ギリシャ語の子音の読み方を学習中です!
子音は簡単そうなものから覚えていきました。
第4回は、「ちょっとだけ日本人にもなじみがあるから読めるかも!?」というギリシャ文字を4つ学びます!
Δ…世界史で三角地帯は「デルタ」と習ったような…
Δ。
ナニコレ。文字!?何の変哲もない三角形にしか見えないんだけど!
Δはタダの三角形ではなく、れっきとしたギリシャ文字です。
文字の名称はデルタ。
デルタ…どこかで聞いたことがあるような…。
何か世界史の古代史で出てきましたよ!確か大河が海に注ぐ地域では、川が運んでくる堆砂物で三角形の地形デルタが形成され、土地が肥沃になるから文明が栄えやすいとか(棒読み)…
私、世界史も地理も苦手だったのでよくわからないんですが、「デルタが三角形」ってことだけは覚えていますよ!
そっかー。デルタってのはギリシャ文字のΔが三角形だから、そこから取った名称だったのね。
というわけでΔ=三角形=デルタ。
ここまで覚えられたら、Δはデルタなので、ダ行の音になります。Δの形は少し角度を変えたら英語のDに近い感じもしますよね。
小文字はδという音符みたいな文字。こちらは小文字のdに形が近いから行けるかも!
デルフィの信託で有名なデルフィはΔで始まっています!
記憶の奥深くに眠っていたΘ
さて、次はΘです。
アナタ…絶対どこかで会ったことあるよね!?だって、アナタの名前が「シータ」であることを知ってるし!
結局ググらなければ、私はΘと「どこでどのような出会いをしたか」を思い出せなかったわけですが、高校数学で角度を表す記号として私の前に登場したことがあるようですね。
サイン、コサインの三角関数で出てきたみたいです。
習ったはずなんだけど…何一つ記憶がないよ…人間はイヤな思い出を忘れていく生き物なんだ、きっと…。Θよゴメン。忘れちゃってゴメン。
そんなわけで、Θは「シータ」と読み、サ行に近い音です。
厳密には英語のsではなくthの音です。舌を軽く噛む音ですね。そのためサ行に近いタ行という感じで、日本語ではタ行で表されることの方が多いかも。
ギリシャ第二の都市テッサロニキはΘで始まります!
Πの小文字πは円周率とか言ってた人がいる気がするよ!
Π。何このホッチキスの芯みたいなヤツ。
…ですが、この子を小文字で描くとπ。
あっ!アナタなら知ってるよ!π=パイだよね!たしか3.14とか何とか…
円周率を表す記号がπ(パイ)でしたね~!
で、Π/πは、現代ギリシャ語では文字の名前はパイではなくてピなんですが、細かいことはどーでもいいです!
パイだろうがピだろうが、Π/πはパピプペポ!
ギリシャ語ではPはラリルレロなので、代わりにΠがパピプペポなんですね。
黙示録を書いた聖ヨハネが、幻視を見た島と言われるパトモス島。
船でしかアクセスできない島ですが、いつか行ってみたいです~!
Σ(シグマ)は小文字が二種類あるから注意!
Σ。
うん、これもなぜだか「シグマ」と読める。
これもググらなければ思い出せなかったのですが、数学で数列を習ったときに出てきた記号らしい…。
ワタシ的には微分積分の時に習ったと記憶しているのですが、誰かが私の記憶を操作したのだろうか…。私にとって数学教育って何だったんだろう…時間のムダとしか答えられない…。
まあ、数学の話はどうでもいいです(数学だって私のことなんかどうでもいいはず)。
で、シグマはサシスセソの「シ」で始まっているので、サ行の音。簡単ですね!
面倒なのはΣには小文字が二種類あり、σとςです。
でも、ςは「超急いで書いたs」に見えるので、普通にサ行で読めて問題なし。σの方だけサ行で読むことをしっかり覚えておきましょう。
クレタ島のクノッソス宮殿にσもςも登場します。
ちなみにςは、Σが文末にある時に小文字で書く場合の形です。
ギリシャはςで終わる地名が多いです。Μύκονος(ミコノス)、Κόρινθος(コリントス)、Άργος(アルゴス)など。
まとめ
読めるギリシャ文字がだいぶ増えてきました!
次回はいよいよ、何と読むか検討もつかない最難関のギリシャ文字を学びます!
Δελφοί=デルフィ