チェスキー・クルムロフには、いくつかのパノラマスポットがあります。
その中で私が「コレが最高の絶景!」と思ったのは、チェスキー・クルムロフ城を奥の方へ歩き、橋を渡った先にある展望台です。
絶景として紹介されるチェスキー・クルムロフの画像は、このスポットで撮影されたものが多いです!
なぜだかあまりガイドブックには掲載されていませんが、観光客にはよく知られていて、かなり多くの人が集まっていました。
見逃し厳禁のパノラマスポットなので、ご紹介しておきます!
チェスキー・クルムロフ城中庭の小さな坂を上って見よう
チェスキー・クルムロフ城の塔に上って降りてきた後、「何だか人が向こうの方に流れていくなあ…」と感じる場所がありました。
こちらはチェスキークルムロフ城の中庭なのですが、小さな坂があり、その先に建物の入り口のようなトンネルがあります。
この坂道を、皆さま次々に上って行くんです。
観光地では、観光客の流れについていった方が吉ということもあります。そのまま私も、流れに身をまかせてみることにしました。
だいたい3月のチェスキー・クルムロフは、入場観光できる場所は城の塔くらいしか開いていないので、塔から下りると、ブラブラ歩きしかやることがないんですよね。
人の流れについていくと秘密(ではない)入り口が…
トンネルをくぐると、こういうチェスキー・クルムロフ城の中庭が続きます。
チェスキー・クルムロフ城って思ったより大きいんですね。
チェコではよく目にする、だまし絵のような壁画が描かれています。黄色のタイルのように見えるものは、すべて絵で描かれたものです。
この中庭をいくつかくぐり、橋を渡って、そのまま進みます。
人の流れはそのまま続いていくので、ついていくと…
何でもなさそうな入り口がありました。しかし、皆がこの入り口から入っていくので、もちろんただ流されているだけの私も入っていきます…。
チェスキー・クルムロフの絶景はここにあった!
入ってみると、すんごい人だかり!
「何だ何だ?」と見てみると、人だかりができるのも仕方ない!
この絶景です!!!
うん、こういう写真を見て、私もチェスキー・クなんとか(←すぐには覚えられない)とかいう町に行きたい!と思ったんだよね!
「オレンジ色の屋根のお家がカーブした川に沿って続いている町!」…あの絶景はここから撮影していたんですね!
確かにコレは「チェコで一番美しい町」ですね。景色を眺めているだけで、自然と音楽が聴こえてきそうな、メルヘン気分になります。
来た方角の方を見ると、チェスキー・クルムロフ城と、ヴルタヴァ川にかかる木製の橋が見えます。
何て穏やかでかわいらしい風景!チェスキー・クルムロフに来てよかった!快晴ではなかったけど、それなりに晴れててよかった!
展望台は激混み…ゆっくり鑑賞する裏技は?
さて、目に焼き付けておきたいほどの絶景を堪能できる、チェスキー・クルムロフ城の先にある展望台ですが、問題がひとつ。
大混雑しています。
結構スゴイです。まあ、無料であの絶景が見れるわけですからね。
本当はのんびりと眺めたい景色なのですが、押されるし、小突かれるし、後ろから「エクスキューズミー!(=どいて!写真撮るんだから!)」という声で叫ばれるしで、ゆっくりは楽しめません。
団体ツアーがこの展望台に次々に訪れるので、その合間を縫って眺めを楽しむしかありません。
絶景を楽しむには、この展望台に長居する余裕が必要です。
「そうは言っても、あまりゆっくりもしていられない…」という人には、裏技というほどのことはないのですが、もう少しだけ人の少ない展望スポットがあります。
それは、展望台から出たところにある道に、いくつか開いている穴(窓?)です。
団体ツアーの人たちは、この道を素通りしていくことが多く、この穴は個人の観光客がのぞいていて、結構いくつもあるためか、順番待ちにもなっていませんでした。
この穴からでも、さっきの展望スポットとあまり変わらない絶景を楽しむことができます。
急かされることなくゆっくり写真撮影をしたいという方も、こちらの穴から撮影するのがおすすめです。
展望台の地図(グーグルマップ)
この絶景の展望台は、人の流れについていけばたどりつけますが、念のため地図を貼っておくと、このサテライトマップの中央、ちょっと道から川の方に出ている場所です。
「城の橋(Cloak Bridge)」を渡って行けばすぐなので、迷う心配は少ないです。大丈夫!