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「初めまして」のΓ,Λ,Ξ,Φ,Ψを読む!~ギリシャ語子音の読み方その5

ギリシャ旅行記
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「ギリシャ語の子音を読むシリーズ」もいよいよ佳境に入ってきましたよ…。

今日はとうとう「何だお前ー!文字なのか!?」と叫びたくなる、ΓとかΦとか、見たこともない文字の読み方を覚えていきます!

ぽこ
ぽこ

でも、日本語をはじめて勉強する外国の方も、日本語のひらがなを見たら「何だこりゃー!」と言いたくなるはずですよね!がんばります!

Γはカギかっこではありません

まずはΓ

カギかっこの始まりに見えますが、れっきとしたギリシャ文字でガンマという文字です。

ぽこ
ぽこ

ガンマって言葉はどこかで聞いたことがある気がする…。ガンマ線?ガンマ線が何かは知らないけど聞いたことだけはある…。

そんなわけでンマなので、Γガギグゲゴの音になります。

このΓの小文字バージョンはγ。うーん…大文字と違いすぎて覚えにくいし、英語のrに似ていて紛らわしい…!

いえいえ、未知の文字との遭遇は楽しいぞ!がんばるぞ!

αγορά=ア

世界史で習う古代ギリシャの政治の中心であり、現在のヨーロッパの「広場」の元となったと言われるアゴラ。「ゴ」の部分にγが登場!

現在でもアテネには古代アゴラ跡があり、観光で散策することができます。

Λは息継ぎか挿入記号に見えるんだけど…

Λ。何だこりゃ。

ぽこ
ぽこ

音楽でブレスを入れるときにこんな記号ありませんでした?もしくは、文章に付け加えたいことがある時、こんな記号使いますよね?

しかし、Λは実用記号ではなく、れっきとしたギリシャ文字。ラムダです。

「ラムダ」と言われると、何だか可愛くなってきますね。ラムちゃんっぽいからでしょうか?

Λの小文字はλ。感じの「入」にソックリすぎますね。

で、ラムダちゃんはラ行です。巻き舌にならない英語のLの発音です。

巻き舌で発音するRのラ行はギリシャ文字ではΡで表します。

Μήλος=ミ

ミロのヴィーナスが発見されたことで有名なミロス島。真ん中に「入」によく似たΛの小文字λが入っています!

Ξは漢数字の三のお友達ですか?

Ξ。これまた漢字みたいなギリシャ文字が出てきましたね。

これは…クシという文字です。何となく「串っぽい」形をしているから私は覚えやすかったです!

で、この子の小文字がやっかいで…ξ。何かのプランクトン!?

しかしよーく見ると、Ξを筆ペンで書いたらξになるような気もしないでもない!

発音は「クス」。…日本人からしたら「何で一文字でそんな発音なの!?」と思いますが、英語のXもそういう発音ですよね。MAX(マックス)とか。

ギリシャ文字のΧは「クス」ではなくハ行の音なので気を付けて!

Νάξος=ナクソ

ポルタラと呼ばれる神殿の門跡が有名なナクソス島を、ギリシャ文字で書くとξが登場します。

Φ…猫の眼が細くなった時の感じ?

Φ

これはもう初対面すぎますね。明るいところで細くなった猫の眼みたいな文字。

この文字は「フィー」という文字です。ニャーだったら覚えやすいんですけどね!

英語のFの発音になります。

小文字はφです。

Δελφοί=デルフィ

ギリシャの地名で「フィ」と言えばデルフィですよね!

Ψはポセイドンの三又の鉾に見えるなあ

さて、最後の子音までたどり着きました!

Ψ

ぽこ
ぽこ

あ、なんかこの形はフォークとかポセイドンの三又の鉾とかに似てて、妙に親しみがあるよ!

この文字は「プシ」。一文字でプシと読みます

小文字はψで、大文字とソックリなので覚えやすいです。

文字の形そのものがΦと少し似ているのですが、完全にフォーク状になって分かれているのがΨです!

Ψυχή=プシケー

ギリシャ神話の恋の神クピドの恋人がプシケー(プシューケー)。

プシケーは心・魂を表す言葉でもあり、恋+心で愛が生まれるという、ギリシャ神話のロマンチックさですね。

まとめ

これでギリシャ語の子音の学習は終わり!

…ですが、子音や母音の文字の組み合わせで、あと少し覚えたい発音があるので、もうひと踏ん張りです!

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