祇園の花街で最も有名なのは花見小路でしょう。
祇園エリアには花見小路以外にもいくつかの花街がありますが、その中でかなり特徴的に感じるのが先斗町です。
先斗町はどこにあるの?
「先斗町(ぽんとちょう)」と言われますが、「町」という言葉から想像するようなエリアはなく、先斗町通という一本の通りを指しています。
四条河原町の四条大橋の北側、鴨川沿いから一本入った細い通りが先斗町通りです。
地図を見てもわかるようにかなり狭い路地のような通りで、飲食店が立ち並んでいます。
先斗町は千鳥マークがかわいい町!
先斗町に並んでいるお店は居酒屋のようなお店が多く、夜遅くまで営業して賑わっています。
どのお店にも、千鳥マークがついた提灯が下がっています。
先斗町は飲み屋が多いから、よっぱらいの「千鳥足」から取ったのかな?
この千鳥ちゃんのおかげで、酔っぱらいのオヤジの町ではなく、何となくかわいい雰囲気になっています。
先斗町はもっとオヤジっぽい町なのかと思っていましたが、女子好みのかわいらしい店構えが続きます。
ちょうど観光客が少ない時期だったのですが、先斗町は道幅が狭く、通常だったらかなり混雑するのではないかと感じます。
先斗町自体はガイドブックに掲載されるような有名スポットなのですが、狭い路地と提灯が、隠れ家みたいな雰囲気を出しています。
鴨川ビューを楽しめるお店もある!
先斗町の東側(大通りから入って右側)のお店は鴨川に面していて、鴨川の流れを楽しみながら食事ができるお店があります。
堤防の向こう側が鴨川です。
堤防のこちら側にも水の流れがありますが、夏季にはここに高床が設置されて飲食の席が設けられます。
納涼床といって、鴨川の夏の名物だそうです。
先斗町通の茶目っ気たっぷりの路地
先斗町通自体が幅の狭い道ですが、先斗町通から西側(大通りから入って左側)にはさらに狭い路地が延びています。
この路地には茶目っ気たっぷりの千鳥ちゃんがいることがあって…
ここは「通りぬけできまへん」。行き止まりになっている路地です。
こちらは通り抜けできる路地です。
京都は「一見さんお断り」など余所者を嫌うという側面もあり、確かに花見小路ではその空気を感じる一端もありました。
ですが先斗町には「酒を飲んで酔う権利は誰にでもある!」とでもいうような、どんな人にでも開かれた明るさ・あたたかさを感じました。
中島みゆきが「紅灯の海(=飲み屋街)はやさしい」と歌いますが、なるほどなあ~と感じる先斗町でした。
先斗町は女子旅でも歩いて楽しい!
鴨川近くの先斗町通を歩いた感想でした。
本当は先斗町通のどこかでお酒でも飲むのが一番の楽しみ方なのでしょうが、残念ながら私はお酒が飲めないので、雰囲気だけ楽しませてもらいました。
先斗町は思った以上にかわいらしい町なので、女子旅でも臆することなく足を踏み入れられますよ!