奈良旅行では宿泊したホテルの最寄り駅、JR奈良駅が拠点になりました。
薬師寺や唐招提寺のある西ノ京エリアには鉄道駅があり、鉄道でアクセスする方法が主流ですが、西ノ京駅は近鉄線の駅なので、JR奈良駅からのアクセスは鉄道よりバス利用の方が便利です。
JR奈良駅から近鉄奈良駅までは歩いて5分以上かかるし、西ノ京エリアとは逆方向に歩くので遠回りする感じになるんですよね。
JR奈良駅から薬師寺へ、バスで行く方法は少し注意点があったりするので、バスアクセスの方法をまとめてみます。
JR奈良駅から薬師寺へのバスは2系統ある
JR奈良駅から薬師寺へバスで行く方法は、2通りあります。
78番バスの方が所要時間が若干少なくて運賃が安く、本数も98番バスより多いため利用しやすいです。
78番バスに乗ったら「薬師寺」で降車します。「唐招提寺」の次です。
「薬師寺」から薬師寺の北門まで、徒歩1~2分です。
78番バスも98番バスも、JR奈良駅東口バスロータリーの同じバス停から乗車します。
薬師寺・唐招提寺・法隆寺方面と書いてある6番バス停からの乗車です。
98番バスに乗車した場合は「薬師寺」バス停は通りません。「薬師寺駐車場」バス停で下車します。
「薬師寺駐車場」バス停は、薬師寺北門ではなく南門の方が近く、徒歩3~4分です。
78番バスを利用して薬師寺で降りるよりも運賃が高いですが、フリーパスを持っている場合は、6番のりばにタイミングよく98番バスが来たら利用すればよいかなと思います。
また「薬師寺駐車場」バス停から薬師寺へ行く途中に薬師寺休ヶ岡八幡宮があるので、こちらに立ち寄ってから薬師寺参拝したい場合は、98番バスが便利です。
帰りは薬師寺バス停は使えない。西ノ京バス停を利用
薬師寺からJR奈良駅にバスで帰る場合は注意が必要です。
78番バスは、帰りは77番バスになりますが、薬師寺周辺は道路が狭くて一方通行になるため、行きと帰りでルートが違います。
行きの78番バスは唐招提寺と薬師寺を結ぶ狭い道へと入り、唐招提寺東口→唐招提寺→薬師寺→西ノ京駅という順に進みます。
この狭い道が一方通行であるため、帰りの77番バスは通れません。
帰りの77番バスは唐招提寺と薬師寺を結ぶ道には入れず、西ノ京駅→薬師寺東口→唐招提寺東口の順に進みます。
要するに、帰りの77番バスは薬師寺バス停から乗車できないということを覚えておきましょう。
では、帰りはどこから乗ればよいのかというと、西ノ京駅から乗車しましょう。
西ノ京駅バス停は薬師寺の北門から徒歩2分程度です。北門を出て、左の方にまっすぐ進んですぐそこです。
帰りのバスが通る「薬師寺東口」というバス停は、西ノ京駅バス停よりも薬師寺から遠いので、薬師寺東口まで歩かないように注意しましょう。
98番バスは行きと帰りでルートが同じです。帰りはバス番号が97番になるだけで、普通に薬師寺駐車場から乗車できます。
行きのバスは78番も98番もJR奈良駅西口のバスロータリー6番のりばから乗れるため、6番のりばに先に来た方のバスに乗ればよいですが、帰りで使える西ノ京駅バス停と薬師寺駐車場バス停は離れています。
薬師寺は敷地が広いため、北門に近い西ノ京駅バス停と、南門に近い薬師寺駐車場バス停は結構遠いんです。
どちらのバスを使って帰るか、事前に時刻表をチェックしておきましょう。
97(98)番バスは法隆寺と一緒に訪問するのに便利
JR奈良駅から薬師寺へ行くバスは2系統ありますが、運賃が安くて本数も多い77/78番バスの方が断然使いやすく、「97/98番バスを使う人はいるの?」と思っちゃいます。
実は97/98番バスが便利に使えるという場合があるんです。
それは、薬師寺と法隆寺を同じ日に行く場合です。
97/98番バスは近鉄奈良駅→JR奈良駅→薬師寺駐車場→法隆寺というルートを通るため、鉄道だとアクセスが悪い法隆寺と薬師寺間の移動がスムーズになります。
薬師寺に単純往復する場合でも1dayPassが便利
JR奈良駅から薬師寺にバスで行く場合は、単純にJR奈良駅と薬師寺を往復するだけでも、500円の1日乗り放題の乗車券「1dayPass」を使うのがお得です。
JR奈良駅から薬師寺までは、運賃が安い77/78番系統のバスでも片道260円なので、往復で520となり「1dayPass」500円の方が安いです。
それだけでなく「1dayPass」を薬師寺の拝観受付所で見せると、薬師寺の入場料が個人料金を団体料金に値引きされます。
「1dayPass」はJR奈良駅の2階にある奈良交通窓口で購入できます。お得に利用しましょう!