日光観光のハイライトが「日光東照宮」なら、奥日光のハイライトは「華厳の滝」!
滝に興味がなくても、名前は聞いたことがある…という人も多いでしょう。
日光・奥日光旅行で、宿泊した中禅寺湖のホテルから、「華厳の滝」は歩いて5分の場所にあったので、2回も見に行っちゃいました。
現地で確認した、「華厳の滝」情報をレポートします!
「華厳の滝」の読み方は?
「華厳」は「けごん」と読みます。
流れ落ちる滝が迫力満点で、「華やか」で「厳か(おごそか)」だから「華厳の滝」だと勝手に思っていたのですが、まったくの見当違いで、仏教の「華厳経」から取った名前だそうです。
「華厳の滝」へのアクセス方法は?
日光東照宮・日光駅からバスでの所要時間は?
日光東照宮や日光駅から「華厳の滝」へバスで行くには、中禅寺温泉行き方面の東武バスに乗ります。
始発はJR日光駅で、次に東武日光駅に停まります。
日光東照宮近くからバスに乗るなら、総合会館前というバス停から乗ります。
所要時間は通常だと40分程度ですが、混雑するシーズンはもっと時間がかかります。
私が乗車したバスの運転手さんによると、紅葉の時期は4時間半かかったことがあるそうです!ひえ~…
降りるバス停は「中禅寺温泉」?「華厳の滝入口」?
東武バスの路線図には「華厳の滝入口」というバス停があり、「華厳の滝」に行くにはこのバス停を使うのかな?と思ってしまいます。
ですが、アテンション・プリーズっ!
この「華厳の滝入口」というバス停には、日光から奥日光方向へ向かう東武バスは停車しません。
日光と奥日光を結ぶ「いろは坂」は、行きと帰りで違う道を通る一方通行の坂なので、「華厳の入口」バス停は、下りのバスしか通らないのです。
そのため、「華厳の滝」に行くには、「中禅寺温泉」という、行きでも帰りでもバスが停まる、大きなバスターミナルを利用するのがわかりやすいです。
「華厳の滝」は有料のエレベーターを使わないと見えないの?
ガイドブックを見ると、「華厳の滝」のガイドページには、「エレベーター往復550円」と書かれていて、「エレベーターに乗らないと見えない滝!?」と思ってしまいます。
有料エレベーターで降りて行く「観爆台」は、滝の真下にあたるエリアで、実は滝の上から、エレベーターに乗らなくても、無料で「華厳の滝」を見れる展望台があります。
この無料展望台は、中禅寺温泉バス停から、歩いてすぐです。
この無料エリアは意外と知られていないのか、有料の「観爆台」と比べて人が少なくて、ちょっと驚きました。
無料展望台には、エレベーターが営業していない時間でも、いつでも入って滝を見学することができます。
こんな感じで、上から見おろす形で滝が見えます。
有料エレベーターに乗って「観爆台」まで行くべき?
「華厳の滝」は、無料エリアからも見れるのであれば、
わざわざ550円払って、エレベーターに乗って「観爆台」まで行く必要はないのでは?
と思っちゃいますよね。
私は、無料エリアからも、「観爆台」からも、「華厳の滝」を見ましたが、「観爆台」にわざわざ行く価値があるかと聞かれると…うーん、行ってみてもいいんじゃないかな、というのが答えです。
エレベーターで下まで降りると、トンネルをくぐって「観爆台」に出ます。
こちらが「観爆台」からの眺め。無料スポットとは違って、下から滝を見上げます。
無料エリアからも滝が見れることを考えると、エレベーター550円はちょっと高い値段だなとは感じました。「無料エリアから見た滝と比べて格段に美しいかな?」とも思いました。
ただし、「観爆台」からは、滝の落ちる場所がしっかり見えて、「華厳の滝」から、下へ続いていく「涅槃の滝」までバッチリ見えます。「涅槃の滝」は無料エリアからは見えません。
こちらが「涅槃の滝」です。
また、無料エリアから見るのとは、滝の音の迫力が違います。
「観爆台から見る滝は無料エリアから見る滝よりも美しい」とは思いませんが、「無料エリアとは違う景色・雰囲気を体感できる」という感じです。
せっかく奥日光まで来たからには、「観爆台」でしか体感できない、華厳の滝の迫力も味わってみましょう!
「観爆台」には、いつでも滝を見れる無料展望台と違って、エレベーターの営業時間内にしか行くことができません。
エレベーターの営業時間は季節によって変わるので、華厳の滝エレベーターの公式サイトで確認しましょう。
冬(3月)の華厳の滝の様子は?
季節によって違う表情を見せることで知られる「華厳の滝」。
私が見てきた3月半ばの「華厳の滝」をご紹介します。
3月の「華厳の滝」は、まだ雪が残っていました。
本当に寒い時期は、滝そのものが凍るそうですが、滝はしっかり流れ落ちていました。
気温は一けた台でしたが、ダウンコートをしっかり着ていれば、寒くて長居できないということはなかったです。