プラハ3日目の午後は、ユダヤ人地区のシナゴーグ巡りをしました。
ユダヤ人地区で一番南にあるシナゴーグ、マイゼル・シナゴーグは旧市街広場のすぐ近くなので、旧市街まで戻ってきました。
そういえばまだティーン教会の中に入ってないなあ。
と気づき、ティーン教会に入場することにしました。
ティーン教会の入口はちょっと難易度高い!
おとぎの国・プラハのシンボルのひとつである、夢の世界のようなゴシック建築のティーン教会。
ですが…
旧市街広場から入口が見えていない件。
ティーン教会の左側に、有名な「石の鐘の家」から始まる狭い路地がありますが、この道を行くと、ティーン教会を通り過ぎてしまいます。
どこから入ればいいの!?
正解は…
ティーン教会の前にあるあい、半円が並ぶ屋根がかわいらしい建物の真ん中の通路になっている道を入っていきます。
すると、ようやくティーン教会の入り口にたどり着きます。
しかしこの入り口も、あれだけ大きな教会なのに、まるで「入らないでくれる?」と言わんばかりにこぢんまりとしています。
普通は教会の門は、もっと広く開放的で、入りやすい雰囲気になっているものですけどね。
ティーン教会の入口が、こんなに目立たない場所にある事情には、プラハの宗教的な歴史が関係しているそうです。
ティーン教会はもともとフス派の流れからプロテスタント教会だったのですが、プラハのプロテスタントがカトリックに敗退した30年戦争の後、カトリック教会に変えられました。
そのことを不服に思ったプラハのプロテスタントが、なんとティーン教会の前を、建物で塞いでしまったのだそうです!
現在のプラハの人たちは、観光客にはプラハのシンボルのように思われているティーン教会のことを、どう思っているのかなあと気になります。
ちなみにティーン教会は内部入場は無料です。
撮影禁止だったので画像はありませんが、内部は外見にくらべると観光としての見どころは少なめです。
ティーン教会裏のウンゲルトを歩く
さて、ティーン教会への入り口と間違えそうな、石の鐘の家の脇から入る路地を、そのまままっすぐ進んでみましょう。
ティーン教会の裏側のウンゲルトと呼ばれる界隈に入っていきます。
細々した路地が続き、いかにもプラハらしい雰囲気の場所です。
こんなかわいらしいハリネズミが置いてあるお店も!
この鉛筆立てになっているハリネズミくんは、プラハの人気土産のひとつだそうです。
振り返ると、ティーン教会の尖塔屋根が見えます。
非常に雰囲気のよいウンゲルト広場。
ですが奥まった場所にあるわりには、観光客の数が多く、穴場スポットという感じはありません。
というのも…
プラハのナチュラルコスメ土産の王道、ボタニクスの店舗が2つもあるんですね。
どちらの店舗も倉庫のようにびっしりボタニクス商品が置いてあって、店内は中国人の団体ツアーを中心に、東洋人観光客だらけでした。
何となくボタニクスは、地元のチェコ人というよりは観光客向けのお店のような感じがしたかなあ…。
入店したら、日本人スタッフがすぐに寄ってきて「何かお探しですか?」と言われたくらいです。
プラハの路地歩きにはこのガイドブックがおすすめ!
この記事で書いたティーン教会の謎や、ウンゲルト広場は、こちらのガイドブックで読んで興味を持ちました。
プラハを3日間観光して感じたのは、「プラハは入場観光より路地歩きの方が楽しいかも」ということでした。
プラハの入場施設は入場料が高いこともありますし、入場観光を迷うような場所には入らずに、おとぎの国のような町並みをじっくり楽しむことに時間を使うのがおすすめです。
私も「もっと町歩きすればよかったな~」と、観光最終日のこの時間になってから思いました。
そういうわけで、この後暗くなるまで、プラハの町をめいっぱい歩きます!