五箇山の相倉集落から菅沼集落に到着したのはお昼過ぎ。
相倉でお目当てのお店が閉まっていたためお腹ペコペコ!
白川郷や相倉で多くのお店が閉まっていた2021年3月でしたが、小さな合掌造り集落・菅沼は営業しているお店が多くてビックリ!
ランチは「ことりっぷ」に載っていた「吾郎平」で取ることにしました。
吾郎平は合掌造りを利用したお食事処!
吾郎平(ごろべい)は、菅沼に9棟ある合掌造りのひとつを利用したお食事処です。
赤いのれんがかかっていますが…建物自体がめっちゃ美しくて入店する前に見とれちゃいました!
この合掌造りが今でも普通に住居として使われていて、建物内の一部をお食事処としています。
そこで生活しているからこそ、観光客が少ない時期でも普通に営業できちゃうんですね。
お店と自宅を兼ねていることもあり、玄関は閉まっていて、入店する場合はインターホンを押します。
合掌造りのお宅を訪ねているみたいな気分です!
吾郎平の内装はどんな感じ?
吾郎平は個人宅として利用されている建物なので、普通に玄関で靴を脱ぎます。家族の靴も普通に置いてあって、本当に個人宅を訪問している気分です。
マジな話、入店したら普通のお家!生活感しかない…!ていうか、合掌造りで普通に生活しているのがよくわかって楽しいです。
こちらが座敷のちゃぶ台席。「親戚の家で食事を頂きます」感が半端ない…。
私は店内にひとつだけある椅子+テーブル席を利用しました。
観光客がかなり少ない時期だったため、テーブル席(椅子5つ)と、座布団+ちゃぶ台が1組ずつしかありませんでしたが、観光シーズンはもう少しちゃぶ台が増えるのかな?という感じがしました。
トイレは玄関の近くにありキレイです。
店内には有名人のサインや、五箇山の民謡「こきりこ節」を踊る時につかう「ささら」も飾ってありました。
吾郎平のメニューは?
吾郎平のメニューは五箇山の郷土料理が中心で、五箇山豆腐や岩魚(イワナ)の定食が1700~2000円程度となっています。
メニューにも書いてある通り、イワナ焼きは炭火(もしかしたら囲炉裏で焼くのかも)で焼くため時間がかかるそうです。
イワナや五箇山豆腐の単品料理の他、リーズナブルに1000円以下で食べられるそばやうどんメニューもあります。
その他、店内には「熊汁」の張り紙もありました。
オーナーさんに尋ねてみると、五箇山周辺では熊を食べる風習があったのだとか。
とても親しみやすい雰囲気のオーナーさんで、子どもの頃は熊を飼っていたこともあったと教えてくれました。オーナーさんのお話とっても面白かったです!
「五箇山とうふ御膳」の感想
豆腐大好きな私は、五箇山豆腐をぜひ食べてみたかったので、五箇山とうふ御膳を注文しました。
こちらが五箇山とうふ御膳!「これでもか!」というような五箇山豆腐づくし!
素朴に五箇山豆腐を味わう「豆腐刺」。要するに冷ややっこみたいな感じですが、五箇山豆腐美味しいっ!硬いのですが木綿豆腐よりも口どけがよくて食べやすい!
飛騨地方の郷土料理「朴葉味噌」で焼いた五箇山豆腐!
五箇山は厳密には飛騨(≒岐阜県)ではなく越中(≒富山県)の文化圏ですが、オーナーさんは、白川郷や五箇山周辺は越県して学校や職場に通う人も多く、飛騨の中心都市・高山も精神的には近いというお話でした。
そして五箇山豆腐の揚げ出し豆腐!やさしく素朴な味つけで、とても美味しかったです!
豆腐づくしでヘルシーで美味しいお料理で、お腹いっぱいになりました!
まとめ
菅沼の「吾郎平」でランチした感想でした!
素朴な郷土料理が美味しいのはもちろんのこと、現在でも住居として使われている合掌造りを体験できるのが貴重です。
そして何と言っても、五箇山育ちのオーナーさんのお話がとても興味深かったです。
次に菅沼に行くことがあったらまたぜひ入店したいですし、今度は思い切って熊汁に挑戦するのもありかも…!?
白川郷のホテルは天然温泉とおいしいお食事の「結の庄」がおすすめです!