群馬県前橋市の敷島公園近くにある割烹旅館 新花の茶家に宿泊したレポです!
「割烹旅館新花の茶屋」はどんな旅館?
「割烹旅館 新花の茶家」は、群馬県前橋市のスポーツ施設が集まった敷島公園の隣にある旅館です。
「割烹旅館」とあるように、お食事自慢の個人経営のお宿です。
個人経営の旅館ですが、ネットでの口コミが良かったため、敷島公園での野球観戦のために宿泊しました。
上毛新聞野球場は「割烹旅館新花の茶屋」のほぼ隣り。歩いて1~2分です。
「割烹旅館新花の茶屋」は車なしで行ける?
「割烹旅館新花の茶屋」の最寄り駅は群馬総社駅。
群馬総社駅から旅館までは直線距離は近く見えますが、間に流れている利根川にかかる橋が都合の良い場所にないため、歩くと50分くらいはかかりそうです。
そのため宿泊者は車で来られている方が多かったです。
では、電車+バスではアクセスできないのか?というと、休日は前橋駅から敷島公園へ行くバスがいます。
このバスは平日は本数が少なく、平日は旅館まで徒歩15分くらいのバス停「下小出」を利用するしかない感じでした。
「下小出」から旅館まで歩いてみると、坂道はありませんが、スーツケースがあると少々つらい感じがありました。最後は敷島公園の敷地内を突っ切って旅館へと行きます。
2階和室6畳のお部屋について
今回は土曜日に急遽宿泊を決めたこともあってか、1室しか空いていなく、2階の和室6畳のお部屋に宿泊しました。
部屋にはあらかじめ布団が敷かれています。布団以外のスペースはほとんどありません。眠るために泊まる感じですね。
布団はフカフカで寝心地良かったです。
隅の方にテレビが置いてある小さなテーブルがあります。小さな椅子もあります。
お湯入りポットが置いてあるのが、昔ながらの旅館という感じです。
脇の方に冷蔵庫、フロントとつながるレトロな電話(ダイヤル式!)、ティッシュボックス、浴衣一式が置いてあります。
この左側のスペースは35リットルくらいのスーツケースを2つ広げることができて便利でした。
浴衣と帯、バスタオル一枚、タオル一枚、歯ブラシセットがあります。アメニティは最小限という感じですね。
「割烹旅館新花の茶屋」はいろいろリニューアル中で、部屋のトイレはおそらくリニューアルしたばかりで、部屋に似合わない(?)くらいモダンでキレイでした。
ただし、トイレのスペースが非常に狭い!大柄な方や、腰や膝が痛い方にはちょっとストレスになるんじゃないかというくらい狭かったです。
平均よりは小柄な女性の私でもかなり狭く感じ、同行者が部屋に不在の時はトイレのドアを閉めずに利用したくらいでした。
シャワーが浴びられる浴室は、たぶんどの部屋にも備わっていません。お風呂は共用の大浴場か女性専用風呂を使いますが、お風呂については後述します。
また、私が宿泊したお部屋には洗面台がありませんでした。トイレの中にはトイレを流した後に水が流れる簡易の手洗い場がありますが、結構水がはねます。
ドライヤーも部屋には置いてなくて、共用部にあるものを使います。
お風呂と洗面台が共用でありながら、部屋にユニットバス付の東急イン前橋駅前より宿泊費が一人当たり2000~3000円高かったです。東急インが安すぎるのかもですけどね。
お風呂について
「割烹旅館新花の茶屋」は楽天トラベルなどの予約サイトでの案内では、男性専用の大浴場と、女性専用の家族風呂があると書いてあります。
しかし、実際には大浴場しか稼働していなくて、女性もこの大浴場を30分貸切で利用する形になります(2024年5月の状況)。大浴場を利用する時間はチェックイン時に決めるので、早い者勝ちです。
大浴場はジャングルのような岩風呂で、新花の茶屋の名物だそうです。露天に見えますが内風呂です。
洗い場もワイルドでユニークです。リンスインシャンプーとボディソープが置いてあります。
脱衣所はちょっと雑然としていて、男性用銭湯って感じかなあ。ドライヤーは脱衣所には置いてありません。2階宿泊の場合は2階の共用洗面所のドライヤーを使います。
広いお風呂を30分貸し切りにできるのは良いのですが、着替えの時間も入れると私には30分は慌ただしかったです。
また、脱衣所の雰囲気等もあって、何となく男湯に入っているという気分がして落ち着かなかった…。
予約サイトに記載がある女性専用風呂は、2階に上がる階段の近くにあります。
女性専用風呂とありますが、普段はお湯を張っていないようです…。私が宿泊した日は満室だったのにお湯が張ってなかったので、基本的には使っていないのかも。
「予約サイトの記載と実際は違う」ということが個人営業の宿泊施設ではありますね。利用したいサービスは宿泊前に電話で問い合わせるのが確実です。
「お湯が張っていない」ということだったので、女性専用風呂には朝にシャワーだけ浴びに行きました。
リニューアルしたばかりで新しく、私はワイルドな大浴場よりこっちの方が好きだったなあ。女性専用風呂の方の脱衣所にはドライヤーがありました。
2階の共用スペース
2階の洗面所がない部屋に宿泊した場合は、階段を上がってすぐの場所にある共用の洗面所を使います。
洗面所は3台あり、リニューアルしたばかりなのかキレイです。ただしお湯が出るまでにかなり時間がかかりました。
洗面所がないタイプの部屋に宿泊したら、ドライヤーは共用部のものを使います。
部屋には鏡もなく、メイクもここでしました。
この共用洗面所は男女兼用で、私の使用中は男性は使いにくかったようで、部屋に戻ってしまった方がいました。
逆に男性が使用中だったら、私もいったん部屋に戻っていたと思います。男女別の洗面所がないのがちょっとストレスですね。
洗面台の反対側の壁に、電子レンジとお湯ポット、使い捨てコップがあります。洗面台がない部屋の場合は、歯みがきもココで行うので、コップがあって便利でした。
朝食はヘルシーで美味しい!
新花の茶屋は「割烹旅館」というだけあって、お食事の評判が良いです。
本当は夕食も頂きたかったのですが、到着が遅かったため、朝食のみのプランになりました。
「割烹旅館新花の茶屋」は徒歩5分以内にコンビニはなく、周辺の飲食店も夜に営業しているお店は少ないです。できれば夕食付きのプランがおすすめです。
朝食は、チェックイン時に時間を決めて、1階の奥にある板の間で頂きます。
食卓にはサラダ、きんぴらごぼう、ひじき、納豆などのコールドフードが先に並んでいます。刺身こんにゃくがあるのが群馬らしい?
食卓につくと、温かい料理が運ばれてきます。
上品な味わいだった卵焼き。
焼き魚は塩辛すぎず、ちょうどよい味つけでした。
そして蟹入りの味噌汁が豪華です。撮影していませんが、温かい白ごはんもあります。
全体的に野菜が多く、ヘルシーで美味しかったです。
朝ごはんを食べる部屋の窓からは、池のある庭園が見えます。
ひとつ気になったのは、板の間なのにちゃぶ台の高さのテーブルに、座布団を敷いての朝食だったこと。
板の間+座布団では床の冷たさが感じられ、5月だったのに体が冷えました。全体的に館内リニューアル中だったので、暫定措置だったのかもしれないですけどね。
その他のサービスや設備
「割烹旅館新花の茶屋」は、旅館に入る時から靴を脱いでスリッパに履き替えます。
靴は靴箱に入れますが、靴箱のカギはありません。高級な靴を履いてきた人は、袋に入れて部屋に持って行った方が安心かも。
ロビーはリニューアルしたばかりなのか、キレイです。
個人経営のため、フロントは24時間体制ではありません。
22時くらいまではフロントにスタッフさんがいらっしゃいました。ご夫婦での経営という感じでしたが、お二人とも感じがよく親切なご対応でした。
部屋に置かれたレトロな時計と群馬らしいダルマ。近くにコンビニはありませんが、自販機があります。
達磨大師かな?という迫力のある絵が飾ってあります。
館内は全体的にリニューアル中という感じで、リニューアル済の場所は非常にキレイでした。
2階に宿泊する場合に注意したいのは、エレベーターがないことです。
1階分とはいえ、スーツケースを持ったままスリッパで階段を上るのは大変でした。
「割烹旅館新花の茶屋」の長所と短所
まとめ
「割烹旅館新花の茶屋」に宿泊した感想でした。
ネットでの評判が非常に良いのですが、私は評判ほどの満足度はなかったかなあ…。自慢の夕食を頂かなかったからかもしれないですけどね。
今後は敷島公園に野球を見に行く場合でも、前橋駅か新前橋駅周辺のビジネスホテルに宿泊して、タクシーで球場へ向かうと思います。
タクシー代入れてもビジネスホテルの方が安いし、部屋にお風呂もついているしな~
2階の洗面所なしのお部屋は、女性にはあまりおすすめしません。共用洗面所に男性が来ると気を遣います。また、階段をスーツケースを持って上るのがしんどかったです。
逆に「ホテルでは寝れればOK!」というこだわりのないタイプであれば、朝ごはんは美味しいし、広いお風呂を貸切で入れるしで、満足度が高いかもしれません。
また、館内が全体的に工事中だったため、不便な点は改善されていく可能性もあるかなと思います。