ウィーンのカフェ文化は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
私がウィーン旅行で楽しみにしていたのがカフェめぐり!
ウィーンのカフェをいろいろはしごして、ウィーンのカフェのメニューにある定番コーヒーを学んできたので、ご紹介します!
メランジェ
ウィーンのカフェでまず最初に飲むことをおすすめしたいのがメランジェ(Melange)!
コーヒーとふんわりと泡立てたミルクが半分ずつ入った、マイルドな味です。
イタリアのカプチーノに似ていますが、カプチーノとの違いは、濃いエスプレッソではなく普通のコーヒーを使っているところ。
そのため、カプチーノよりもミルクのやさしさが際立つ味になっていて、苦いコーヒーが苦手な人でも飲みやすいです。
カフェのメランジェの価格は、だいたい€4~5です。
ブラウナー
どこのカフェでも、一番リーズナブルな価格で飲めるのがブラウナー(Brauner)。
€3前後の価格でオーダーできます。
節約旅行だけど、ウィーンのカフェ文化を少しだけ体験してみたい!
という場合に便利なメニューです。
エスプレッソに似た濃いコーヒーですが、ブラックではなく、クリームが入っています。
チョコレート系のケーキと相性がよいです。
モカ
モカ(Mocca)は、ブラウナーからクリームを抜いたもの…ブラックのエスプレッソのような感じです。
価格はブラウナーとほとんど一緒です。
ウィーンのカフェでは、メニューにブラウナーはあってもモカは載っていないことがありました。
ウィーンではエスプレッソはブラックではなく、ミルクを入れる方が主流なのかも。
エスプレッソ・マキアート
モカにクリームを入れたのがブラウナーですが、モカに泡立てたミルクを乗せたのがエスプレッソ・マキアート(Espresso macchiato)です。
アインシュペナー
ウィーンのカフェらしいコーヒーと言えば、アインシュペナー(Einspänner)。
エスプレッソに近い濃いコーヒーの上に。たっぷりのホイップクリームをのせています。
日本の喫茶店メニューに、「ウィンナーコーヒー(ウィーン風のコーヒー)」と呼ばれる生クリームをのせたコーヒーがありますが、ウィンナーコーヒーの外見はこのアインシュペナーが一番似ています。
アインシュペナーはエスプレッソがベースなので、苦みがある大人の味です。
アインシュペナーをカフェで飲むお値段は、€5~7程度です。
フランツィスカーナー
フランツィスカーナー(Franziskaner)は、アインシュペナーに似ていますが、生クリームは、ミルク入りコーヒーの上にのっています。
メランジェの上に生クリームが乗っている感じです。
アインシュペナーが甘さと苦みのある大人の味なのにくらべて、フランツィスカーナーはミルクが入っていて、非常にマイルドです。
味覚がお子様の私は、アインシュペナーよりフランツィスカーナーの方が美味しかったです。
お値段はアインシュペナーと同じく€5~7程度。
マリア・テレジア
ウィーンのカフェメニューでよく見るのが、その名もマリア・テレジア(Maria Theresia)という、ハプスブルク家の女帝の名前をしたコーヒー。
どんなコーヒーなのかというと、エスプレッソにオレンジリキュールを入れ、上に生クリームを乗せたコーヒーです。
オレンジリキュールが入っているのがポイントで、大人の甘さを楽しめるコーヒーです。
マリア・テレジアというコーヒーは、多くのカフェでメニューにありますが、できればマリア・テレジアとゆかりの深い、シェーンブルン宮殿のグロリエッテカフェで飲みたいものですね!
マリア・テレジア高級コーヒーで、価格は€6~8くらいです。
メニューの中では、ブラウナーやメランジェなどとは違う、スペシャルコーヒーのページに載っていることもあります。
まとめ
ウィーンのカフェメニューにある、代表的なコーヒーの種類をご紹介しました!
このページで紹介した以外にもウィーンのカフェには、かなりたくさんのコーヒーメニューがあります。
メニューが多すぎて、
どのコーヒーにしよう…
と、迷ってしまいそうです。
まずはマイルドなメランジェ、濃いめでエスプレッソ系のブラウナーを飲んでみて、メランジェベースのコーヒーとエスプレッソ系ベースのコーヒー、どちらが好みか試してみるといいと思います。
私はメランジェベースが好きでした!