ワタクシは奈良LOVEです!その中でも特に室生寺はLOVEです!!!
…という室生寺愛にあふれるワタクシが、ウザいくらい熱っぽく書いた室生寺紹介の記事はこちら。
こちらの記事でも書きましたが、室生寺を観光するのに迷うのが「奥の院に行くかどうか」です。
「奥の院」の往復にかかる所要時間はどのくらいか、どのような道が続くのか、「奥の院」には何があるのか…などをまとめてみます。
「奥の院に行くかどうか」を判断する参考になれば幸いです!
「奥の院」の往復にかかる所要時間は?
室生寺は山岳寺院で、門をくぐるとずーっと上っていきます。
建物が集まっているエリアで、一番高い場所にあるのは「五重塔」。
「五重塔」まで来ると、建物はいったん途切れますが、「五重塔」の左手の方に、さらに上へ行く階段があります。
この階段をずーっと上って行った先に、「奥の院」があります。ほとんどが上り階段で、階段の数は約400段です。
門をくぐって「五重塔」までもそこそこ上るのですが、その部分は考慮に入れないで、五重塔のあるエリアから奥の院まで上るのにかかった所要時間は、私の場合は15分程度でした。
で、下りはもう少し早く10分くらい。
往復でトータル25分…まあ30分弱というところです。
ですが、結構私は健脚なところがありまして(坂道の多い山中の田舎で育ったからだな…)、周囲の人たちにくらべて速かったです。ぶっちきりでした…!
階段がしっかり舗装されていなくて、手すりがない場所もあるため、みなさん特に下りに神経を使っていた感じがありました。
往復の所要時間としては健脚に自信がある方で30分程度、あまり坂道を歩きなれていない方は40分、足腰に不安がある方は45分以上(後述しますが足腰に不安がある場合は行かないという選択肢もありかも…)見積もっておいた方がよいです。
室生寺の奥の院の往復にかかる所要時間は30~45分。
奥の院までは実際にどんな道が続くの?
「奥の院」まで歩いた道をレポします!
まずは五重塔左の階段を上っていきます…傾斜はまだ激しくないですが、既に階段がワイルドですね。
「マムシに注意」「落石注意」という、これまたワイルドな看板がありますが、注意して何とかなるのだろうか…。ヘビが出てきたら逃げろ!ってことでOK?
たまーに平らな道もありますが、ほとんど階段です。
赤い橋がかかっていて、今から聖地へ向かっているんだなという気分が沸いてきます。この橋は「無明橋」という名前だそうです。…何かカッコイイ…。
室生寺周辺は、聖地に向かう途中に赤い橋があることが多いです。
道の脇はもう本当にワイルド。3月だったからいいけど、夏場は虫が多そう…。
赤い橋を過ぎたあたりから、階段の傾斜が厳しくなっていきます。左右に手すりも出てきます。
果てしなく続いて見える階段!まだまだゴールが見えないぜ!気合だ、気合!
途中には休憩できるスペースもあります。が、ムダに気合が入っていた私は休まずに上りました。
階段がかなり急になり、歩幅もだいぶばらつくようになってくると、ようやく奥の院が見えてきます。最後の方は本当に上りにくく、ラスト踏ん張りです。
上り終わりました~!お疲れ、私!3月は汗をかくほどのことはなかったです。
奥の院には何があるの?
室生寺には鎌倉時代に作られた「御影堂」(みえいどう)があります。重要文化財の建物です。
内部には弘法大使像がありますが、通常は非公開。建物を外から眺めるだけです。
御影堂の前の建物ではお守りを販売しています。御朱印もここでもらえます。
奥の院で一番大きな建物は「常燈堂」です。
それほど古い建物ではありませんが…
崖っぷちに建てられているので、とてもスリリングな建ち方をしています。懸造(かけづくり)というそうです。京都の清水寺や、鳥取の三仏寺投入堂などが有名です。
「常燈堂」は回廊をぐるっと歩けます。
真下には歩いてきた階段の道が見えます。
「すっごく高い山奥まで来たんだな…」と実感する眺めでした。
まとめ
室生寺奥の院についてまとめます!
奥の院は山岳室生寺の真骨頂といったワイルドな自然に囲まれていて、「行って良かった~!」と思う場所でした。
とはいえ、勾配の激しい階段の道は本当に険しいので、行くかどうかは体力や時間としっかり相談して決めましょう!