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飛鳥川の飛び石はアクセスがわかりにくい!下流・上流に2か所ある!

奈良旅行記
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奥明日香探訪!

稲渕棚田→男綱の次は、飛鳥川の「飛び石」を見に行きます。

この「飛び石」が…行き方がわかりづらく、迷って時間をロスしてしまったので、アクセス方法をていねいに解説させて頂きます!

この記事に書いてあること
  • 「飛び石」は下流側と上流側に2つあるんですよ
  • 「飛び石」へのアクセス方法はわかりづらかった
  • そのアクセス方法を詳しく解説しますっ!
  • 「飛び石・下流側」はこんな感じでしたよ

飛鳥川の飛び石は「下流側」と「上流側」2つある!

飛鳥川の飛び石

まず最初に確認したいことは、飛鳥川の飛び石は2か所あります

下流側(石舞台方面から近い方)と、上流側(遠い方)と呼び分けられています。

奥明日香の地図には飛び石が1か所しか書いてないことが多いのですが、実は2か所あるんです。

地図に1か所しか書かれてない場合はたいてい「下流側の飛び石」です。下流側の方がよく知られてるんですね。

ぽこ
ぽこ

手持ちの地図に1か所しか記載がなかったので、「アレ?2か所あるのは勘違いだったっけ?」と、上流側の飛び石を見逃してしまったのよ、ワタクシ…。

この「飛び石」への行き方はわかりづらかったです(上流・下流ともに)。

というのも、男綱のあたりで奥明日香の方へ進む道は2つに分かれ、どちらを進んでも女綱方面にたどりつくのですが、この道の選択を間違うと飛び石にたどりつけないかもしれない…という…。

大丈夫っ!ワタクシのあやまちから、「飛び石」へのアクセスを、下流側と上流側に分けてしっかり解説しますよっ!

「飛び石・下流側」のアクセスは民家の中の道がベター

はじめに下流側の飛び石への行き方を解説します。地図によく載っている有名な方、石舞台古墳から近い方の飛び石です。

まずは、男綱のあたりで二つに分かれる道について整理しておきましょう。

男綱がある場所の近くで、女綱方向へ向かう道は2つに分かれます。東側の細い道を「民家の中の道」、西側の県道15号線を「車道」と呼び分けて解説していきます。

石舞台方面から見て、男綱がかかっている勧請橋を渡ると「車道」の方へ行き、勧請橋を渡らずに左側に進むと「民家の中の道」へ続きます。

この地点は勧請橋を渡り切った場所で、「車道」側です。橋の向こうに続いている細い道が「民家の中の道」です。

2つの道は女綱の前で合流するので、どちらの道を進んでも女綱にたどり着きます。

下流側の飛び石にはどちらの道からでも行けるのですが、「民家の中の道」から行くことをおすすめします

どちらの道から行っても、二つの道の真ん中を流れる飛鳥川方面に曲がるポイントがあるのですが、車道側のポイントの案内板は小さく、文字もかすれていて、見逃す可能性があります!

ぽこ
ぽこ

私がまさにそうでした!「車道」から行ったのですが、曲がるポイントを見つけられず、勧請橋まで引き返して、「民家の中の道」から出直しましたよ。時間ロスしたなあ…。

「民家の中の道」の方は、飛び石(下流側)へ曲がるポイントの案内が見やすいです。

飛び石の案内板

この表示を見つけたら、右側に続くせまーい道(徒歩でしか行けない)をトコトコ下ります。

飛び石(下流)に続く道

私道みたいで進むのをためらっちゃいそうな小さな道です。

畑の真ん中の通路って感じの道を下ります。

奥明日香飛び石(下流側)

すると、右手に万葉集が彫られた石、奥の方に飛び石が見えてきます!

「飛び石・上流側」のアクセスは車道から行くしかないかも

次に、上流側の飛び石への行き方です。

ぽこ
ぽこ

タイムオーバーで実際には上流の飛び石の近くまで行けなかったのですが、遠目で見て、行き方はわかったので解説しておきます!

上流側の飛び石は、飛鳥川にかかる橋の近くにあります。

この橋には「車道」「民家の中の道」どちらからでも行けますが、橋から飛び石の近くまで行くことはできないようです(未確認ですがおそらく…)。

上流側の飛び石を渡れるほど近くで見たいなら「車道」の方から行きます

勧請橋を渡って500mくらい進んだ場所(徒歩5分くらい)に、上流側の飛び石近くに降りていく道があります。

この道です。すんごい狭い。降りるのをためらうような道です。男綱方面から見ると、いったん戻る感じの道です。

先程の道の先に、上流側の飛び石が見えました。上流側の飛び石は木々に囲まれています。

「車道」からは下流側の飛び石、上流側の飛び石、どちらにも行けます。「どちらの飛び石に行く道か」の見分け方は、下流側飛び石に続く道は、男綱から見て進行方向へと左折する道(V字形)、上流側飛び石に続く道は、男綱から見て後戻りする形で左折しています(逆V字)。

飛び石を2つとも見るならどういうルートで行く?

ぽこ
ぽこ

ここまでの話をまとめます!

  • 飛び石・下流側には「民家の中の道」からが行くのがわかりやすい
  • 飛び石・上流側には「車道」からしか行けない

下流側には「民家の中の道」、上流側には「車道」から行くなら、両方行きたいならどうすればいいの?

両方行くなら、飛び石の先にある女綱まで行くか行かないかで、効率のよいアクセス方法が違います。

①女綱まで行かないパターン②女綱まで行くパターン、それぞれご紹介します。

女綱まで行かないパターン

①女綱まで行かないで2つの飛び石を見る!
  • 男綱

    民家の中の道を行き、途中のあぜ道を下って飛び石(下流側)へ行く

  • 飛び石(下流側)

    見学後は民家の中の道に戻らず反対側の車道の方へ出る

    車道をまっすぐ行って、飛び石(上流側)へアクセスする道に左折して入る

  • 飛び石(上流側)

    飛び石(上流側)を見学し、男綱方面に戻る

「女綱」まで行かない場合は、下流側の飛び石には「民家の中の道」からアクセスした後、反対側の「車道」に抜けるのがポイントです。

「車道」から下流側の飛び石に行く方法はわかりづらいですが、下流側の飛び石から「車道」の方に出るのは、橋を渡って続く道(せまいあぜ道)を進むだけでOKなので難しくありません。

女綱まで行くパターン

次に、女綱まで行く場合のおすすめのアクセス方法をご紹介します。

②2つの飛び石も女綱も見る!
  • 男綱

    民家の中の道を行き、途中のあぜ道を下って飛び石(下流側)へ行く

  • 飛び石(下流側)

    飛び石(下流側)を見た後はもとの「民家の中の道」に戻り、南淵請安の墓などを見学しながら女綱方面へ南下する

  • 女綱

    女綱見学後は、途中で道が分かれる場所でもと来た道(民家の中の道)ではなく、左側の「車道」を行き、飛び石(上流側)に立ち寄る

  • 飛び石(上流側)

女綱まで行く場合は、「民家の中の道」を南下していくのがおすすめです。下流側の飛び石を見た後は、元来たあぜ道を通って「民家の中の道」へ戻りましょう。

「民家の中の道」の途中には、遣隋使の一人として日本史で習う、南淵請安のお墓があります。

女綱

女綱を見た後は、今度は国道の方を通って、途中で上流側の飛び石に立ち寄りましょう。

ぽこ
ぽこ

行きと帰りで違う道を通った方が楽しいと思います!

「飛び石・下流側」をご紹介します

私が近くで見学できた下流側の飛び石をご紹介します。

飛び石・下流側

下流側の飛び石は、畑の中にあります。とても素朴な風景です。

飛び石・下流側

いつからここにあるんでしょうね~。人が一人だけ通れそうな幅の石が、ぽつぽつと並んでいます。

石どうしの距離は近く、かんたんに渡れます。水深も浅く、よっぽど大雨の時でない限りは渡っても危なくないです。

飛鳥川

飛鳥川はこのあたりは川幅が狭く、小さな川だな~という印象。古代国家がこのあたりで栄えたのが、不思議に思えてくるのどかさです。

飛鳥川下流飛び石近くの橋

近くには小さな橋がかかっています。昔は飛鳥川がすぐ氾濫して、橋がすぐに流れてしまうために飛び石が設けられたらしいです。

今の飛鳥川はちょろちょろとした流れですが、昔はもっと大きな流れだったのかもしれませんね。

近くの大きめの石には、飛び石にちなんだ万葉集の歌が彫られています。

明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも 

よみ人しらず

「明日香川の名前にあるように明日もまた、この飛び石を渡ってあなたに会いに行こう。でもこの飛び石みたいに、あなたに対する気持ちは離れているわけないよ」…こんな感じのラブソングですかね。

飛び石どうしはめっちゃ近くにあるんですが、それよりもあなたに対する心は近いんだよ!という、ラブラブぶりですね。

ぽこ
ぽこ

1000年以上前の愛の歌に、今でも共感できる…人の営みは変わらないものですね。

まとめ

飛鳥川の飛び石は、下流側・上流側ともにアクセスが難しいと感じたので、ガッツリ解説しちゃいました。

では最後に要点だけまとめます!

  • 飛び石・下流側には「民家の中の道」から行くのがわかりやすい
  • 飛び石・上流側には「車道」側からしか行けない
  • 女綱まで行くなら飛び石・下流側には行きに立ち寄り、上流側には帰りに立ち寄るのがおすすめ

日本の観光地にしては行き方がわかりづらかったですが、逆に観光化されすぎていないおかげで、素朴で静かな魅力がありました。

ぽこ
ぽこ

男綱や女綱も含めて、奥明日香はとっても素敵なところでした!

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