ウィーン滞在中に、日曜日に行われる王宮礼拝堂のミサに行ってきました！
この王宮礼拝堂のミサでは、ウィーンフィルの演奏でウィーン少年合唱団が歌うという、音楽の都ウィーンならではの、贅沢なコンサートを聴くことができます。
「天使の歌声」が聴けるミサとして知られていますね。
私が鑑賞してきたミサ・コンサートの模様をレポしてみます！
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王宮礼拝堂への行き方はこちら→ウィーンの王宮礼拝堂への行き方！ミサに遅れないように予習しよう！
ウィーン少年合唱団がしっかり見える座席はココ！
王宮礼拝堂のミサでは、ウィーンフィルとウィーン少年合唱団は、最上階の後ろの方で演奏・歌唱します。
座席の多くはミサが行われる前方の祭壇を向いているため、ほとんどの場合ウィーン少年合唱団が歌っている姿は見えません。
ですが、ごく一部、ウィーン少年合唱団が歌っている様子が見える席があります。
私が座った座席からは、ウィーン少年合唱団がバッチリ見えたので、ご紹介します。
私が王宮礼拝堂で少年合唱団を見た座席はココです！
ウィーン少年合唱団の姿を見ることができるのは、合唱団が歌う場所と同じくらいの高さ（3階）にあるサイドの席、正面の祭壇を見たときに右側に当たるエリアの最前列です（緑色の矢印で指しています）。
左側のエリアからも演奏しているフロアは見えますが、私が観賞した回は、ウィーンフィルが右側、ウィーン少年合唱団が左側にポジションを取っていました。
これが定位置だとすると、右側エリアからは少年合唱団、左側エリアからはウィーンフィルしか見えないと考えられます。
実際、右側エリアに座った私は、合唱団は見えましたが、ウィーンフィルは全然見えませんでした。
私は右側エリア、3階の祭壇に一番近い窓の、祭壇側から数えて3番目の席でした（Hausoratorium/rechts1/11）
こちらはミサが始まる前に入場してきた合唱団の姿。私の座席からは、こんな感じで合唱団が見えました。
祭壇に近い窓なので、祭壇で行われるミサの様子も真下に見えます。
窓はこんな感じ。この窓からミサやウィーン少年合唱団を眺めます。
結局どこの座席が合唱団を見るためにはベスト？
私の座席からも少年合唱団の姿は見えましたが、私よりも右側、さらに祭壇に近い席からは、もっとよく見えます。
私の席からは、演奏エリアの中央にいた指揮者の姿は、身を乗り出さないと見えませんでしたが、右の席からは普通に視野に入っていました（同行者がそこに座りました）。
逆に私の左側の座席、窓の一番左側に当たる席からは、見える範囲がより少なくなります。
私が座ったHausoratorium/rechtsというエリアは、窓のすぐそばの最前列に座席が4つ並べられます。
こんな感じ。赤い椅子が最前列の4席です。
この窓が3つ並んでいて、なるべく祭壇に近い方が、演奏エリアが見える範囲が広がります。
ですが途中に柱があるため、祭壇に近い窓の左端よりは、祭壇に遠い窓の右端の方が、少年合唱団の姿がよく見える感じがありました。
このサイド側の席は、最前列以外は料金が安いですが、最前列でなければ少年団が歌っている様子も、ミサの様子もほとんど見えないと思います。
- 合唱団を見るなら祭壇を見て右側のサイド席がよい
- 右サイドの席の祭壇に近い窓ほど合唱団が広い範囲で見える
- 祭壇に近い窓の左端よりは祭壇の遠い窓の右端の方が視界が良い
- サイドの席でも最前列でなければ合唱団の姿はほぼ見えない
サイドの席では、最前列以外の人は、このようなモニターを通してミサの様子を見ることになります。
合唱団が見える座席の予約はお早めに！
以上のように、ミサ中にウィーン少年合唱団が歌っている姿が見える座席は少ないです。
そのため、「どうしても少年合唱団の姿が見たい！」という場合は、早めに予約購入することをおすすめします。
私は2ヶ月前に購入しました。
ミサの日によって、ものすごく早く売り切れたり、ギリギリまで残っていたりとまちまちですが、何せ早い者勝ちなので、行くと決めたら早めに動くようにしましょう。
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ミサでは合唱団がずっと歌ってくれて大満足！
観光客に人気がある王宮礼拝堂のミサですが、私は行くか行かないかを、結構迷いました。
このミサ・コンサートに実際に行った人の感想が、「素敵な歌声が聴けて満足だった」「少年団はほとんど歌わず不満だった」の両極端だったんですよね。
で、私の感想はと言うと…大・大・大満足でした！！！
ミサの所要時間は1時間くらいと聞いていたのですが、私が行った回は1時間45分近くありました。
しかもその時間のほとんどが、ウィーン少年合唱団が歌いっぱなしだったんです。
「ミサの合間にちょっと歌うだけ」というレビューを見たこともあるのですが、私の回はむしろ逆で「歌っている合間にちょっとミサをするだけ」という感じでした。
もしかしたら日によって、どのくらいウィーン少年合唱団の歌が入るのか、差があるのかも。
また、私の座席では少年合唱団が歌う姿がバッチリ見えて楽しかったですが、歌っている姿が見えない座席や、無料の立見席の人たちには、歌っていない時間が長く感じられるのかもしれません。
ミサ・コンサートを聴くときの注意点は？
ウィーン王宮礼拝堂のミサは、ミサが行われている時間は撮影禁止です（ミサの前後は撮影できます）。
また、ミサ中にはお布施を集める人たちが回ってきます。
これはお布施であってチップではないので、信者でない人に強要することはないですし、払っていない人もたくさんいました。
ミサとコンサートが半々という雰囲気で、場内はそれほど静粛な感じもありません。いろんな人のスマホ音がピコピコ鳴っていて、ちょっと驚きました。
宗教行事とはいえ、観光化されているな～という感じを受けました。
王宮礼拝堂にトイレはある？
王宮礼拝堂には、上の階にトイレがあります。
私はサイドの上階部屋の座席だったため、座席まで行く途中にWCマークがありました。
ちなみに、サイドの上階に行く途中にいろいろな部屋を通るのは、なかなか楽しかったです。
座席に行く途中に迷いそうになったら、どこからともなくウィーン少年合唱団のOBが表れて、道案内してくれるのも一興でした。
ウィーン少年合唱団が最後に1曲歌ってくれた！
王宮礼拝堂のミサが終了したら、すぐには席を立たずに、少し待ってみましょう。
ウィーン少年合唱団が上から降りてきて、祭壇の前で1曲ほど歌ってくれることがあります！
私が見に行った回も、最後に1曲披露してくれました！
ミサ中にウィーン少年合唱団の姿が見えなかった人には、嬉しいサービスですね。
このサービスの時はミサが終了しているので写真撮影ができますが、短い曲を歌うだけなので、写真はチャッと撮って、歌の鑑賞に集中するのがおすすめです！
