新型コロナウィルス感染症の拡大で、3月のヨーロッパ旅行を直前中止にした私。
当初は7万円以上のキャンセル料金が発生する予定でしたが、航空会社などのご厚意で、キャンセル料金は数万円でおさまりそうな感じになってきました。
諦めようと思っていたオーストリア鉄道(ÖBB)の寝台個室切符約2万円も、バウチャーの形ですが返ってくることになりました。
その経緯を記録しておきます。
オーストリア鉄道が全切符の払い戻しを告知
キャンセルしたヨーロッパ旅行で予約してあったオーストリア鉄道(ÖBB)寝台切符は、キャンセル不可だったので返金は諦めていました。
ですが新型コロナウィルス感染がオーストリアも含むヨーロッパで拡大したことにより、特別措置で払い戻されることがÖBB公式サイトで告知されました。
公式サイトによると…
…と書いてあります。
私が持っていた寝台電車のチケットはイタリアからオーストリアへ行く国際電車だったので、手数料無しで返金されるということですね(…のハズだった)。
国際切符なのにバウチャーでの返金?
ÖBBの公式サイトから、返金手続きのメールを送信できることがわかったので、申請フォームを記入し、念のためPDFファイルで受け取っていたチケットファイルも添付し、送信しました。
返信が来たのは、約2週間後でしたが…
I gladly offer you a voucher for the value of your tickets.
え?バウチャーでの返金?払い戻しじゃなくて?
そこで、返信として「私の切符は国際電車なので…」
I would like to have a refund for the ticket not vouchers please.
「バウチャーでなく払い戻しをお願いします」と、書いて送信しました。
10%増しでのバウチャー返金に応じることに
すると、次は2~3日で返信が。
The fastest and most convenient solution for refunding your ticket is via voucher.
「迅速で簡単な払い戻し方法はバウチャーなのです」とのこと。
で、もしバウチャーでの返金に応じるなら、金額を10%上乗せしてくれるとつけ加えてありました。
うーん、どうしよう…。
バウチャーは10年間有効と有効期限長いのだけど、今後のことはわからないからできれば払い戻しがいいんだけどな…。
おそらくÖBBも返金手続きが殺到していて大変なのでしょう。
払い戻しにすると、その手数料もÖBBが払うことになり、払い戻し切符が増えれば大変な出費になるのかもしれない…。
今回の感染症騒動は皆で助け合うべきだよな…。
…とかいろいろ考えた結果、日本人カッコつけることにして、バウチャー払い戻しに応じることにしました。
簡単に手続きが終わらないのがÖBBというキャラ!
「10%増しのバウチャー払い戻しに同意します」とメールを送信すると、2日後にバウチャーがPDFファイルの形で送られてきました。
添えられたメールには…
Due to technical reasons I issued two vouchers.
「手続き上の理由から2つのバウチャーに分けてあります」とありますが、受け取ったメールのどこを探しても、1つしかバウチャーが無い件!
キャンセルした切符代金分のバウチャーは来たけど、10%増し分のバウチャーが送られてきてないよ!
昨年のオーストリア旅行でもÖBBに振り回された経験アリの私は
もー。本当にスッキリ終わらないのがÖBBってお人だよ…。
と、ブツクサ言いながら「バウチャー1つしか来てないよ~」と、返信。
すると翌日に、ようやく2つ目のPDFファイルのバウチャーが届きました。
添えられたメールには
Please check your Spam inbox.
「送ったんだけどスパムメール扱いされちゃったのかな?」的なことも書いてありましたが、迷惑メールフォルダにも届いていませんでしたよ~。
ま、ともあれ、これで一件落着!
まとめ
そんなわけで、直前中止となったヨーロッパ旅行のキャンセル出費分の、オーストリア鉄道(ÖBB)切符代2万円はバウチャーという形で返ってきたという話でした。
国際電車だったので返金OKでしたが、カッコつけたかったのと、「もしかしたら来年、今年と同じ旅程でヨーロッパ行くかも」「もしかしたらいつかハルシュタットに行くかも」という気持ちで、10年有効のバウチャーにしました。
ですが、「オーストリアに今後行く予定はないかも」という方は、国際電車切符であればバウチャー発行を断り、返金対応にしてもらうことは可能なはずです。
その場合は、切符を購入したクレジットカードを通じて返金してもらう形になります。おそらくバウチャーよりは時間がかかるかなと。
今回の新型コロナ騒動で、私と同じようにオーストリア鉄道の切符予約が無駄になってしまった人もいらっしゃると思いますので、少しでも体験談として参考になれば幸いです。