都内から日光に行くには、東武東上線の浅草駅から特急列車に乗るのがポピュラーな方法ですが、浅草まで行くのが面倒だな、という人もいるでしょう。
実は、非常に本数が少ないのですが、JRの新宿・池袋駅から、乗り換えなしで日光まで行ける「日光」という特急列車があります。
私は、前日遅くまで仕事をしてから、翌朝早朝に日光へ向けて出発という旅程でした。
そのため、なるべく乗り換えを少なくして、特急の中で爆睡したかったので、このレアな、「特急日光」で、日光まで行ってきました。
その時の「特急日光」乗車レポです!
特急日光は本数が少ない!
2018年現在、この「特急日光」は、1日にたった1本、朝7時台に出発する便しかありません。
交通の発達した首都圏で、不思議な話ですよね。まあこのへんは、JRと東武の大人の事情という感じがしますが…。
新宿・池袋から日光に直行で行けるなんて、大変便利な特急なので、1日に1本しかないなら、さぞかし混雑するだろうと思ったのですが、車内はガラガラでした。
3月の旅行オフシーズンとはいえ、週末の金曜日の朝だったんですけどね。
もしかしたら、この特急の存在自体が、あまり知られていないのかもしれませんね。
とはいえ、東京から日帰りでも行ける日光は、平日と土日祝日では、人出が倍以上に違います。
土日祝日に利用したい場合は、何せ1日1本しかない電車なので、早めに予約しておいた方が無難でしょう。
特急日光の座席について
座席はリクライニングすることができて、本当にガラガラで前も後ろもいなかったので、めいっぱい倒して爆睡しました。
終点まで2時間、まるまる寝ていればよかったので、楽々でした。
ちなみに、トイレは完備しています。パウダールームもあり、眠った後のメイク直しに便利でした。
日光での到着駅は東武日光駅
これも大人の事情だとは思いますが、この「特急日光」は、JRの新宿・池袋駅から日光方面に出発するにもかかわらず、日光ではJRの日光駅ではなく、東武日光駅に到着します。
とは言っても、JRの日光駅と東武日光駅は目と鼻の先にあり、歩いて1分くらいです。
利用者にとって、到着駅がどちらかということは、それほど問題ではありません。
特急日光の料金・所要時間・実際感じたコスパは?
特急日光は、新宿・池袋から終点の東武日光までは、2時間程度です。料金は、乗車券+特急券のトータルで4000円。
新宿・池袋から、特急を使わずに日光まで行く方法もあり、湘南新宿ラインの宇都宮行きで宇都宮まで行き、日光線に乗り換えます。
特急を使わない方法だと、乗り換え時間も含めて、3時間弱くらいになります。運賃は2592円。
特急を使うと、1時間ほど時間が短縮でき、それに対し発生するコストは、4000円と2592円の差額、おおよそ1500円です。
私は、日光からの帰りは、特急を使わず、日光線+湘南新宿ラインを使いました。
特急との差は、単純に時間だけでなく、座席の質が違います。
湘南新宿ラインの電車では、リクライニングして爆睡というわけにはいきません。途中、乗り換えもあるため、ぐっすりとは眠っていられないということもあります。
特急の中でゆったりと眠りたいという場合は、1時間の差を、1500円で購入するのは、コスパとしては高くないと感じました。
特に、日光への往路では、日光についた後にガシガシ観光するために、特急を利用して体力を温存するのは賢い選択です。