飛鳥サイクリング旅行記。飛鳥寺の次は飛鳥坐神社です!
亀石→橘寺(二面石)→酒船石→飛鳥寺→飛鳥坐神社→飛鳥資料館(庭園のみ)→甘樫丘→石舞台古墳→奥明日香(徒歩)→鬼の雪隠・鬼の俎→猿石
「飛鳥坐神社」の読み方は?
飛鳥坐神社は「あすかにいますじんじゃ」もしくは「あすかにますじんじゃ」と読みます。
「坐す(います・ます)」は、古語「あり(=いる・ある)」の尊敬語なので、「飛鳥にある神様がいらっしゃる神社」もしくは「飛鳥におありになる神社」という意味に取れそうですね。
名前からして、古ーい伝統を感じる神社です。
飛鳥坐神社の公式サイトによると、創建時期は定かではないですが、7世紀の文献には関連する記述が登場するそうです。
平城京誕生(710年)より前、飛鳥が政治の中心だった時代には既に存在していた可能性が高そうですね。
「飛鳥坐神社」のアクセス方法
飛鳥坐神社は、飛鳥の観光エリアの中では北東側に位置します。
飛鳥寺が近くにあり、飛鳥観光で立ち寄りやすい場所にあります。
最寄りの鉄道駅は橿原神宮前駅(3㎞弱)ですが、岡寺駅や、飛鳥駅からは3㎞ちょっとくらいで、どの駅から行っても距離はあまり変わらないです。
飛鳥坐神社だけに行くなら、1時間に1本のバス、または徒歩(駅から40分程度)で行くのもアリですが、飛鳥の他の見どころも一緒に回るならレンタサイクルがおすすめです。
飛鳥坐神社前には駐輪場もあります。
「飛鳥坐神社」はどんな神社なの?
さて「飛鳥坐神社」はどんな神社なのかというと…一番よく知られているのは、奇祭といわれる「おんだ祭」。
飛鳥坐神社の境内には、おんだ祭を紹介する記事が掲示されています。
「おんだ祭」は、ザックリと言えば子宝・縁結びの祭りです。
具体的にどんな祭なのかは…トラベル.jpの記事が詳しいのでこちらを読んで頂きたい!当ブログでくわしくご紹介するのはハバかられるものがありますね、ハイ!
この舞台でお祭りの中の寸劇が行われるようですね。盛り上がるんだろうな~。
縁結びの祭りがあることからわかるように、飛鳥坐神社に祀られている神様の中には高皇産霊神(たかむすびのかみ)という縁結びの神様がいます。
他にも八重事代主神(やえことしろぬしのかみ=統率神)、大物主神(おおものぬしのかみ=福の神)、飛鳥神奈備三日女神(あすかのかんなびみひめのかみ=国民を照らす神)が祀られています。
八重事代主神も高皇産霊神と同じように縁結びの神様としての側面も持つため、飛鳥坐神社は子宝・縁結びのご利益がある神社として信仰を集めているのでしょう。
「飛鳥坐神社」の陰陽石が立ち並ぶユニークな境内!
「おんだ祭」の時期でないと「飛鳥坐神社」の非常に独特な雰囲気は味わえないかというと、そんなことはありません。
というのも「飛鳥坐神社」には、「おんだ祭」的なものを境内で普通に見て回ることができるのです。
それは…陰陽石です。
陰陽石とは、男女のシンボル(この言い方で察してください!)の形をした石のことで、女性型が陰石、男性型が陽石。
こちらは「むすびの神石」とあり、画像の左側が陰石で、右側が陽石。
境内に陰石はそれほどたくさんありませんが、陽石はもうビックリするほどの数が祀られています。
この通路の右の方、画像ではわかりにくいですが、実はズラッと陽石が並んでおります。
こちらの小さな祠にもひとつひとつ陽石が祀られています。小さなお酒がお供えされているのが、何か楽しい感じで良いですね!
こちらの奥の方には「奥の大石」が祀られていますが、もちろん大きな陽石であります。後ろに回ると拝めます。
飛鳥坐神社で山ほど陽石を見たため、後から奥明日香の入り口にあるマラ石を見たのですが、もう何とも驚かなかったですね!
男女の性シンボルの信仰は世界中にあり、アニミズムと近い感じもありますが、日本で仏教が一番早く栄えたと思われる飛鳥に、その痕跡が残っているのは興味深いです。
ちなみに九州にも陰陽石信仰は多く残っているらしいです。邪馬台国論争とかに関係するんですかね?どうなんでしょね。
「飛鳥坐神社」は無料で散策できる!
「飛鳥坐神社」の境内は、無料で自由に散策することができます。
陰陽石に彩られた明るい雰囲気の境内を歩くのは結構楽しいです!
本殿は新しい感じの建物ですが、何となーくご利益ありそうで、ちょうど友人が結婚したばかりなので夫婦円満をお祈りしました。
いかにも飛鳥坐神社的(つまり陰陽石の形)のお守りも販売しているようなのですが、境内に神社の方がいらっしゃる気配はなかったな~。
お守りが欲しい場合は、飛鳥坐神社の公式サイトはしっかりしているので、問い合わせてから出かけた方がよいかもです。
入り口には片手で持ち上げられると幸せがつかめるという「力石」がありました。
マジ重くて無理ゲーでしたが、ちょっと箱の柵にもたれかけさせるという形で持ち上げました。柵の力を借りちゃったけど、50%くらいの幸せは来るかも!?
本当に重かったので、地面と石の間に指を挟まないように気をつけてくださいね!
まとめ
「飛鳥坐神社」は「時間があったら行こうかな?」くらいの気持ちだったのですが、いやー、独特の境内に圧倒されました。
どことなく陽気な雰囲気が漂っていて、楽しめました。
境内には無料で入れるので、飛鳥寺に行ったついでにぜひ立ち寄ることをおすすめします!
次は庭園のみの見学ですが、飛鳥資料館に行きます~!