あこがれの飛鳥!
サイクリングで日帰り観光なので、ドンヨクに名所を見て回ります!
飛鳥駅を出発して、まずは、飛鳥中心部の中では飛鳥駅に近い場所にある亀石を目指しました。
亀石は少しわかりづらい場所にあったので、行き方を解説します。
亀石は飛鳥駅から徒歩圏内にある
亀石は飛鳥駅から1.6㎞程度の場所にあります。
歩いて20~25分くらいで、じゅうぶん徒歩圏内です。
このくらいの距離なら自転車で行けば5分くらいで行けそうなのですが…行き方がわかりづらく、少し迷ったため、自転車で10分以上はかかりました。
飛鳥駅→亀石は地図上の最短距離が取れない
さて、亀石への行き方が少しわかりづらいのは、地図上で見た最短に見えるアクセス方法と、飛鳥の観光地図が案内しているアクセス方法が違うせいかな?と思います。
地図上で見ると、下のような行き方が最短距離に見えるのですが…
飛鳥の観光地図や案内板は、このアクセス方法をおすすめしていないのです。
なぜかというと、おそらく横断歩道がないから。
自転車は左側通行なのでココで右に渡りたいのですが、横断歩道はなく、歩道と車道を分ける手すりがあったり、歩道と車道に段差があったりで、自転車でココを渡るのは困難です。
駅からは地下道か亀石前交差点経由で行ける!
では、どうやって亀石に行けばいいかというと…
亀石が近くなったら、亀石とは反対側になる左側の小さな道に入ります。
すると「亀石・橘寺方面は、地下道を通ってください」の表示があります。
で、この地下道をくぐると、先程の横断歩道のない道を横断できるのです。
地下道から出て、すぐ見えるお地蔵様を左手に見ながら、「え?ここでいいの?」みたいな田んぼ道をそのまままっすぐ進みます。
自販機やベンチがある無人販売所を通り過ぎると、「え!何か普通に民家に紛れて亀石くんがいるよ!」という感じで登場します。
まあ、何が何でも地下道を通らなくても、そのまままっすぐ亀石前交差点まで行き、そこで横断歩道を渡って、少し戻る形で最初の田んぼ道を曲がる…という行き方もできます。
信号待ちの時間が少しかかりますが、こちらの方がむしろわかりやすいかもしれません。
こちらは亀石前交差点。セブンイレブンがあります。亀石前交差点とありますが、亀石交差点に亀石は面していません。
亀石交差点に出たら、南下して田んぼ道に入りましょう。表示板もあります。
亀石はめっちゃカワイイ!
さて…亀石は…めっちゃ可愛かったです!!!
飛鳥の石造物の多くは、柵もなくナデナデすることもできます。こんなに大らかな観光名所は日本では珍しいように思います。
リアルな亀は結構コワイ顔していますが、この亀さんは首をほとんどひっこめて、まるで眠っているみたいな穏やかな表情をしています。
ちょこんとした手もすっごいカワイイ!
本当に普通に民家の真ん中にあるのですが…ん…?何だかあちらの木からこちらをウォッチしている目が…
猫ちゃんがこっちをガン見しているよ!
猫っ!!!
…すんません、私、猫好きで…。途中から猫にばっかり気をとられていました。ぶっちゃけ、この猫ちゃん、亀石の上に乗ったことあるだろうな…。本当に大らかな観光地。
亀石の謎と伝説
亀石の近くには案内板があり、亀石が「いつ何の目的で作られたのか明らかでない」とありました。
亀は昔から幸せを招くと言われる動物ですし、政治・宗教的な目的もあるかもしれませんが、どうなんでしょうね。
もともと亀に似た感じの大きな石がココにあり、人の手を加えてもっと亀に見えるようにした…あまり深い意味はない、のほほんとした亀さんにも見えました。
飛鳥には他にも石造物が点在していますし、少なくとも石の文化が存在していたのでしょうけどね。
ちなみに案内板には亀石伝説についても書かれていました。
昔この地は湖で、川原(亀石がある場所)と当麻(湖の向こう側の地)で湖の所有権を争い、当麻が勝った。当麻の人々が湖の水をたくさん使ったせいで湖にいた亀たちが死んでしまい、川原の人々が亀を供養するために亀石を作った。亀石が向きを変えて西方にある当麻をにらみつけた時、奈良盆地は泥海になってしまう…。
…と、こんな感じのことが書かれていました。あら、可愛らしい見た目なのにコワい伝説…。
個人的にはこんなに平和な表情をしている亀さんなので、なごませキャラでいて欲しい~なんて思います。
まとめ
「飛鳥のシンボル、アイドル的存在(?)でもある亀石は見つけにくいので、気をつけてね~!」…という記事でした。
私は亀石を探すのに少し時間を費やしてしまいました。ぜひスンナリと亀石さんとご対面してください!
亀石の回りには柵もなく、見物料も不要で、朝でも夜でもいつでも好きな時に亀石に会いにいけます。
とはいえ、民家の真ん中にあるので、あまり遅い時間に行って話し声などは立てないようにした方がいいかもしれません。