ウィーン美術史美術館には「世界一美しい」などと評されるカフェがあります。
絵画鑑賞の合間にこのカフェで休憩したので、レポします!
ウィーン美術史美術館カフェの天井が美しい!
ウィーン美術史美術館カフェが「世界一美しい」と言われるのは、カフェエリアを覆っている、天井がゴージャスだからでしょう。
こんなゴージャス天井の下でコーヒーを飲むなんて、ウィーンの貴族気分!(ウィーンの貴族って何よ…)
ウィーン美術史美術館は、所蔵作品がすばらしいだけではありません。
建物自体も19世紀末に、まだハプスブルク皇帝がいた時代に、帝国の威厳を示す豪華なネオ・ルネサンス様式で作られています。
絵画鑑賞の際は、つい絵画ばかり見てしまいますので、建物の美しさを堪能するなら、カフェでゆっくりとインテリアを見回すのがよいですね!
メニューの価格は意外にリーズナブル
さてこんなに豪華絢爛で、しかも美術館内にあるカフェということで、
さぞかしメニューの価格は高いだろうな…
と、覚悟しておりました。
しかし、メニューを見てみると…
エスプレッソが€3.7と、それほどは高くありません。
「高い」と感じるかもしれませんが、観光地ウィーンの物価はこんなもので、ウィーンの市街地にあるカフェでも、エスプレッソの値段はこのくらいです。
ウィーンのカフェ文化も楽しめる!
私は€3.9の、ミルク入りエスプレッソ「Espresso Macchiato(エスプレッソ・マキアート)」をオーダーしました。
嬉しかったのは、ウィーンの伝統的なカフェと同じように、銀のお盆に乗せられて、水とスプーンが添えられて運ばれてきたこと!
ウィーンのカフェ文化を紹介する本で読みましたが、銀のお盆、水、スプーンは、ウィーンの伝統的カフェの様式です。
スプーンが水の入ったコップの上にちょこんと乗せられてくるのも、様式美なのだそうです!
銀のお盆の上に乗せられた、SFモンスター風の紙は何?と思いましたが、カフェ休憩の後でイタリア絵画部門を鑑賞したときに、このモンスターに遭遇しました。
ラファエロ作とされる絵画の中に、このモンスター君がいました!
広い絵画フロアはカフェで休憩しながらの観賞がおすすめ!
ウィーン美術史美術館の絵画フロアは、ものすごく広いというわけではないですが、名作目白押しで、ひとつひとつ丁寧に観賞していると精神が持たず、結構疲れます。
私は3時間かけて観賞しましたが、それでも時間が足りないと感じたくらいでした。
美術史美術館のカフェは、左側のネーデルランド・ドイツ絵画、右側のイタリア・スペイン・フランス絵画のちょうど真ん中にあります。
絵画鑑賞のちょうど真ん中で、カフェで休憩を入れて、リフレッシュした状態で美術館観賞の後半戦に入るのがおすすめです!
カフェは予約もできる!
私は旅行オフシーズンの3月、しかも午後のちょっと遅い時間にカフェに入ったためか、空いている席があり、すぐに座ることができました。
ですが、美術史美術館のカフェは「世界一美しいカフェ」としてガイドブックに掲載されることも多く、混雑していることが多いそうです。
公式サイトから予約することも可能とのことなので、カフェを利用する時間があらかじめ決まっているという場合は、予約しておくのが無難かもしれません→美術史美術館公式サイト