岐阜の飛騨高山・白川郷へ行ってきました。
交通手段として使ったのは特急ワイドビューひだ。
名古屋(一部は大阪から)と飛騨高山地方を結ぶ特急電車です。
特急ワイドビューひだは、車窓の眺めがよいことで知られています。
「車窓を楽しむなら左右の座席どちらに乗った方がよいか?」を中心に、乗車レポを書いてみました。
「特急ワイドビューひだ」で楽しめる景色
「特急ワイドビューひだ」から見えた景色を、名古屋出発から高山まで、順番に紹介していきます。
清州城
名古屋を出発して5分ほどで、右手の方に戦国のお城が見えます。
清須会議で知られる清州城です(建物は平成になってからの再建)。
特急ワイドビューひだは、名古屋か岐阜までは座席が後ろ向きの状態で逆方向に走ります。
そのため清州城は進行方向から見ると右手に見えますが、後ろ向きに走る左側座席の車窓から見えます。
犬山城
岐阜を出てしばらくすると、右側に国宝の犬山城が見えます。
犬山城が近づくと、行きでは館内アナウンスが流れ、帰りは電光掲示板に「まもなく見えます」のメッセージが出ました。
ワイドビューひだから見える犬山城は、画像の通りかなり遠くの方に小さく見えます。
木曽川
犬山城が見えてから、鵜沼駅を通過すると…
進行方向右側に木曽川が見えてきます。
特急ワイドビューひだは、このまま木曽川を上流の方へさかのぼる感じで走ります。
木曽川は右手の方に続きます。左手は山になります。
飛水峡
美濃太田駅を通過すると、木曽川は支流の飛騨川に変わり、どんどん景色がワイルドになっていきます。
ゴツゴツ岩が増えてきたら、飛水峡と呼ばれるビューポイントです。
奇岩と清流の景色がステキ!
このあたりの景色が楽しめるのは進行方向右側です。
中山七里
白川口という駅を過ぎると、清流は左側に見えることが多くなります。
飛騨金山駅から下呂駅までの間に続く渓谷は中山七里と呼ばれます。
川の水の色がめっちゃキレイです!
中山七里の景色は、温泉で有名な下呂まで続きます。
特急ワイドビューひだは右側左側どちらの座席がよい?
では、特急ワイドビューひだは、右側と左側の座席どちらの眺めがよいでしょうか?
右、左それぞれから見える景色をまとめてみます。
清州城は再建した建物、犬山城は遠くにしか見えないことを考えると、くらべたいのは木曽川以降の景色です。
白川口までは右手、それ以降は左手の景色がよいので、どちらがよいかは一概に言えません。
一般的には先によい景色が現れる進行方向右側の座席が人気があるようです。
特急ワイドビューひだの進行方向はどっち?
さて。ここでひとつ問題があります。
特急ワイドビューひだは、結構ややこしい電車で、名古屋から岐阜までは座席の向きと逆の後ろ向きに走ります。
岐阜を過ぎると、普通に座席の向きと同じ前方へと走ります。
また途中で連結作業が入り、車両によって行き先が違います。
こういったややこしさのためか、車体のどちらが前方になるのか乗る電車によって違うらしいのです。
私が乗車した電車は4列ABCDとあるCDが右側座席でしたが、実は事前に調べて「ABが右側かも」と予想してたんですよね。
見事にハズレました!
左右の座席どちらも車窓は楽しめますが、どちらかにこだわりがある場合は、座席指定をする前にJR東海に問い合わせすることをおすすめします。
特急ワイドビューひだの座席について
特急ワイドビューひだは、景色が楽しめるように、座席を通路より少し高い所に設置する工夫がされています。
荷物は頭上に荷物置き場があります。
座席選びでは、細かい注意点があります。
偶数座席には窓と窓の境目があるため、奇数座席の方が窓が広く眺めがよいです。
窓からの景色をより楽しむには奇数座席を指定するのがおすすめ!
停車駅が多い電車と少ない電車がある
私が利用した特急ワイドビューひだは、帰りの電車の停車駅が、行きの電車で停車した駅の数より格段に少なかったです。
名古屋から高山まで行きは2時間44分かかったのに対し、帰りは2時間24分と、20分の差がありました。
特急ワイドビューひだは、乗る電車によって停車駅の数が違うので、なるべく所要時間が少ない電車を選びましょう。
まとめ
特急ワイドビューひだを使って飛騨高山に行くなら、JR+ホテルがセットで割引価格になるダイナミックパッケージがおすすめです。
私はJTBのダイナミックパッケージを使いました。ホテルに実質半額以下で宿泊できる計算になり、かなりお得でした!