プラハ城内で非常に人気があるのが黄金小路と呼ばれるスポットです。
黄金小路とはプラハ城の一角にあるエリアで、プラハ城に仕えていた、身分がそれほど高くない人々が住んだ小さい家が集まり、風情のある小路を作っています。
カフカが住んでいた家や、牢獄跡があることでも知られています。
プラハ城観光で、私が一番楽しみにしていたのがこの黄金小路!
正門側からプラハ城に入ると、聖ヴィート大聖堂→旧王宮→聖イジー教会の順に歩き、最後に待っているのか黄金小路です。
黄金小路は大人気で混雑します!
黄金小路は、私もプラハ城で一番楽しみにしていましたが、やはり大人気でした。
有料入場なのに、プラハ城の他の無料エリアよりも人が多く感じました。
小さなカワイイお家が並んだおとぎの世界のような小道だもんね。人気があって当然ですよね。
カフカが小説を書いていたのは何番の家?
黄金小路に建ち並ぶ家には、番地のような番号が書いてあります。
カフカが小説を書くのに使った家は何番かと言うと…
22番のお家です。中に入ることができますが、中は改装されて、お土産屋さんになっています。
ちゃっかりカフカの本も販売しています。
黄金小路に並ぶ家の中には入れる!
黄金小路に建ち並ぶ家は、カフカの家だけでなく、ほとんどの家に入ることができます。
内部に、当時の暮らし方が再現されている家もあります。
プラハ城の門番などが住んでいた家があり、小さなベッドなどから、簡素な暮らしぶりが想像されます。
14番の家は不思議な雰囲気でしたが、有名な占い師が住んでいた家だそうです。
ここに住んでいた女性占い師は、第二次世界大戦中にナチスの犠牲になったという、痛ましい話がプラハ城の公式サイトに書いてありました。
内部が展示になっていない家のほとんどは、お土産屋さんです。こちらは有名なチェコのハーブコスメ店「MANUFAKUTURA」。
黄金小路はとても素敵なのですが…観光客向けのお土産屋さんになっている家が多かったのが、ちょっと残念だったかなあ。
なるべく昔のままで保存した方が、雰囲気が楽しめるんじゃないかなあ…と。
2階には武具を展示する博物館がある
黄金小路に並ぶ家の中に、次々に観光客が上って行く建物があります。
私も流れにまかせて上りました。
この建物の2階は、細長い通路になっていて、古い武具を展示する博物館のようになっていました。
世界史に疎い私はよくわからず、頭の中にハガレンの弟くんの姿が浮かんできただけでした(笑)。
順路の最後はダリボルカ牢獄
黄金小道を奥まで進み、突き当りにある階段を下ると、そのままダリボルカ牢獄前に出ます。
私はココに出た時点で「黄金小路から出た無料エリア」と思っていましたが、ココも黄金小路の一部で、チケットなしでは入れない場所だったようです。
せっかくなので、この牢獄跡にも入ってみました。
中には拷問に使われた器具などが展示されていましたが、工具に弱い私は、どうやって使うかもわからない…。
このダリボルカ牢獄跡は恐いと感じる人もいるようなので、苦手な人は注意してください。
私は暗い地下牢だったら恐かったかもしれませんが、牢獄内には外の光が差し込んで明るく、他の観光客もたくさんいたため大丈夫でした。
ダリボルカ近くには、プラハの町を見下ろすパノラマスポットがあります。
狭い牢獄の近くに、こんなに眺めがよい場所があり、プラハ城の光と闇を体感できるスポットです。
黄金小路は混雑しない時間を選ぶのがおすすめ
黄金小路はオフシーズンの3月でも、非常に人が多かったです。
夏の観光シーズンは、狭い道に、もっとたくさんの人がひしめくことが予想されます。
混雑を避けるなら、早朝にプラハ城へ行き、他の入場箇所より先に黄金小路を見学するのがおすすめです。
また夜間は家の中には入れませんが、黄金小路のエリア自体は無料開放されるそうなので、あえて夜の空いた時間帯に訪問するという手もありますね。