日本の都市部の鉄道はスイカやパスモなどのICが発達し、自動券売機もあるため、窓口で鉄道切符を買う機会は少なくなってきました。
海外旅行では、駅に自動券売機はあっても使い方がわからず、窓口で切符を購入することがあります。
海外旅行で電車の切符を購入する表現を覚えておきましょう!
まずは基本!「~までの切符を○枚ください」
まずは、鉄道切符を購入する基本フレーズ、目的地と必要枚数を窓口で告げる言い方です。
ウィーン行きのチケットを2枚お願いします。
どちらも同じ意味で、上の”Can I have~?”の方がていねいな言い方です。
ただし、混雑した窓口では、むしろ下のシンプルな伝え方が好ましいこともあります。
まあ、あまり堅苦しく考えず、どちらか使いやすい方の表現でよいと思いマス!
注意したいのは、ここではオーストリアの首都ウィーンを例に出しましたが、現地では、町の呼び方が英語での読み方と異なることがあります。
ウィーンは、現地オーストリアでは「ヴィーン」と発音します。
このくらいであれば、そう戸惑わないですが、実はWien(ウィーン)は英語ではVienna(ヴィエナ、もしくはヴィエンナ)です。
そのため、他の国からウィーンに電車で行こうと思ったら、「ヴィエナ」と発音しなければ通じないことがあるんですよね。
ドイツのミュンヘンは英語でミュニック、イタリアのヴェネツィアは英語でベニスなど、このような都市はたくさんあります。
英語読みと現地語読み、できればどちらも覚えておきましょう。
片道・往復切符は英語で何と言う?
観光地では、日帰り旅行の観光客が往復切符を購入することが多く、切符売り場で「片道」「往復」を尋ねられることがあるので、両方の言い方を覚えておきましょう。
片道か往復かを聞かれる前に、こちらから、上の基本フレーズに入れて、
ロンドン行きの片道切符を3枚頂けますか?
と言えるとスムーズです。
また、「片道」は”single ticket“、「往復」は“return ticket“という言い方もあります。
「1日乗車券」は英語で何と言う?
もう一つ、複数の目的地を合わせて日帰りで訪問したいときに便利な、1日乗り放題の「1日乗車券」を英語で何と言うのか知っておきましょう。
かんたんに”one-day ticket“と表示されている場合もあります。
ただ、1日乗車券のような切符があるかどうかを聞きたいときは、
終日乗り放題の切符はありますか?
と、乗り放題(unlimited-ride)かどうかまで確認した方が安心です。
また、1日という範囲が、その日の24時までなのか、24時間有効なのかがわからない場合は、このように聞きましょう。
このチケットは24時間有効ですか?
validは「ヴァリッド」と読みます。「ヴァ」はちょっとだけ「ヴェ」に近い感じで発音します。
まとめ
海外旅行では、鉄道切符を購入する際、「片道」「往復」を聞かれることが多いので覚えておきましょう。また、町の名前が、日本語の読み方では通じない場合もあるので、現地での呼び方、英語での呼び方を両方マスターしておくとよいです。
ウィーン行きのチケットを2枚いただけますか?