道を上るのがプラハ城への最短ルート。
狭い坂を上ると、すぐにプラハ城へと上る階段が見えてきます。
ひたすらひたすら上ります!だんだん階段の勾配がけわしくなっていくように感じますよ…。
振り返ってみると、結構雰囲気のよい階段なんですね。
上っているうちは上るので精一杯で、道の美しさを楽しむ余裕はなかったですが…。
この階段ルートを使えば、カレル橋からプラハ城までは15分弱というところです。
エレガントなネルドヴァ通り経由でプラハ城!
もうひとつのルートは、先ほどの黄色い建物の脇を上らず、そのまま進行方向にまっすぐネルドヴァ通りを進みます。
ネルドヴァ通りは、エレガントな石畳の坂道です。
左右にはホテルやレストランが並び、華やかさがあります。
このネルドヴァ通りは、住所の代わりに目印として、それぞれの館につけられた飾りが面白いです。
もともと車屋さんだったんですかね?黄金の車輪が外壁に作られているお屋敷。
迫力満点の大鷲が扉を飾っている建物。現在はイタリア大使館として使われています。
ギリシャ神話の怪物・メドゥーサの首で装飾しているお屋敷もありました。なぜバケモノの生首?と思いますが、ヨーロッパでは時々、メドゥーサの首が魔除けになっていることがあります。
ネルドヴァ通りの坂道も、上っているうちに勾配が少しずつきつくなります。
この抹茶クリームみたいな色の美しい建物まで来たら、右脇の階段を上っていきます。
ネルドヴァ通り経由でも、結局最後は階段を上ることになります。
視界が美しく開けてきたらゴールです。
ネルドヴァ通り経由でカレル橋からプラハ城に行くなら、だいたい20分くらいです。
カレル橋からプラハ城に行くおすすめルートはどちら?
さて、「ずっと階段コース」と「ネルドヴァ通り経由コース」。
カレル橋からプラハ城まで歩くのにどちらがおすすめかというと、最短ルートで行きたい方には「ずっと階段コース」がおすすめです。
ただし「ネルドヴァ通り経由コース」と、それほど所要時間が変わるわけではないので、美しいネルドヴァ通りを楽しみながら、わざわざ遠回りする手もありだと思いました。
「時間があればネルドヴァ通りから行く」という感じでいいんじゃないでしょうか。
どちらのルートから行くにしても、坂道は結構傾斜が激しいです。ヒールの高い靴など、歩きにくい靴は避けた方がよさそうでした。
夏の暑い時期などは、短い距離でも思った以上に疲れる可能性もあります。
そして、上りきった場所には、眺め最高のスターバックスがあります。
飲み物を飲みたくなるタイミングで現れるスターバックス。サスガですねえ…。