初めての日光旅行に、2泊3日で行ってきました。
日光ビギナーだったので、ほとんど定番コース巡りとなりましたが、3日目に、ちょっと足を延ばしてみたのが、ガイドブックに小さく紹介されていた「化け地蔵」。
時間があったら…くらいの気持ちで考えていたスポットでしたが、想像以上に素敵な場所でしたので、ご紹介します!
化け地蔵(並び地蔵)はどこにあるの?
「化け地蔵(並び地蔵)」は、日光東照宮のある日光山内から、車の通る道を渡り、西町地区と呼ばれる住宅街を下った先にあります。
日光山内からは歩いて5~10分程度。
西町地区を抜けて、橋を渡ると、どんどん秘境っぽい雰囲気になっていきます。
すぐそこの日光東照宮のにぎわいが嘘のように、観光客とは数人とすれ違うだけでした。
この門をくぐると、お地蔵さんたちに会えます!
化け地蔵(並び地蔵)はこんな感じでした
お地蔵さんたちがいました!静かに、ずらーっと並んで座っています。
皆、赤い帽子をかぶせてもらっていて、大事にされているのがよくわかりますね。
川に流されてしまったお地蔵さんもあるのですが、赤い帽子が置いてある風景に、心があたたまります。
メガネをかけているお地蔵さんも!
ほとんどのお地蔵さんの手のひらに、少しずつお賽銭が載せられており、土台しか残っていないお地蔵さんにも、賽銭が置いてありました。
なぜ「化け地蔵」と言われるの?
この「並び地蔵」さんたちには、「化け地蔵」という異名があります。
なぜちょっと怪異っぽい通称を持っているのかというと、「数えるたびに数が違う」と言われるからだそうです。
そう言われると数えてみたくなりますが、算数がニガテな私は、20体くらいで、すぐギブアップしました。えへ。
全部では70体以上あるそうですが、半分もしくはほとんど流されてしまっている像もあります。
数える時にどのお地蔵さんまで数えるかを迷ってしまい、そのたびに数が変わってしまうのかもしれませんね。
地蔵さんたちが見つめる憾満ヶ淵は景勝地!
この「化け地蔵」は、お地蔵さんたち自身も風情があるのですが、お地蔵さんたちが見つめている先の景色も見事です。
「化け地蔵」は、「憾満ヶ淵」と呼ばれる清流の川岸に、清流を見つめるように並んでいます。
この水の流れの美しさ!「あー、ここまで来てヨカッタ!」と思わず口に出してしまう美しさでした。
ついつい清流に近づきたくなりますが、結構流れは速かったので、川に落ちないように注意してくださいね!
「憾満ヶ淵」は、説明版によると「かんまんがぶち」と読むのが正しいそうです。
川の流れが不動明王の真言を唱えているように聞こえるため、真言の最後の句「カンマン」から名付けられたとか。
「化け地蔵」周辺の駐車場・トイレ・休憩所
「化け地蔵」は、入り口近くに駐車場があり、車でもアクセスできます。
駐車場脇にはトイレもありました。綺麗に掃除されていました。
駐車場近くには、茶屋もあり、休憩もできます。観光オフシーズンである、冬季の3月でも茶屋は開いていました。