オーストリア鉄道(ÖBB)は、一等座席以上を利用すると、主要駅にあるÖBBラウンジを利用することができます。
このラウンジ利用は、電車の出発前だけでなく、到着後1時間半でも利用できるのが嬉しい特典です。
ウィーン中央駅を、電車到着後に利用したので、レポートしてみます!
ウィーン中央駅ÖBBラウンジの雰囲気は?
私がウィーン中央駅のÖBBラウンジを使った日は、ÖBBのナイトジェット(nightjet)という夜行寝台列車を使って、早朝8時頃にウィーンに到着しました。
ナイトジェットでは、個室寝台(Sleeper cabin)を利用したため、1等車扱いとなりÖBBラウンジを利用できます。
寝台ではよく眠れたのですが、寝坊してゆっくり朝食を取れなかったため、「ラウンジでコーヒーでも飲もうかな?」とÖBBラウンジに行きました。
ラウンジ内は、青、赤、グレーを基調とした落ち着いた色合いです。
ウィーン中央駅のÖBBラウンジは、リンツやインスブルックよりもやや広めでした。
早朝だったためか、利用者はちらほらとしかいませんでした。
ラウンジ利用ということを心得てか、利用者は皆静かで、リラックスして過ごせました。
ラウンジの入口にカウンターがあり、入場するときに切符を提示します。
このカウンターは、ÖBBのインフォメーション窓口も兼ねていて、ÖBBに関する情報を尋ねたり、手続きを済ませたりすることもできます。
ラウンジ内に用意されている軽食&スナック
ラウンジ内には軽いパンやお菓子、フルーツ、飲み物などがあり、セルフサービスになっています。
飲み物はコーヒーを自動で入れるマシンや(ボタンを押すだけだから簡単)、ティーパック+お湯、フルーツジュースやコーラなどのソフトドリンクなど数多く用意されています。
ラウンジの利用者は、これらをすべてフリーで頂くことができます。
私は朝食代わりにしたかったので、クロワッサンやマドレーヌを、ウィーンのカフェ風コーヒー「Melange(メランジェ)」と頂きました。
味はそれほど期待していなかったのですが、しっとりとしていて程よい甘さで、美味しかったです!
美味しかったからクッキーを追加で食べちゃった!
ラウンジ内のトイレは超クリーン!
ÖBBラウンジを利用する大きなメリットのひとつが、ラウンジ内のトイレを利用できることだと思います。
もちろん駅にもトイレはありますが、有料なこともありますし、日本人から見るとあまり清潔に思えないこともあります。
ですが、ラウンジのトイレは、日本のデパートのトイレと遜色ないくらいキレイ!
広々と使えてリラックスできますし、日本のデパートトイレに負けていることといったら、ウォシュレットでないことくらいでした。
ラウンジ内にハトが乱入するハプニング
ウィーン中央駅のÖBBでは、ちょっとしたハプニングがありました。
駅構内のハトが入口から飛んで入ってきちゃったんです!
カウンターのスタッフと、掃除スタッフが即席コンビを組んで、大きな布や箱を使って、ハトを捕まえて追い出そうとしますが、ハトはラウンジに居座りたいらしく、なかなか追い出せない!
そりゃハトだって、快適なラウンジの方がいいんでしょうね。
最後はラウンジの端にとまったところを、カゴをかぶせられて、ハト君は御用となりました。
ラウンジ使うために1等座席を利用しても良いかも!
以上、ウィーン中央駅のÖBBラウンジ利用レポートでした。
夜行寝台の旅は楽しかったのですが、やはり少し疲れたので、このラウンジでゆっくり休めて良かったです。
ÖBBラウンジは電車に乗る前だけでなく、到着後も利用できるというのが非常に嬉しいです。
ÖBBは結構電車の急な運休があったりして、使いやすいとは言い切れない部分もあるのですが、1等以上の座席で駅のラウンジが利用ができるのは、大きなメリットです。
特に長旅の場合は、旅の疲れをためないために、このÖBBラウンジを利用するために、フンパツして1等車を利用するのもアリだと感じました。