草津旅行へは、東京から草津への直行高速バス「上州ゆめぐり号」を利用しました。
上州ゆめぐり号の乗車体験をくわしくレポします!
上州ゆめぐり号は東京のどこから乗れる?
上州ゆめぐり号は、東京から伊香保温泉を経由して草津温泉へ向かう高速バスです。
東京での乗り場は、新宿(新宿バスタ)と練馬(区役所前)の2つです。
私は練馬から乗車しました。上州ゆめぐり号の練馬乗り場について詳しい記事はこちら!
草津からの帰りは中野坂上でも降車できます。ただ、行きに中野坂上から乗車はできないようです。
上州ゆめぐり号の座席について
上州ゆめぐり号の座席は4列シート。真ん中に通路があり、2列ずつくっついた作りです。
温泉街へ行くバスらしく、和柄で落ち着いた茶系の座席です。
木の床になっているのも温泉気分が出ますし、何よりリラックスできて良いです。
座席は広くはない…ですね。
草津までの道のりは約4時間。小柄な女性であればそこまで苦でないと思いますが、大きめの女性や、男性にはちょっと狭く感じるかもしれません。
隣に知らない人が座ると、体が当たらないように気をつかいそうです。
上州ゆめぐり号に乗る時は、隣に同行者が座れるように偶数人数がおすすめです。
前後座席との距離もあまりなく、リクライニングを大きく倒すのは難しい感じでした。
座席の前部分には、荷物掛けフック、ドリンクホルダー、ポケットがあります。
ポケットは小さいので、荷物掛けフックに小型のバックを下げて、必要最小限のものを入れておくのが便利かなと思いました。
上州ゆめぐり号の車内設備
トイレ
上州ゆめぐり号の車内設備ですが、まず大事なこと!トイレがあります!
車内の一番後ろにトイレがあります。
高速を降りた後はカーブの多い道が続きバスは結構揺れるので、トイレに行くのにも気をつかいそうでしたが、それでもトイレがあるのは安心です!
トイレが使用中の時は、車内前方のトイレランプが点いています。
USB充電
上州ゆめぐり号の座席には、コンセントはありませんがUSB充電があります。
ひじ掛けの下にあり、スマートフォンの充電に便利でした。
座席に注意書きがあり、USBメモリ・USBハブ・パソコンは接続してはいけないとのことです。
USBポートはひじ掛けの下にあり、緑色のランプが目印です。
フリーWiFi
上州ゆめぐり号ではフリーWiFiが使えます。
使い放題ではなく、1回30分を5回まで使える…実質2時間半程度使えるということでした。
使ってみようと思ったのですが、個人情報の登録が必要で、面倒だったので使いませんでした。
荷物置き場
上州ゆめぐり号の座席上部には、荷物を置くためのの網棚があります。
バックパックや大きなコートを置いている人が多かったです。
スーツケースは網棚には収まりきらないので、乗車前にバスの下部にあるトランクに入れます。
上州ゆめぐり号内で飲食はできる?
上州ゆめぐり号の車内には、飲酒は禁止、飲食はお控えくださいというポスターが貼ってあります。
「飲食はお控えください」がどれほどの意味なのか…ですが、4時間のバス旅ですので、飲食をまったくしないのは厳しいです。
座席にドリンクホルダーがあることからも、アルコール類さえ入らなければ飲食自体は禁止ではないことが伺えます。
周囲の乗客さんも、おにぎりやパンなどの軽食は口にしていました。
新型感染症の懸念もあり、大声でしゃべりながらの長時間の本格的な飲食は遠慮すべき…という空気感でした。
座席にはテーブルがないため、本格的な食事は難しいというのもあります。
上州ゆめぐり号内で食事する予定の方は、ワンハンドで食べられるタイプの軽食がおすすめです。
上州ゆめぐり号の混雑状況について
私が上州ゆめぐり号に乗車した時の、車内の混雑状況を書いておきます。
行きは1月の平日、東京を午前10時発の便で、満席でした。
若い乗客が多く、車内はウキウキした雰囲気で、うるさいというほどはなかったけど静かではなかった…かな。
上里SAを過ぎたあたりからは眠る人が増えて静かになりましたが。
帰りは1月の土曜日、草津を午後3時発の便。
こちらは2台での運行となり、そのおかげか車内座席は6割程度の埋まり具合でした。
帰りの便はまったりした雰囲気で静かでした。
上里Aで休憩を取った後に、運転手さんが「乗客はこの後乗ってこないので、すいている前方座席に移動してもいいですよ」と車内に呼びかけたこともあり、かなりゆったりと座れました。
要するに…予約が多い便は運行台数が増やされるため、車内が混むか混まないかは運だな…と思いました。
帰りの方が総乗客数は多かったのでしょうが、2台で運行したために車内がすいていたわけですからね。
逆に行きの便は、ギリギリ1台で運行できる乗客数だったため、車内が混雑していたのでしょう。
平日の便の方が総乗客数は少ないのでしょうが、土日は複数台運行することもあり、車内混雑については何とも予想できない…という感じです。
上州ゆめぐり号は交通状況によっては遅れることも
さて、上州ゆめぐり号…というか高速バスの一番のネックは、交通渋滞による遅延があることです。
東京から草津には高速バス以外に鉄道で行く方法があります。
直行の高速バスが安い&楽なのですが、鉄道はバスより遅延が少ないというメリットがあります。
実際に上州ゆめぐり号に乗車した方の体験記を読むと、20~30分程度の遅れが生じることはあるようです。
私が乗車した上州ゆめぐり号は、幸いに行きも帰りも遅延はほとんどありませんでした。
行きは新宿~練馬間で10分の遅れが生じていましたが、上里PAに到着するころにはほとんど遅れを取り戻していました。
上州ゆめぐり号の草津への道のり
実際に乗車した上州ゆめぐり号が草津に到着するまでの流れをレポします!
私は上州ゆめぐり号に練馬区役所前の高速バス乗り場から乗車しました。練馬区役所前のバス乗り場について詳しい情報はこちら。
練馬乗り場へやってきた上州ゆめぐり号。10分遅れでやってきました。
車体横には大きく「草津温泉」の文字が。
乗車時に、オンライン予約後にメールで送られてきたQRコードをスマホ画面に出し、運転席横で読み取ります。
乗車前にスマホの画面にQRコードを出しておくと乗車がスムーズです。
練馬からは10人弱が乗車し、車内はほぼ満席になりました。
しばらく一般道を走った後に、高速に入ります。
練馬から乗車すると、1時間程度で休憩になります。新宿からの乗車だと1時間半くらいです。
上里サービスエリアの下りで休憩です。
上里SAはトイレの数が多く、行列はありませんでした。
ゴミ箱や自販機もあります。上州ゆめぐり号車内にゴミ箱はないので、ゴミがあったらここで捨てましょう。
建物内はフードコートのようになっています。建物の外にはスターバックスもあります。
私は「プリンスフルーニ」というパン屋さんで、昼食用の総菜パンと、人気の富良野メロンパンを買いました。
休憩時間は20分。
トイレに行って、パンとコーヒーを購入するとあっという間でした。
スタバは結構並んでいたので、スタバに行きたい場合はバスをすみやかに降りて向かった方がよさそうでした。
上里SAの後はしばらく高速を走ります。
高速を降りるとカーブ道が続くので、食事をとるならSAを出た後にすぐ食べた方がバス酔いしなくてすみそうです。
上里SAから1時間後くらいに、伊香保温泉に着きます。バスの左手に有名な石段が見えます。
伊香保温泉で降りたのは数組だけでした。
伊香保から草津までは1時間程度ですが、左手にずっと水場が見えるなあと思ったら八ッ場ダムでした。
伊香保温泉から1時間半ほどで、草津温泉バスターミナルに到着です。
練馬を出るときには10分の遅れが生じていたのですが、どこかで取り戻したらしく、草津には到着したのは定刻通りでした。
バスは2階に到着します。
草津温泉バスターミナルの2階はこんな感じ。ゴミ箱やトイレがあります。
女性トイレはあまり大きくなく、個室が2~3程度しかありませんでしたが、1階にもトイレがありました。
温泉街に向かうには1階に階段で降ります(エレベーターやエスカレーターは見当たらなかった)。
建物を出て、正面の道をまっすぐ上って行けば湯畑が見えてきます。
車内がめっちゃ乾燥した
上州ゆめぐり号は新型感染症対策もあってか、車内の換気が非常に良いです。
ですが換気が良すぎるためか、やや車内が冷える感じがあり乾燥します。
私は手がかなり乾燥して、せっかく温泉に入ったのに指先がガサガサになってしまいました。
お肌が乾燥しがちの方は、ハンドクリームやフェイスミストを車内に持ち込んで、こまめに保湿することをおすすめします。
上州ゆめぐり号の基本情報
上州湯めぐり号で草津へ行く基本情報をまとめておきます!
東京~草津の所要時間 | 約4時間 |
片道運賃 | 2910~3800円 ※早売や時期によって変動 |
東京での乗り場 | 新宿、練馬 |
休憩 | 上里SAで20分 |
座席 | 4列シート |
車内設備 | トイレ、USB充電、フリーWiFi |
飲食 | 可だが控えめに。飲酒は不可 |
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