京都の人気観光スポットである東寺(教王護国寺)。
当ブログで東寺について書いた記事をまとめながら、東寺全体の見どころをガイドしていきます!
東寺ってどんなお寺なの?
東寺(教王護国寺)は、平安時代初期の796年に造営がはじまった非常に古い歴史を持つお寺です。
823年には「弘法大師」とも呼ばれる空海が東寺を賜ります。
空海は学校で習う日本史でも必ず名前を覚える、真言宗という密教を日本にもたらしたお坊さんです。
この後、東寺は空海によって造営を続けられたため、密教寺院となります。
東寺には「立体曼荼羅」や「両界曼荼羅」など、密教の世界を表した仏教美術が残っています。
また当時の別名である「教王護国寺」という名称には、密教の「教えによって国を護る」という考え方が現れています。
東寺はどこにあるの?
東寺は京都駅から徒歩15分~20分程度の場所にあり、アクセスしやすいです。
京都タワーとは反対側の、イオンモールがある南口側の方です。
京都駅にはコインロッカーがたくさんあり、私は京都を発つ日に、京都駅に荷物を預けて東寺に立ち寄りました。
東寺の見どころは?
東寺は敷地が広く、非常に見どころの多い寺院です。
有料見学となるエリアと、無料見学できるエリアに分けれています。
有料エリア
講堂・金堂・五重塔
東寺で有料見学となるエリアは、敷地の南東側に集まっています。
東寺の拝観券を購入すると、国宝仏像が立ち並ぶ立体曼荼羅が見学できる講堂、建物自体が国宝である金堂・五重塔の3つを見学できます。
講堂の帝釈天像は日本一のイケメン仏像として名高いですが、本当にカッコよかったです!
観智院
東寺の敷地の北端に、観智院という学問の場だった建物があります。
この観智院には、東寺のチケットとの共通券で入場できます。
公式サイトなどに値段は書いてありませんが、私が訪れた2020年3月は、東寺のチケット+200円だったと思います。
観智院は小さいですが、建物自体が国宝で、枯山水庭園も素敵なのでおすすめです!
無料エリア
東寺の敷地内は自由に歩けるエリアも広いです。
無料で見学できる食堂(じきどう)。
池を挟んでの見学ですが、校倉造の宝蔵も無料エリアにあります。
何気なく建っていますが平安時代に造られた重要文化財です。
宝蔵の周囲が水で囲まれているのは、収蔵されている宝物が火事で焼けるのを防ぐためだそうです。
池の向こうには五重塔が見えて美しいです。
また、無料エリアには、なんと国宝まであります。
国宝の大師堂(西院御影堂)です。
両界曼荼羅はどこで見れるの?
私は東寺で両界曼荼羅を見学するのを楽しみにしていたのですが、有料エリアを全て見学し終わっても両界曼荼羅に会えませんでした。
「非公開?」と思いましたが、両界曼荼羅は東寺の宝物館で見学できるそうです。
残念ながら宝物館は春と秋の期間限定公開で、私が訪れた3月前半には開いていませんでした。
東寺のトイレ情報
東寺のトイレは、観智院も含めると4つも確認できました!
全てのトイレが清潔で使いやすく、東寺観光ではトイレの心配は全く必要ありません。
東寺の近くのお食事スポットは?
東寺の近くには「Cafe POCHER」という小さなカフェがあり、ここでランチを取るつもりでした。
…が、かなり観光客が少ないシーズンだったのに、満席&待ち客アリで、入店できませんでした。
相当人気のあるカフェのようなので、もしこちらで食事をとりたい場合は、予約しておいた方がよいと思います。
まとめ
東寺に関する観光情報をまとめてみました。
見どころが多く、うっかり見逃してしまいそうな無料エリアにも国宝や重要文化財、素敵な風景が待っている東寺ですので、時間をとってたっぷり魅力を味わってください!