白川郷旅行では、「御宿 結の庄」というリゾートホテルに泊まりました。
思い出すたびに
また泊まりたい~!
という気持ちがわいてくる素敵なホテルでしたので、ガッツリご紹介します!
「御宿結の庄」ってどんなホテル?
「御宿結の庄」は、白川郷の合掌造り集落から2㎞ほど離れた場所にある、共立リゾートが運営する天然温泉つきのリゾートホテルです。
合掌造り集落からは少し離れていますが、白川郷バスターミナルと結ぶ無料のシャトルサービスがあり、交通公共機関を使った旅行でも利用できます。
白川郷の合掌集落内には、合掌造りの宿泊施設を含む民泊がたくさんありますが、お風呂・トイレが共用なことが多いです。
私は
トイレが部屋の外だと思うと眠れない…。
…という惰弱なタイプなので、個室の部屋にトイレを備えたホテルを選びました。
白川郷周辺の数少ない大型リゾートホテルということで宿泊しましたが、心に残るとっても素敵なホテルでした!
「御宿結の庄」は靴を脱いで上がるスタイル!
「結の庄」の特徴のひとつが、館内に入る時に靴を脱ぐスタイルということです。
到着して一番最初にすることは、靴を脱いで鍵付きの靴箱に入れること。
外国人観光客には斬新でしょうね。
館内は畳敷きでスリッパはありません。靴を脱いでそのまま上がります。
「スリッパがないと足元が寒いのでは?」と思いましたが、床暖房が入っているのか足元の冷えは全然感じませんでした。
室内アメニティとして足袋(たび)も準備されています。
「結の庄」で宿泊したお部屋の紹介
私が宿泊したのはデラックスツインと呼ばれるお部屋です。
居間部分と寝室が分かれていて、落ち着いて滞在できるお部屋でした。
しかし館内の温泉に入り浸っていたせいで、お部屋で過ごす時間は少なくてもったいなかった…。
出入口と部屋の間にもドアがあり、そのためか廊下の音はほとんど聞こえずリラックスできました。
洗面所は木のぬくもりが感じられて素敵!
室内のウォシュレットトイレ。シャワーとは別の個室になっています。
「結の庄」の大きな特徴のひとつが、日本のホテルでは珍しく室内にはバスタブがなく、シャワーボックスのみだということ。
お湯に浸かりたい場合は館内の温泉で!ということですね。
「結の庄」の備品・アメニティグッズ
「結の庄」のお部屋に備えてあった備品やアメニティグッズをご紹介します。
飲食系
鏡台の横に湯沸かしケトル。
もちろん冷蔵庫もあります。冷蔵庫の中には500mlのミネラルウォーターが宿泊する2人分用意されていました。無料で飲んでOKです。
「結の庄」のすぐ近くにコンビニはないので、ミネラルウォーターがあってありがたかったです。
湯沸かしケトルを使って室内で飲めるものがたくさんあって…
お茶セット。
お茶入れの中には地元の「白川茶」。緑茶です。
ドリップコーヒーのセット。使わなかったけどカップとソーサー、木のスプーンがレトロ喫茶みたいでカワイイ!
ソフトドリンクを飲むためのセットもあります。
戸棚には「今月のお部屋菓子」なんて嬉しいものまであり、「飛騨えごまげんこつ」と「飛騨の栗よせ」が人数分ありました。
部屋の中では食べませんでしたが、翌日の五箇山・白川郷歩きに持って行きました。休憩できるカフェがあまり開いてなかったので、お菓子があって助かった!
アメニティグッズ
洗面台の引き出しには、歯ブラシセット、コットン、綿棒、ヘアゴム、ヘアブラシがありました。
ヘアドライヤーはもちろんあります。温泉ばっかり行ってたので使わなかったけど。
シャワー室にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ。これも温泉ばっかり行ってたので使わなかった…。
あと、ハンドソープは洗面台横にあります。
また、新型感染症対策のため、洗顔や化粧水セットは室内や温泉内に設置されていなくて、使い切りパウチをフロントで頂きました。
メイク落とし、洗顔フォーム、化粧水、乳液が1回分ずつ入っています。
1泊だと、洗顔、化粧水、乳液は2回必要になるので、半分量使って残しておくか、少し追加で自分で持って行く必要がありますね。
衣類・タオル
玄関近くのタンスの引き出しには、館内着となる作務衣が入っています。
上下分かれたタイプで着心地がよく、色味も良い感じに落ち着いていました。この作務衣で館内を歩くことができます。
個人的に嬉しかったのはタンスの中に羽織りが入っていたこと。
私は寒がりなので羽織りものが用意されていると嬉しい!しかもめっちゃカワイイ!
館内は暖かく、羽織りを着るまでもなかったのですが、かわいかったので無駄に着て歩いちゃいました!
室内には館内の温泉へ行くための湯かごが用意されていて、かご自体がレトロでかわいくてテンションが上がります!
その他の備品
結の庄は山中にあるホテルということで、気温の高い時期は虫が出ることもあるらしいです。
きちんと「虫さんセット」なるものが用意されていました。
「結の庄」の温泉
「結の庄」の楽しみのひとつが、館内の天然温泉!
「ゆるりの湯」と名付けられています。
内湯、露天風呂、打たせ湯、座湯、サウナがありました(サウナは2021年3月は閉鎖)。
私が利用した時は宿泊客が少なく、完全に貸し切りで誰もいなかったので撮影した写真。手前が内湯で、ガラスの向こうが露天です。
とても気持ちの良い温泉で、入っているうちから肌がつるつるしていく感じがありました!
温泉内にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、メイク落としを兼ねた洗顔料などがありました。
ヘアケア用にシャンプーバーもあり、「いち髪」「ひまわり」など5種類ほどありました。
「結の庄」の貸切風呂
「結の庄」の温泉には、予約不要、追加料金不要の貸切風呂があります。
男湯、女湯の外にあり、「天雲の湯」「星雲の湯」と2つあります。
予約は不要で空いている時にはいつでも使えます。使用中の場合は「湯浴中」のランプがついています。
貸切風呂の脱衣場はこんな感じです。中に入ってカギをかけると「湯浴中」のランプがつきます。
こちらは青い陶器の浴槽がかわいらしい「星雲の湯」。
品のある檜風呂になっている「天雲の湯」。
どちらとも露天風呂になっていてリラックスできます。貸切で贅沢な気分!
貸切風呂の注意点としては、シャワーや水道などの洗い場がないことです。
髪や身体を洗えないため、貸切風呂だけでバスタイムを済ませるのは難しいです。
また大浴場とはつながっていないため、大浴場とハシゴ風呂するには、身体を拭いて服を着てから移動する必要があります。
それでも追加料金なしで楽しめるからじゅうぶん!と感じました。
「結の庄」のお食事
「結の庄」は山間部にぽつんとあるホテルで、車旅行でない場合は夕・朝食の二食付きプランがおすすめです。
夕食は17:30からと20:00から、どちらかをチェックイン時に選びます。チェックイン順に選ぶため、希望の時間が取れないこともあります。
朝食もチェックイン時の予約制で、一番早い時間だと7:30に予約できます。
お食事は半分個室のようなスペースでリラックスして食べられます。
で、「結の庄」のお食事はとっても美味しいんです!
こちらは夕食の一部。
こちらは朝食の一部。
お食事は美味しくて量も多く、いっぱい写真を撮ったので、別ページでもっと詳しくご紹介しています→「御宿結の庄」のお食事!夕食・朝食をたっぷりとご紹介
「結の庄」の無料の飲食サービス
「結の庄」は、夕食・朝食以外の無料の飲食サービスが充実しまくっています。
ウェルカムドリンク
まずは到着直後のウェルカムドリンク。フロント前にあり、チェックイン手続きの時にすすめられます。
日本酒、甘酒、ほうじ茶の中から選ぶことができて、紙コップ&セルフサービスのカジュアルな感じです。
フロント前にある、和の情緒たっぷりのテーブルで頂きます。
「美容によい」と言われる甘酒を頂きました。
湯上がり処のアイスキャンディーと飲み物
「結の庄」の温泉があるエリアには、休憩するための湯上り処があります。
ここにはセルフでコーヒーやお茶、紅茶などを淹れられるドリンクバーがあります。
紙コップに作ってフタをして、部屋に持ち帰ることもできます。
客室からはそう遠くないので、お風呂上りでなくても気軽に利用できます。
朝は飛騨牛乳と、飛騨牛乳を使ったコーヒー牛乳もありました。
私は普段あまり牛乳を飲まないのですが、温泉上がりの飛騨牛乳はとても美味しかったです!
またドリンクバーの横には、無料で食べられるアイスキャンディーもあります。
温泉に入った後にアイスキャンディーを食べる至福…!
夜鳴きそば
「結の庄」の名物のひとつが夜鳴きそばのサービス。
湯上り処に赤いのれんがかかったカウンターがあり、ここで夜の10時半頃から、夜食の醤油ラーメンが振舞われます。
なんと無料サービスです!
時間になったらカウンターへ行き、番号札を受け取ります。番号が呼ばれたらラーメンを取りに行きます。
夜10時過ぎてからのラーメンなんて罪悪感…。でも食べたいっ!
…と葛藤した末に、ラーメン頂くことにしました!
…頂いて正解でした!それほど量は多くないし、あっさりしていて胃もたれしません。夜食にピッタリ!
この夜鳴きそばが美味しくて満足してしまい、高山ラーメン食べなかったよ!
「結の庄」の無料の浴衣レンタルサービス
「結の庄」はお部屋に館内着やパジャマとして使える作務衣が備えてありますが、それに加えて、浴衣の無料レンタルがあります。
フロント近くにサイズごとに分かれておいてあり、柄が豊富!どれを選ぼうか迷ってしまうくらい!
帯は紺とエンジの2色から選べます。
私は紺色に薄いピンクの花柄が入った浴衣を選びました!帯はエンジで差し色に!
「結の庄」は枕も選べる!
「結の庄」の客室フロアには、好きなタイプの枕を選べる「枕処」というエリアがあります。
これだけたくさんの枕があると、お気に入りが見つかりそう!
普段使っている枕と似ているものを選んで、朝までぐっすりでした。もちろん枕カバーもあります。
枕処には、いろいろなサイズの館内着(作務衣)も置いてあり、部屋にもともと備えているものとサイズが合わない時は、気軽に交換ができます。
「休足時間」のサービスも!
食事後に通るスペースには、「足すっきりシート休足時間」が自由に取れるように置いてありました。
白川郷観光は結構歩くので、ありがたいサービスです!
温泉&休足時間で、翌日の観光歩きも足がめっちゃ元気でした!
「結の庄」のシャトルサービスについて
私はバスや鉄道を使った旅行だったため、行きも帰りも白川郷バスターミナルとホテルを結ぶ無料のシャトルサービスを利用しました。
シャトルサービスは「結の庄→白川郷バスターミナル」は午前中、「白川郷バスターミナル→結の庄」は午後に走っています(詳しい時刻表はこちら)。
行きも帰りもこちらのシャトルサービスを利用しましたが、シャトルサービスの便数が多く、不便は感じませんでした。
白川郷に午前中に到着した場合、午前便がホテルに帰るタイミングで、チェックイン前に荷物だけ預かってもらうことも可能です(事前に連絡しておくことが必要)。
ただしチェックアウト後に、午後便で荷物だけを持ってきてもらうサービスは行っていないとのことでした。
チェックアウト後は白川郷バスターミナルのコインロッカーを利用しました。
「御宿結の庄」まとめ
白川郷のホテル「御宿結の庄」に宿泊した感想でした!
温泉も食事も部屋の雰囲気も素晴らしく、本当にまた泊まりたいです~!
カジュアルな雰囲気ながらも素敵なサービス満載ですが、かなり観光客が少ない時期に利用したため、普段の半額くらいの価格(一人一万円ちょっと…)で宿泊し、申し訳ない気分になったくらいのコスパでした。
私はちょうどJTBが岐阜県のホテルの割引クーポンを配布していた時期だったので、JTBの国内宿泊サイトでオンライン予約しました。
「結の庄」はいろいろな旅行・ホテルのサイトから予約でき、価格やプランが少しずつ違うので、比べて選んでみてください。
「結の庄」のお食事についての詳しいレビュー記事はこちら→「御宿結の庄」のお食事!夕食・朝食をたっぷりとご紹介