飛鳥+奥明日香旅行記!
奥明日香を徒歩で回った後、石舞台古墳近くの駐輪場に置いたレンタサイクルの自転車に乗って、飛鳥駅まで自転車を返しに行きます。
自転車を返却する17時まで、あまり時間がなかったのですが、飛鳥駅まで戻る途中に「鬼の俎・鬼の雪隠」にパッと立ち寄りました。
「鬼の俎・鬼の雪隠」アクセス方法
「鬼の俎・鬼の雪隠」は、飛鳥にいくつかある石造物です。
この2つはセットにされていることが多いですが、場所としてもほとんど同じ場所にあります。
飛鳥の見どころの中では、比較的飛鳥駅に近いです。
飛鳥駅からは1㎞くらいで、徒歩10分程度。
飛鳥駅から少々上りますが、自転車で行けないほどキツイ坂ではありません。自転車だと5分弱です。
車道から、狭い裏道に入っていくので少しわかりづらいかもしれません。近くまで行くと表示があるので、見落とさないようにしましょう。
「鬼の雪隠」は道の下側に見つかる
「鬼の俎・鬼の雪隠」は、かなり近い場所にありますが、敷地としては別っぽい場所にあります。
先に見つけやすいのは「鬼の雪隠」で、道の下の方にあります。
道から少し下った場所にありますが、近くまで行けば目に入ってきて見つけやすいです。
周囲をチェーンで囲まれていますが、間近で見ることができます。
人工的に切られた石の真ん中が空いていて、両サイドの石が目隠しになり、古代の雪隠=トイレはこんな感じだったのかもしれませんね。
「鬼の雪隠」と呼ばれますが、これが鬼用のトイレだったら、鬼って思ったほど大きくないな~という印象。ちょっと大柄な人向けくらいのトイレという感じです。
「鬼の俎」は道の上の方に上る
「鬼の俎」は、道の上の方に続く階段があり、そちらを上っていくと見学できます。
雪隠より少し見つけにくい場所にありますが、表示に従って行けば大丈夫!
天皇陵の敷地内にあるため厳重な囲いがあります。
「鬼の俎」は道から離れた場所にあり、木々に囲まれていて影もあり、明るい雰囲気の「鬼の雪隠」とくらべてひっそりとしています。
「鬼の俎」と呼ばれるのは、ここで鬼が人間を捉えて、調理して食べていた…なんて言い伝えがあるからです。
で、お腹がいっぱいになったら、下にある「雪隠」で用を足していた…と。
言われてみればまな板に見えなくもないですね。雪隠(トイレ)とくらべてまな板が大きすぎる気がしますが…。
「鬼の俎・雪隠」は同じ古墳の一部?
飛鳥に残る石造物は「いつ誰が何の目的で作ったのか?」が謎のものが多いですが、「鬼の俎・雪隠」は、ある程度何なのかが判明しています。
「鬼の俎」「鬼の雪隠」は、同じ古墳の一部分が、封土を失ってむき出しになったものだと考えられています。
そのあたりは石舞台古墳と似ていますね
飛鳥は謎の石造物が多いことで知られていますが、飛鳥が栄えたのが古墳時代の末期なので、古墳と関連しているものもあるのかも。
天皇陵は研究者でも立ち入れないらしいですが(史学部の友人が嘆いていた)、研究が進めば一気に謎が解けるものがあったりして…。
まあ謎のままでも、想像力がかき立てられて良いんですけどね!
まとめ
「鬼の俎・鬼の雪隠」は、柵で囲われていますが屋外にあり、見学は無料でいつでもOKです。
飛鳥駅から歩ける距離にあり、飛鳥駅でレンタサイクルを借りる場合は、「鬼の俎板・雪隠」は訪問する順番を後にして、自転車を返す時間が近づいていたら先に自転車を返し、「鬼の俎・雪隠」には後から歩いていくという方法も取れます。
ただし「鬼の俎」の方は、ちょっと奥まった場所にあるので、日が暮れてからは女性ひとりでは行かない方が良いと思いました。