私はビールとソーセージという、ドイツ系の料理が苦手です。
人生で初めて行った海外旅行がドイツだったのですが、食事が合わず、何とドイツで日本料理店に入って天丼を食べた思い出があります…。
チェコ旅行に出かけた時、「チェコ料理は、ドイツ料理と近そうだな~」と思い、グルメ方面は全っ然期待していませんでした。
しかし、チェコのレストランで食べたお料理は、予想をはるかに超えて美味しかったです!!!
私の感動の記憶と共に、チェコ旅行に行く方におすすめしたいチェコ料理をご紹介します!
グラーシュ
まず、チェコ料理の王道とも言えるのがグラーシュ(Guláš)です。
ハンガリーから入ってきた料理で、ビーフシチューに似たスープです。
じっくり煮込んだ野菜エキスが体にじんわりと染みこんでくる、特に冬場の旅行におすすめしたいお料理です。
スヴィーチコヴァ
スヴィーチコヴァ(svíčková)は、牛肉をローストしたものに、サワー系のソースをかけたチェコの伝統料理です。
クランベリーソースが添えてあることもあり、オシャレな味です。
私がチェコ料理で一番気に入ったのは、このスヴィーチコヴァです!
シュニッツェル
シュニッツェル(Schnitzerl)は仔牛または豚肉のカツレツで、カリっとした揚げ物料理です。
ウィーン発祥の料理ですが、チェコでもよく食べられます。
特にオーストリアとの国境近くの町では、名物料理となっていて、チェスキー・クルムロフのレストランではお店の看板料理としておすすめされました。
クネドリーキ
クネドリーキ(Knedlíky)は単独でオーダーすることはほとんどない、料理に添えられる白いパンです。
焼かずに「ゆでて」作っているパンだそうで、もちもちした食感が独特で、今まで食べたことのどのパンとも違いました。
このクネドリーキこそがチェコ料理のアイデンティティで、「どんな料理もクネドリーキを添えたらチェコ料理になってしまう」なんて言われることもあります。
私は非常に美味しくて、モリモリ食べてしまいました…が、プラハの道端で会話した日本語堪能なチェコ人によると「あの白パンは長期的に食べると太りますよ」とのことでした。
そうですね、パンだもんね。炭水化物だもんね。でも、美味しいんだ…。
鯉料理
海岸線のない国チェコでは、どうしても魚を食べる機会が少なくなります。
そこで歴代のチェコの為政者が取り組んだのが、養鯉池を作って、食用の鯉を養殖することでした。
その歴史を反映してか、チェコではおいしい鯉料理が食べられます。
鯉料理が自慢のレストランは、レストランの入り口に鯉がいます。日本のカニ道楽と似ていますね。
私は淡水魚料理は苦手なのですが、鯉料理で名高いトジェボンという町で食べた鯉スープは非常に美味しかったです!
チェコ語で鯉はkaprです。英語のカープに似ていますね。
鴨・アヒル料理
チェコでは鴨料理も名物です。
ローストビーフならぬローストダックがよくレストランメニューにあり、お店のオリジナルソースで頂きます。
私はベリー系ソースで頂きましたが、日本ではなかなか味わえないような、不思議な美味しさでした。
鴨はチェコ語でKachnaです。
忘れちゃいけないチェコビール
さて、いろいろチェコ料理をおすすめしましたが、忘れてはならないのがチェコのビール。
チェコの国民一人当たりのビール消費量は、何と世界一だそうです!
何でそんなにチェコ人はビールを飲むのかというと「美味しくて安いから」です。
まず、本当にチェコビールは美味しいです。
私はビールあまり好きではないのですが、チェスケー・ブディェヨヴィツェというビール自慢の町で飲んだ生ビールは、人生で初めて美味しいと感じたビールでした。
また、冗談抜きで、レストランで飲むチェコのビールは水より安いです。
レストランでグラス1杯のビールが、30~40czk(150~200円)程度で飲めてしまいます。ミネラルウォーターより安いです。
ビール苦手な私でさえ美味しく感じるチェコのビール、ぜひ現地で味わってみてください。
チェコ料理は予想以上に美味しかった!
チェコ旅行中に実際に食べた料理の中から、伝統的なチェコ料理をご紹介しました。
チェコ料理は期待以上に美味しく、嬉しい誤算でした。
これからチェコ旅行に行く方、ぜひチェコの名物料理を試して、グルメ旅も楽しんでください!